武蔵村山市役所からの道
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武蔵村山市役所 写真の武蔵村山市役所から出発します。遠くに見える「市役所東」交差点から旧道を北に向かって歩くと10分くらいで公園の入り口にある市営温泉「かたくりの湯」につきます。「カタクリの湯入口」の交差点から新道を歩いても同じくらいの時間です。(武蔵村山市役所西の交差点は「かたくりの湯入口」に名前が変わりました、どちらも徒歩1000mです)
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旧道・吉祥山・日枝神社(1月) 写真は「市役所東」の信号機のある交差点から旧道を200メートルほど北に歩いた十字路です。日枝神社(別名:日吉神社)の鳥居が見えたら、左にまがると横田トンネル方面です。直進すると番太池と赤坂トンネル方面です。ここは左に曲がります。
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吉祥院(1月) 日枝神社で左に曲がったら、道路の両側に高い木が立並ぶ旧道を進みます。「吉祥山」を右に見ながら歩くと、200mで「吉祥院」の正面(写真)に出ます。山の墓地を右に見ながら100mくらい歩くと新道との交差点です。吉祥山の上空はオオタカが飛行するコースのひとつです。(吉祥山は03年からの宅地開発で景色がどんどん変わっています)
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野山北公園自転車道・横田トンネル 旧道が新道と出会う交差点の東側には、横田トンネルがあります。トンネルは大正時代に村山貯水池の工事のために掘られた導水路とトロッコ用のトンネル(昭和3年〜8年は羽村山口軽便鉄道)で、この奥に三つのトンネルが続き、最後は赤坂池北側にあるバリケードのある第五トンネル前で行き止まっています。太平洋戦争の時には日立航空機のエンジン工場として利用されたトンネルです。
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野山北公園自転車道・桜並木(1月) トンネル前には横断歩道があり、西の方には桜並木の遊歩道「野山北公園自転車道路」がつづきます。この道も昔の軽便鉄道のトロッコ軌道の跡で、導水路の工事や羽村から砂や砂利を運ぶのに使われました。現在は、2キロくらい先の米軍横田基地手前の石川島播磨重工の工場前までの区間が残されています。地下の導水路は横田基地をくぐって羽村東小学校南にある羽村取水口につながっています。
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水道事務所跡・横田児童遊園(11月) 横田トンネルの西側にあった広い空き地が児童公園になりました。以前は東京都水道局の事務所と宿舎があった場所です。狭山湖の工事の際には軽便鉄道の車庫になっていた場所だそうです。この水道事務所のあった場所から北側の横田地区は昭和40年代までは水田が耕作されていて水の量も今より多かったんだそうです。写真の杭の右のほうには地下導水路の監視抗があり、その南には軽便鉄道の燃料庫の建物が最近まであったそうです。
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勝楽寺街道(山口街道)と空堀川(横田児童遊園前) 石垣の水路部分には昔の水田の用水路だったころの落とし水門が残っています。この上流の田んぼに水を引き込むときには松の板を落として水位を上げたそうです。手前のコンクリートの水路部分は平成の新道工事で新しい橋を架けるために強化工事をした部分です。遠くに見える橋は旧街道(所沢から山口、湖底になった勝楽寺、横田を通って熊川、五日市につながる旧街道)の橋です。古い橋の上に新しいコンクリートの橋がのせてあります。
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かたくりの湯 トンネルを後にして新道の坂を北に400メートルくらい上ると左カーブの先に「市立歴史民族資料館」と「かたくりの湯」の看板が見えてきます。「かたくりの湯」は2002年にオープンするまでは市の野球グランドでした。日が暮れるとフクロウの鳴き声が谷に響いていた場所でしたが、今では温泉客の声でかき消されてしまっています。(ここに来ていたフクロウは03年6月20日に棲み家の木で死亡しました。今は新しい若フクロウが現われています。)
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あそびの森・駐車場(1月) 「かたくりの湯」の裏側には以前からあった駐車場(無料)があます。その北側の林の中には2000年に新しいフィールドアスレチックが作られて(以前は公園の南尾根まであった)、林の中がにぎやかになってます。季節にはフクロウが毎晩来ていたのですが、山が整備されてからはあまり見かけなくなりました。「あそびの森」の入り口は写真の奥にある木のゲートです。
