体感治安の向上にむけ

 −安全・安心な街づくり悪質な行為に取り締まり強化を−
 

                                                  

  自民党府議団はかねてより府民の体感治安の向上を目指し、御堂筋の違法駐車一掃やミナミなど繁華街での悪質な風俗案内所の取り締まり強化などを訴え、具体的な対策を提案している。

  ●  違法駐車一掃

  それに基づき府警では、違法駐車を一掃するため、平成18年6月から大阪市内で「放置車両確認事務の民間委託」を実施し、府内全域へ計画的に拡大していく。確認事務を行う駐車監視員の育成についても、委託法人で一定期間、研修を義務づけることになった。また具体的な現場活動を定めた「駐車監視員活動ガイドライン」を策定、公表する。これにより、警察職員が空き交番や交通事故対策の強化施策要員として再配置されることになった。

  ●  悪質な風俗案内所の取り締まり

  次にキタやミナミで風俗案内所が青少年に悪影響を及ぼし、街の雰囲気を乱している問題については9月定例府議会で、事業者に届出義務を課すとともに、外部から見通せるところに過激な表示を禁止するなどの条例を新たに制定した。また客引き等の規制強化を内容とする改正条例も可決した。

  ●  悪質な街宣車の取り締まり

  街頭宣伝車からの大音響の音楽や罵声を浴びせる行為は、府警など暴騒音規制条例などで取り締まっているが、現行条例では対応できない悪質なケースが増加している。府議団ではこのような違反行為に対しても抑止効果のある条例に改正するよう主張。府警は現在、現行条例の問題点を検証し、改正作業を進めている。また、居住地域の飲食店周辺での騒音についても厳しい対策を要請しており、府警では「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」など効果的な運用により平穏な生活環境が確保されるよう取り締まっていくとしている。

  ●  犯罪被害者支援

  だれもが凶悪化した犯罪の被害者になる可能性があり、被害者の視点に立った支援施策が必要だ。府は平成9年度に「被害者支援会議」を設置。講演会や研修会を行い、社会的機運の醸成に取り組んでいる。また府警では同年に「被害者対策推進要綱」を制定し、被害者の手引きの作成・配布・被害者連絡制度の実施・被害者相談電話・窓口の設置など数々の施策を推進している。国でも「犯罪被害者等基本法」に基づく「犯罪被害者等基本計画」を今年の12月に策定する予定だ。

  自民党府議団では府民の体感治安の向上、安全・安心な生活基盤を実現するため、これら施策の推進を府・府警など関係機関に要請していく考えだ。

 

 

 

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