アクセル「邪魔をするぞ」
リヒテル「…お前は…ロンド・ベル隊の?」
ライザ「何をしに来たのです?」
アクセル「竜崎一矢と、あんたの妹から頼まれた。
思い詰めてしまう性格だから、俺に話してほしいことがある、とな」
リヒテル「エリカが? 余が忘れてしまったのかもしれぬが、
お前と面識など…」
アクセル「俺も顔を合わせるのは初めてだ。だが…
よく知っている」
リヒテル「…説明せい。どういうことだ?」
アクセル「俺は、元シャドウミラー隊、特別処理班隊長だった男だ」
ライザ「シャドウミラー…!?」
リヒテル「…なんと…!?」
アクセル「そして、小バームに入り込んだスパイに、リオン大元帥暗殺の
指令を出したのも俺だ」
ライザ「それは本当か!? お前が…!」
リヒテル「待てい、ライザッ! …真実なのだな…?」
アクセル「ロンド・ベル隊に誓って」
リヒテル「竜崎一矢、そしてロンド・ベル隊の者たちはそのことを…」
アクセル「知っている。俺はシャドウミラーを裏切った。…その上で、
彼らは俺を仲間の一人として受け入れてくれている。
今はロンド・ベルで戦っているが、この戦争が終われば、
俺もあんたと同じ悩みを持つのかもしれん」
リヒテル「余にも…ともに戦えというのか」
アクセル「シャドウミラーもベガ星連合軍もまだ健在だ。
それを倒した上で、完全な和平を実現するには…
あんたの力がなくてはならない…そのことを
伝えに来ただけだ」
リヒテル「……」
(感想) アクセルとリヒテルの境遇を重ね合わせた所が「A」は上手いですよね。 「ロンド・ベル隊に誓って」の台詞に泣かされます。 |