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あそびの森入り口(1月) 丸太のゲートを入ると、すぐにフィールドアスレッチクの1番がはじまります。この最初の斜面を登って右のほうを見ると2003年春に完成の「冒険の森」があり、人工芝の滑り台や高い展望デッキがあります。
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グラウンド広場(1月) 駐車場の奥(西側)には水はけ工事が終わったグランドがあります。隣には市営プールがあり、さらに奥に入ると市営の釣池公園が見えてきます。写真右奥に続く谷は六道山方向に向かっていて、オオタカやサギなどの大型の鳥たちの飛行コースになっています。フクロウもこの飛行コースに沿った森の中を移動をするので、日が暮れる頃に見かけることができます。
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自転車乗り入れ禁止(10月) 公園の中にはバイクや自転車の乗り入れはできません。プール前の駐輪場に置いて公園に入ります。柵のない釣り池で、自転車の転落事故を起こさないように、全面禁止になっています。ときどき、外国の人が自転車で乗り入れてきて、管理人のおじいさんが身振り手振りで説明しています。英語でも書いとけばいいのに。
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空堀川源流(10月) プールの南側通路の横には池から流れ出る空堀川の源流があります。ザリガニがいますが、斜面が滑って危険なので川に入らないで下さいとのことです。この川沿いの木にもたくさんの野鳥が集まります。水辺の開けた場所は鳥の観察に最適の場所です。ときどきヘビが川沿いにいることもあります。
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市営プール(2月) 子供用と幼児用の2つで、夏休み期間にあわせてオープンします。2時間子供20円大人50円です。毎年、7月の水抜きの前には生き物を網で捕って池などに放します。ここ数年、いつも来てるのが2匹のウシガエルです。日が暮れると、遠くまで響く低い声で鳴き始めます。プールのステップの穴や排水溝から響く声は遠くまでとどいて、フクロウの鳴き声との競争になることもあります。
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空堀川の流れはじめ(10月) 昔、谷いっぱいにあった田んぼの用水路が公園整備で現在の形になりました。釣り池の水はこの水門からあふれ出て、空堀川の源流として流れていきます。この川は下流で柳瀬川と合流して新河岸川へと流れていきます。空堀川の流域にはたくさんの森や公園があり、遊歩道も一部整備されていて、一日かけて歩くといろんな鳥に出会うことができます。
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市立野山北公園
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釣池公園(10月) 管理人のおじいさんが毎日いて、みんなの世話や公園の手入れをしています。釣池公園では年に3回、数千匹のフナなどを池に放流しています。放流の直後は入れ食い状態になることもありますが、大きな網ですくったりしてたくさんの魚を持ち帰る人もいます。ここは釣りを楽しむための公園で、漁をする場所ではないんだけど・・・。釣った魚は池に帰しましょう。
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立入禁止の釣り池(04/8/5) コイヘルペスの発生で立ち入り禁止のロープが張られた池です。夏休みなのにだれもこなくなりました。(04年9月1日から釣り池を再開しました。)
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釣り池の太鼓橋(2月) この橋より北側の池は釣り禁止になっています。7月、プールから追い出されたウシガエルは、毎晩、このあたりで鳴いています。池の北側には自動販売機のある家が建っていますが、雑木林の木や竹を使った木工品を作る「野山工房」になっています。
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水生植物園・学習田(6月) 池は三段に分かれていて、奥の池には水生植物園が手入れされています。その奥には、地元の小学校が授業で利用している学習水田が谷いっぱいにひろがります。2002年、水田の奥のあたりを整備しなおして菖蒲園として復活しました。水田の南斜面のカタクリの自生地もきれいになって、広報やパンフレットで紹介されて、4月の花の時期には多くのハイカーや写真家(?)が来るようになりました。
