地域の安全回復めざせ

                      −交番の増設  府内各地から強く要望−

 

  自民党大阪府議団では、交番の増設を改めて求める。府における、人口当たりの犯罪発生率が全国最多で、府内各地から要望が出ていることから、これを強く主張する。

 

●全国最多の犯罪発生率
  諸外国と比べ、日本の治安が良好な理由の一つとして、全国津々浦々に交番が設置されているということが言われている。交番は地域の安全を守る機能として、最も身近な警察であり、住民に与える安心感は計り知れない。

 しかし、府内の犯罪発生は以前として高水準で推移し、人口当たりの犯罪発生率は全国最多だ。現在、府警では、登録者に発生後間もない事件の情報をメールで無料配信する「安まちメール」を通じて注意を促しているが、安心して街中を歩けるという状況ではない。治安への信頼が揺らぐ中で、このままでは警察の信頼も落ちるのではないだろうか。

 

●必要に応じて設置

 府警本部長は「各地域における環境や治安情勢の変化を把握した上、犯罪や交通事故の発生状況、人口、世帯数や地域の面積、隣接する交番との距離などを総合的に検討し、必要性について判断する」という一方で、増設が困難な地域については交番勤務員やパトカーによるパトロールを強化する、としている。

 

●犯罪の芽 摘み取りを

  警察官が絶えず街の動向に目を配り、犯罪の芽を事前に摘み取ることが地域の安全回復の基本だ。府内各地から交番設備の要望が継続的にされているということは、地域の安全が脅かされている何よりの証しであると考える。府民の切実な思いを真摯(しんし)に受け止め、ぜひ交番を増設するよう強く主張する。  低公害車・低排出ガス車の導入促進に努めるなど、最大限の努力を続けていくとしている。府議団ではそれらが実現されるよう厳しく監視していく考えだ。

 

BACK.JPG - 1,468BYTES