ビートルズ なぜなんだー

 ビートルズ なぜなんだーーー!!

 大好きなビートルズですが、少しばかり不満というか、「どーしてこうしてくれなかったんだーー。」ということがいくつかあります。

その1 
どーして「All things must pass」を完成させてくれなかったんだ。

 ジョージの名曲、「All things must pass」。これはソロ作品ですが、ゲットバックセッションで39回演奏されています。「I've got a feeling」や「Don't let me down」などポールやジョンの曲をセッションする合間に、ジョージが、何だか申し訳なさそうに「サンラーイズ ダズンラアース オーモーニーン・・・・」と、一人でギターを弾いて、あのか細い声で遠慮がちに歌い出し、それにドラムやポールのコーラスが入って曲が形になっていくという流れが、一ヶ月のセッションの随所にあります。これが完成して、あのアルバム「レット・イット・ビー」に入っていたら、と思うと・・・・。「The long & winding road 、across the universe 、Let it be、そしてAll things must passですよ。どうです、このラインナップ。スゲーと思いません?「ネイキッド」が出ると聞いたとき、「もしや」、と期待したんですが残念ながら入っていませんでした。

 もちろん、ジョージにとってはソロとして飛躍する大きなきっかけになった曲で、結果的にソロで発表してよかったかもしれませんが、私としてはアルバム「レットイットビー」に入っている「All things must pass」を聴きたかったなあ。


その2 どーして、「愛なき世界」をくれちまったんだあー。

 レノン・マッカートニー作品「愛なき世界」。ピーター&ゴードンにあげちゃいました。この曲、いいんですよー。オリジナルはもちろんなんですが、昔、リボルバーというバンドがカバーしたのがあって、これが、もしビートルズがレコーディングしていたらこんな風になっただろうというコンセプトで作られていて、これがとにかくいい。どーして人にあげちゃったのー、もったいないよー。ポールのボーカル、ジョンのコーラス、ジョージのギター、リンゴのドラム、マーティンのアレンジで聴かせてくれよー。どっかにポールが歌った「愛なき世界」、デモ盤でも残ってないかなー。


最近,発見されました。「愛なき世界」ポールのデモバージョン。ほんのワンフレーズくらいで,音もよくないですが,ポールが歌ってます。


その3 
ABBEY ROADの次のアルバム

制作順では最後のアルバムとなるABBEY ROAD。それを作ってビートルズは解散し、ソロ活動に入るわけですが、なぜ、もうちょっと解散を遅らせて、もう1枚、アルバムを作ってくれなかったんだ〜。だって、考えてみて下さいよ。それぞれのソロ1枚目。あれに入ってる曲がビートルズとして発表されていたかもしれないんですよ?例えば、ジョン。LOVEやMOTHERにポールのベースラインやハモり、ジョージのギターが入るんですよ。ポールのAnother dayやMaybe I'm amazed、JUNKをG.マーティンのプロデュースで、ジョンのコーラスやリンゴのドラムで聴けたんですよ。ジョージは先ほど書いたALL things must passとか、What is lifeですよ。リンゴはセンチメンタルジャーニーとか、慕情とか、ビートルズにとっては、久々のカバー曲。カバーをオリジナル以上にしてしまうのは、ビートルズの得意技ですから。いや〜、ABBEY ROADの次のアルバム、聴きたかったな〜。ま、自分でそれらの曲を編集して1枚にまとめて、架空のラストアルバム、作って聴いてますけどね。