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カギバアオシャク(05/6/26野山北湿地) 開張7cmくらいの夜行性のシャクガの仲間です。毎年梅雨の時期に丘陵のどこでも見つかりますが、昼間は見ることがありません。夜、懐中電灯の光の中に飛んでくると緑色がとてもきれいです。
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クチバスズメ・雄(04/7/9学習田) スズメガ科の仲間で翅(はね)を広げると10cm以上あります。夏の夜に見かけます。狭山丘陵では数が減ってきている大型の蛾のひとつです。
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エビガラスズメ(04/9/3村山橋) 翅(はね)を広げると10cmくらい。スズメガ科のメンガタスズメの仲間で、背中の模様が面型(顔)に見えるでしょうか。
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ヤマシロオニグモ(12/7/3野山北湿地) 網の縁にイエバエがかかると、縦糸(放射状の糸)を5回強く引いて獲物(えもの)を確実に横糸にからめてから縦糸の上を走っていき、獲物に咬み付いて毒で麻痺させました。獲物の数ヶ所を咬んだ後、腹の下に抱えて2分くらいで包みました。手さげ袋みたいにして縦糸につり下げて置いて、夜明けに隠れ家に持ち帰ってから食べます。
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ホトケドジョウ(07/6/19学習田) 体長6cm、アミミドロの網の下に隠れていますが、鳥からは丸見えです。春、田起こしが終わって田んぼに水が入ると、休眠中だったアキアカネの卵が孵化します。水温が20度を越える頃にはホトケドジョウの産卵も始まり、梅雨の頃には孵化した10mmくらいの稚魚が群れるようになります。アキアカネのヤゴはこの稚魚を食べて大きく育ちます。
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ニホンアマガエル(05/7/20村山橋) 長さ2cmくらい。変態して上陸したニホンアマガエルです。餌を探して、土手の上の木の枝に登っていました。
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マダラカマドウマの脱皮(05/7/21学習田) 45分かけて脱皮しました。写真は後足と触覚が出てくるところです。長さが10cm以上ある長い触角を10分くらいで引き出しました。
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稲の収穫(01/10/14学習田) ここは日照時間が少し短い谷戸なので、10月になっても青い稲のままです。
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うるち米(01/10/14) 稲穂は黄色になって十分に重くて、たれ下がってきているので、全部刈り取ることになりました。
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はざ掛け(01/10/14) 2週間天日で干したら脱穀です。この時期が、田んぼのお世話をしてくれているおじいさんたちが一番いそがしいときです。
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谷戸田の秋(11月・村山橋) 11月の最後の週には寒気団が日本の上空に近づいて、夜の気温が10度以下になる日がつづきます。クヌギやコナラの葉が落ち始め、谷戸の色が毎日変わっていきます。カエデが紅くなると谷戸からチョウやトンボが消えていきます。
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谷戸田の冬(03/1/25) 雪の上にはいろいろな動物の足跡が残っていました。えさの少ない季節にはタヌキが田んぼのまわりに出てきます。大きなカラスやサギの足跡、小さな鳥たちの足跡も見つかります。
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カタクリ園地の木道(05/3/27) 05年3月にカタクリの斜面を見るための木道が造られました。05年は4月1日から花が開き始めて桜が終わる頃まで見ることができそうです。もう、木道から外に出て写真を撮る人がいましたが、周りの土を崩したり踏み固めないようにお願いします。
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カタクリ自生地(4月) 2001年までは野生状態で荒れていましたが、温泉のオ−プンにあわせてきれいに整備されました。春、桜が終わるとカタクリが満開状態になります。毎年、整備がすすんで斜面の上のほうまでカタクリが移植されています。この斜面にはヤマカガシが何匹も住んでいたんですが、見かけなくなってしまいました。
