エンジンが冷えているときの始動時にハンチング(エンジン回転が上がったり下がったり)するようになっていました。
気になるので、思い切ってブレーキのブースター、ついでにマスターシリンダーを交換しました。
※ジャッキアップしたら必ず馬をかけます。
ボンネットを開けて覗くとブレーキのマスターシリンダーがあり、その奥にブースターがあります。
マスターシリンダーの中のブレーキフルードをスポイトなどで抜いておきます。
ブレーキの配管を11ミリのフレアナットレンチで緩めて外します。
マスターシリンダーを外します。17ミリのナット2個で止まっています。
マスターシリンダーを排気の熱から守る遮熱板も取れます。
ブレーキフルードが塗装面に付かないようにします。塗装面を痛めます。
もし、付着した時は、水で洗い流します。
マスターシリンダーが取外せました。
ブレードプラグ(エア抜きのプラグ)を付け替えておきます。
続いて、ブレーキブースターを取外します。
イグニッションコイルが取り外しの邪魔になりますので、+ネジ2本を緩めて横へずらしておきます。
運転席の足元のカバーを取外します。
もぐって覗いてみます。ブレーキペダルとブースターをつないでいるクリップを抜きます。
ブースターは14ミリのナット4本で止まっています。緩めて取外します。
長いエクステンションがあると便利ですね。ブースターが取外せました。
新旧の比較です。(同じものですネ)
元通りに組み込んでいきます。
古いブースターより車体に取り付ける側にゴムパッキンがついています。
今回は、部品を発注していませんので再使用します。念の為に、ブラックシールを塗り付けておきました。
マスターシリンダーにブレーキフルードをいれて後をドライバーなどで押して、エア抜きを行います。
マスターを取り付けて、マスターのエア抜きをします。
これで、ほとんどエアが抜けますが、念のために、ブレーキキャリパー側よりもエア抜きをしておきます。
ブレーキパッドも交換します。
取り付ける時にパッドの裏と動く部分にラバーグリース(今回はワコーのものを使用)を薄く塗っておきます。
リアキャリパーのピストンの動きが1箇所鈍いようです。
オーバーホールと思ったのですが、部品が違ってできませんでした。
飛び出させて、シリコングリスを塗って戻しました。
メンテナンスをしてみて
冷間時のハンチングがなくなりました。ブレーキのフィーリングが向上しました。
マスターシリンダー・パッド色々いっぺんにいじくったのでどれがフィーリングの向上に役立ったかはわかりません。
交換部品など
ブレーキブースター
ブレーキマスターシリンダー
ブレーキパッド前
ブレーキパッド後
後ブレーキピン
ブレーキフルード
ブレーキグリース