水都大阪2009 8/22〜10/12開催
私たちの大阪は、古来、東は大和、京の都と結ばれ、西は瀬戸内を経由し、全国の湊と、さらには、大陸の各都市と結ばれていた。
難波津の時代、「天下の台所」と呼ばれた江戸時代、そして「東洋のマンチェスター」と称された近代、常に大阪の発展を支えたのは、海と川でありました。
水面には、無数の船が浮かび、浜には蔵が立ち並び、道頓堀の芝居小屋や中之島の納涼に、川辺は常に賑わいの場でありました。縦横に開削された堀川には「八百八橋」が架けられ、産業文化のインフラと都市景観を兼ね備えた大阪の無数の河川は、まさに「水の都」の名に恥じぬ世界に誇るべき都市遺産であります。
大阪を元気な町にしようと、平成14年より、大阪の都市再生事業として水都再生の事業が進められてきましたが、今年は、中之島の周辺整備がほぼ完成し、また淀川の河川改良工事により現在の水系が出来上がって、ちょうど100年になります。
そこで、この年を記念し「水の都・大阪」の発展を期して、「水都大阪2009」のイべントを、大阪府・大阪市・経済界の共同事業として、本年8月22日より10月12日までの52日間にわたり、中之島公園や八軒家浜を中心に大阪の川の回廊を会場に盛大に挙行することになっています。
美しい「水の都」として大阪が復興することを願い、市民協働のプロジェクトとして成功することが期待されています。
水都大阪2009の主会場となるのは、川に囲まれた中之島。
歴史都市としての魅力を伝えるこの界隈に、ロケーションを
存分に活かしたプログラムが盛りだくさん用意され、52日
の期間中、さながら「夢と光の島」へと変貌します。
かって、京都から淀川を下る船の発着場として、人が集うにぎやかな場所であった
八軒家浜。こちらの会場では、テクノロジーを駆使した映像と水と光の幻想的な
ショーや、かつてのにぎわいを表現するような、水辺の魅力を体験できる朝市など
が開催されます。
◆◆朝市・リバーマーケット◆◆
季節の野菜や果物、地元や全国の特産品を乗せた船が、福島港、八軒家浜船着場へやってくる
朝市を開催。八軒家浜ではカフェやマーケットも出店し、船着場が憩いとにぎわいの空間に。
川を舞台にした大阪の魅力である「食」をテーマとしたプログラムを展開します。
〇 水辺体験〇
朝市:会期中の毎土曜午前中
リバーマーケット:8月22日〜31日/9月19日〜23日/10/9日〜12日