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野山北湿地
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丸太橋(村山橋)とあずま屋(10月) 水田北側の土手を奥へと歩いてゆくと木造のあずま屋があり、左手に湿地にかかる丸太橋が見えてきます。丸太橋から奥には、人が入らない湿地が200メートルくらい続きます。冬になるとルリビタキをよく見かけます。この湿地にはトウキョウサンショウウオが産卵した卵が春に見られますが、最近うわさを聞きつけたマニアに乱獲されて数を減らしているとのことでした。
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丸太橋(村山橋・10月) ぼくがはじめて来た頃は新しい丸太橋でしたが、今は苔が生えて少しゆれるようになってきました。98年の夏、日が暮れての帰りにこの橋を渡ったとき、近くの笹の葉から一匹のホタルが光りながら舞い上がったのを見かけました。それから、毎年夏にはホタルを数えてきましたが、毎年のように数を増やし、2002年7月15日の夜にはそれまでで一番多い36頭(湿地全体で)を数えました。本当はもっといるはずでしょう。
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新しい水芭蕉畑(04/3/17) 04年3月、丸太橋の東側の沼だった場所にミズバショウが植えられました。ここにあった沼はトウキョウサンショウウオが毎年産卵に来ていた場所なのですが。湿地の乾期の水量が年々少なくなってきているので心配です。
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シマヘビ(05/4/29野山北湿地) 4月の終わりになると、カエルの鳴き声が田んぼや湿地で聞こえてきます。シマヘビやヤマカガシは好物のカエルを食べるために水辺にあらわれます。シマヘビは岸の草むらで、ヤマカガシは水の中を泳ぎながらカエルをねらいます。シマヘビは毒ヘビではありませんが、ふんづけると足にかみついて来ることもあります。(5月、産卵期前のシマヘビは鳥の卵をねらって木にも登ります。)
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ベッコウガガンボ雄(2016/5/24赤坂) 体長は2p弱ですが、足を広げると8p近くあります。櫛形(くしがた)の触角を持つのが雄です。
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野山北湿地・夏(02/6/22) この湿地はもともと水田だったところで、冬には草が枯れて畔の跡の段々が見られます。ホタルが増えてきたのは餌になる貝などが増えてきているためらしいのですが、うわさが広がると採集に人が入り込まないかと心配です。ここのホタルは他より遅れて7月初旬から見られます。
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野山北湿地・冬(02/2/26) 12月に木の葉が落ちると、日が差し込んで、明るい谷戸になります。冬でも湧水の近くには多くの水生昆虫や越冬中の生き物たちが集まってきています。2月終わりころにはモグラの活動も活発になり水辺の近くにモグラ塚がもこもことあらわれます。餌の少ない時期、このモグラを狙うオオタカやフクロウが谷の中を飛びます。
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フクロウ(3月・狭山丘陵) シロと呼ばれる狭山丘陵に棲む大フクロウの子孫です。他のフクロウよりも体が大きく、オオタカやカラスも逃げ出します。自分より重いノウサギやタヌキにノネコも襲う、狭山丘陵の森の王者です。 五郎松と仙元のフクロウの言い伝えに出てくる「通いのふくろう」の直系子孫は今でもおおぬかりに棲んでいて、新月の夜には御飯立に来て十郎のフクロウと鳴き交わします。(十郎=十郎杉(七国峠北面下りにあった大杉))
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野山北湿地・雪(05/1/2) 3ヶ所ある大きな湧水の水温は15度でした。前夜は零下3度まで冷えたのに湧水の水は凍らないで流れていました。雪が積もる季節になるとフクロウのメスが甘え鳴きを始めます。(狭山丘陵のフクロウは1月になると、メスから求愛行動が始まります。)
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オオタカ・雄(7月・狭山丘陵) ぼくたちが「次郎長」と呼んでいるオオタカのオスです。急降下で獲物を獲るのが得意で、1対3でもカラスを撃退することができます。(カラスがオオタカを襲うときは2羽以上で連携して攻撃します。カラス3羽での上下攻撃になると普通のオオタカは逃げだします。) 中畝に棲んでいたオオタカの雄は2011年の地震で営巣を止めてしまいました。(2013年、淵ノ入の新しい巣で営巣を始めました。)
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ハグルマトモエ(05/7/20野山北湿地) ヤガ科の蛾(が)で、翅(はね)を広げると8cmくらいでした。毎年同じ木で見つかります。身を守るための翅の模様がかえって目立つので、すぐに見つかります。
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ミルンヤンマのヤゴ(07/6/25野山北) 夏になると、羽化した成虫を田んぼ南の日陰で見かけるようになります。狭山丘陵でも湧水が豊富な場所でしか見つからなくなってしまいました。(アメリカザリガニがすんでいる場所では見つかりません。)
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ゲンジボタル雄(04/6/24野山北湿地) 狭山丘陵の南側(南麓)では5月の連休ころにゲンジボタルの幼虫が上陸をはじめます。6月の20日過ぎには羽化した雄が高く飛ぶのを観察できます。日照時間と水温が低めの丘陵の北側(北麓)では10日くらい遅れて羽化がはじまります。写真の雄は40cmくらい下にいる雌の明かりにひきよせられて飛んできたところです。
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ヘイケボタル雌(03/7/4野山北湿地) 7月に入ってゲンジボタルの産卵が終わるころになると、ヘイケボタルが飛び始めます。7月の中旬には産卵場所を探して水面の上を低く飛ぶ雌が見られます。(03年は長雨で、04年は雨不足で産卵場所に異変がありました。特に04年は産卵場所が一部に集中したので翌年までの生存率が心配されました。05年は水が豊富で順調に貝が増えたので06年が楽しみです。)
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スジグロボタルの幼虫(06/7/10野山北湿地) 体長12mmくらい、お尻の部分が青白く光ります。クロマドボタルに似ていますが、お尻にある尾脚(歩行用の吸盤)が後に出ていないので区別します。1匹見つかると近くにたくさんいるので、静かにしていると湿地面できらきらと光りだします。
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スジグロボタルの幼虫(06/6/23野山北湿地) 体長12mm、左が頭部で、右端の吸盤のような尾脚で体を固定しながら移動します。1日で1mくらいしか移動しないので、上陸しないで湿地の枯れ枝や落葉のすき間で蛹(さなぎ)になることがあります。ライトで直接照らすと光るのを止めてしまいます。 水温・水質の変化には敏感で、湿地の中でも湧水付近にだけ生息する「湧水のホタル」です。
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スジグロボタル(06/06/17野山北公園) 体長10mm、羽化した成虫はあまり光らないので、赤い上翅(じょうし=前翔・ぜんし)で見つけることができます。梅雨に入ると湿地で産卵が始まります。(=スジグロベニボタル) 移動・分散能力が小さい生き物は、生息地の環境が変わると絶えて消えていきます。ヘイケボタルやスジグロボタルは湿地の数平方メートルの狭い範囲に生息するので、その場所の環境を守る必要があります。
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ムネクリイロボタルの幼虫(03/7/29野山北湿地) 梅雨の後半になると、湿地周辺の歩道を歩いていると草の上に見かけることがあります。ヘイケボタルとは違い、ぼーっと光ります。強い光をあてると光らなくなるので、夜、ライトを消して探します。触ると丸まって動かなくなるので、見つけたらライトで横のほうを照らしながら触らないように観察をします。 ※訂正:「オバボタル」の幼虫と掲載をしていましたが「ムネクリイロボタル」の幼虫でした。
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カワニナ(04/3/17野山北湿地) 大きさは20mm以下の小さいものばかりですが、湿地の南側を中心に稚貝も多く見られるようになってきました。ニナガイの生育数は翌年のホタルの発生の数にそのまま影響します。(04年夏は水が少ないのでカワニナの稚貝が増えませんでした。06年からは水路を中心に数が増えてきました。08年はカワニナが大繁殖して、ホタルの幼虫が増えました。)
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マルバネトビケラの巣と幼虫(08/6/26) 長さ5cmくらい、落葉や小枝を集めたミノムシみたいな巣の中に、3cmくらいの幼虫が入っています。水の中にゴミのかたまりが沈んでいるように見えますが、きれいな水にすむ指標生物になっています。
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アズマヒキガエル(02/6/17野山北公園) ダルマガエルやアカガエルほどたくさんは見かけないのですが、夏の夜の声が最近聞こえなくなってきています。以前は見かけた場所に卵紐(らんちゅう)を見かけなくなってきているので数が減っているようです。(09年、ハクビシンとアライグマによる捕食で在来の両生類が急減していることが問題となり、ハクビシンも特定外来生物種に指定することが検討されています。)
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オナガグモ(08/6/30野山北湿地) 体長35mmくらいのメスが卵嚢(らんのう)を作っています。糸は尾のような部分の先端ではなく、後ろ足の近くから出します(写真の卵嚢に接している部分)。一本の太い糸を水平に張って、中間に卵嚢をぶら下げた後、補助の糸で卵嚢を斜めに固定します。水平に張った糸の上で、体を棒みたいに伸ばして、餌になる虫を待ち伏せします。
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ニッポンマイマイ(08/6/30野山北湿地) 殻径16mmくらい、横から見ると角がある三角形に近い形です。狭山丘陵の南麓でよく見る殻模様で、丸みのあるコベソマイマイとよく似ますが、横から見ると区別できます。
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トウキョウヒメハンミョウ(10/7/13学習田) 体長10mm、梅雨になると湿地の周囲に現れて、盛夏になるといなくなります。
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ドジョウ(05/7/20学習田) 長さ14cmくらいで水路の泥の中に隠れていました。絶滅危惧種のホトケドジョウとは違う仲間ですが、丘陵ではホトケドジョウより少なくなってきているようです。
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アゲハモドキの幼虫(05/7/26野山北湿地) 羽化した成虫は蝶に似ていますが、蛾(が)のなかまです。カモフラージュの綿毛のような部分はさわるとばらばらにとれてしまい、ちょっとびっくりします。
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ビロードナミシャク(10/7/6野山北) 開帳40mm、昼間は見つかりにくい翅(はね)模様ですが、夜はライトで照らすと目立ちます。名前のとおり、ビロードのような黒色が美しい蛾です。8月には姿を見かけなくなりますが、秋の雨が降る頃に森の中に現れます。
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ルリビタキ雌(02/2/26) 丸太橋は野鳥の観察にも最高の場所です。 冬の朝は谷戸の湿地に集まる鳥たちがたくさん観察できる時期です。日が差し込み出す9時くらいからお昼頃までの間に20種類くらいの鳥を見ることができます。
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湿地の北歩道(4月) あずま屋の手前で右(北)に上ると別の歩道に出ます。左に進むと湿地奥につながる歩道です。写真は湿地奥の方を向いてます。右に見える階段は尾根に上がる歩道です。この歩道の北斜面は4月になるとカケスやウグイスが営巣していた場所ですが、森の更新事業で斜面が露出してしまい、03年は営巣しませんでした。夏の日暮れにはフクロウがネズミの狩りをするのが見られる場所です。
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北歩道・深夜(7月) 夏の夜、けもの道を歩いていくタヌキとここに棲んでいるネコが出遭ってすごいケンカをしていることがあります。すごい鳴き声がすると、子育て中の鳥まで騒ぎ出して、森の中が昼間みたいに騒がしくなります。
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湧水(1月) 谷の奥には湿地へ給水している水の湧き出し口があります。水脈を守るためのパイプから一年を通じて水が流れ出ています(写真中央下)。ぬかるみが深くて人が近づかないいおかげで、この付近にはサンショウウオ、サワガニや巻貝、ホタルの幼虫がみられます。8月になると、湿地近くの斜面にはカブトムシのメスが産卵するために戻ってくるため、これをねらってアオバズクが夜中に飛びまわる姿も見られます。
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オニヤンマの羽化(10/7/13野山北) 夕方水から出て、3時間以上かけて木の上まで登ってきました。場所を決めるのに2時間かけて、夜明け前に羽化が始まり、翅が拡がったのが午前7時過ぎです。午前10時に飛びました。上陸して飛ぶまで12時間以上かかるので、安全に羽化ができる場所がないと鳥の餌になります。オニヤンマの生息場所は年々少なくなっています。
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シロシタバ(12/8/16野山北) 開張10cm、こわい顔のような下翅(したば、したばね)で鳥をおどろかします。上翅(うわばね、じょうし)は食草のサクラ類の樹皮ににています。梅雨が明けると、森の中を飛ぶようになる、夏の蛾(が)です。
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アゲハチョウ(12/8/16野山北) 開張11cm、春型より大きく、紋の黒い部分が太くなった夏型です。
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ミヤマアカネ(04/8/26野山北) 奥湿地の流で羽化すると、しばらくは水辺を離れて生活をします。速い流れには産卵をしないので、谷戸の水が減ると生息できる場所が減っていきます。
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サワガニ(06/6/24野山北) 汚れた下流では絶えてしまったサワガニは水源部だけに生息する希少な生き物です。水の汚染に弱い水生生物は水源部に取り残されたまま半世紀以上も同じ場所にすみ続けています。ここのサワガニも数が少ないので捕獲されてしまうと絶えてしまいます。(この色のサワガニはこの地域の固有亜種です。捕獲や移殖はしないで下さい。)2020年、アライグマに食べられた痕跡が見つかりました。
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オニヤンマ・雌の産卵(07/9/24野山北) 体長10cmを越す大きなオニヤンマのメスがビシビシと音を立てながら水の底に産卵をしていきます。写真の右にはクモの巣がありましたが、クモの網をやぶって通り抜けてしまいました。水温の低い水源部では成長が遅いかわりに大きな個体になります。この水辺が残されていれば、5年後には育ったヤゴから次の世代が羽化します。(水温18℃でした)
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湿地奥の北歩道(11月) 11月になって夜の気温が10℃以下の日がつづき始めると、湿地の周囲には冬鳥がやってきます。冬鳥の鳴き声が聞こえ始めると黄色くなった落葉樹の葉が落ち始めます。
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湿地奥のあずまや(9月) 湿地の奥の斜面を上がるとこのあずまやの前に出ます。ここで左の歩道に曲がると湿地の南側を通って出会いの広場に出ます。右の歩道は尾根に上がって北の湿地に行く道と釣り池に戻る尾根道につながっています。まっすぐあずまやの右を抜けて上ると、六地蔵のすぐ南にあるリサイクルセンターの前に出て、すぐ横には「ヱヶ入」や「細田山」への入り口があります。(ヱヶ入=えげいり)
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湿地北側の斜面(2月) 古くなった雑木林の若返り作業(更新)で、たくさん木が切られていて、ちょっとさみしい状態です。南側の斜面は松の木がまじっていた林ですが、平成9年からの整備で枯れた木や古い木を切り倒してしまったためにクワガタムシは見られなくなってきています。(02年から04年までにここのノコギリクワガタの木が3本伐採されました。)
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丸太橋から入山(10月) また丸太橋に戻って橋を渡り、反対側の斜面をジグザグと登ると、遺跡広場や横田谷戸から上がってくる「入山」の尾根道に出ます。この斜面は北向きですが、夏にはアシナガバチやスズメバチをよく見かけますし、シマヘビやヤマカガシも斜面をはっていて、ドキッとさせられます。夜、12時過ぎころには橋の上をタヌキが歩いていることがあります。タヌキのけものみちが橋の横の笹竹の薮の中につづいています。
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村山橋(4月) 5月の連休ころになると緑の葉も出そろって、丸太橋もあずまやも森の中に埋もれていきます。鳥たちの卵も孵化が最盛期で、巣に近づくと大きな威嚇(いかく)の声を出します。この森では夕暮れ時にはフクロウに警戒するカケスが、けたたましく鳴いて威嚇するのが見られます。フクロウもホッホーと鳴いて縄張りの主張をくり返すので、声を頼りにフクロウを見つけることができます。
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コクガワタ(04/8/28野山北湿地) ノコギリクワガタとはとても仲が悪いので、ノコギリクワガタの木には現われません。でもぐうぜん出会ってしまうと、写真みたいに威嚇(いかく)をしますが、たいていは逃げ出してしまいます。人間が近づいても同じように威嚇(いかく)をしてから逃げ出してしまいます。
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村山橋(9月) 9月になって大きな低気圧や台風が通過すると、秋雨前線が南に下がってある日突然季節が秋に変わります。秋の風が吹くようになると、タヌキが夏前に生まれた子供をつれて橋を渡っていくのを見かけることがあります。夜、人間の気配がなくなる9時過ぎ、餌をさがしてけもの道から姿をみせます。
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村山橋(10/2/13) 雪の降る中、少ない餌を求めて鳥が湿地に集まります。北関東に雪が降り積もると、南下してきたマガモが丘陵の湿地で餌を掘る姿を見かけるようになります。マガモが多く現れる年はお米が豊作になります。
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都立野山北公園
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出会いの広場(10月) 尾根道に出て右のほうに100mくらい歩くと石組みに囲まれた入山の「出会いの広場」があります。ぼくが小さい頃はそばの林の中にあったフィールドアスレチックでよく遊んだところでしたが、最近は休日でも人が少なく、静かで絶好のバードウォッチングの場所になっています。(古いフィールドアスレチックは1999年に撤去されて現在はありません)
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八幡山の尾根道(11月) 広場の手前を左に曲がると別の尾根道があり、八坂神社(八幡山)の方へ林道がまっすぐにのびています。200mくらいで展望台の高台を越えると下り坂になり、すぐに右側に林の途切れた見晴らしのいい場所(墓地用地の空き地です)に出ます。横田基地の滑走路が見えていて、米空軍のギャラクシーやイーグルの離陸が見られる場所です。
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野山北公園展望台(01/10/14) 尾根の途中には鉄骨でできた展望台があったのですが2002年の塗装工事中にあまりにも危険だということで解体が決定、ついに撤去されてしまいました。オオタカが滝ノ入上空の空中戦で鳩などを捕まえるのが見られたりして、狭山丘陵を見渡す絶好の場所だったんですが。現在はありません!(市長さん、また建ててください)
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入山の蜜場(10月) 出会いの広場にある蜜場の木です。最近はクワガタもへって、カブトムシばかりになってしまっても、あいかわらず人気です。クワガタは減ったけど木の皮をむいたり、根元を掘りっぱなしで行ってしまう人にはこまります。公園内には10ヵ所くらい蜜場の木がありますが、他の木も最近は皮をむいていく人がいるのでこまったものです。この木には大きなカミキリムシの仲間も集まります。
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蜜場に集まる虫たち(10月) カミキリムシやカブトムシはたくさん集まるけど、クワガタムシはコクワガタが少し来るくらいになってしまった。野山北公園の森の木は整備されてきているため、古い木や立ち枯れの木が減って、クワガタムシの数が激減しました。あいかわらずたくさんくるのはスズメバチです。8月になるとスズメバチがふえてくるので要注意です。
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蜜場の木のカビ(04/8/26) 木の根元近くに白く菌類が繁殖し始めました。クワガタムシを探すために木の皮を削ったり根元を掘ると、木の生命力が弱くなって菌類が繁殖してきます。こんなふうにカビがたくさん生えてくると、蜜場の木もあと1年くらいで枯れてしまいます。
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ジョロウグモの雌(01/10/14野山北公園) 5月頃から、大きなクモの巣がたくさん見かけられるようになると、このクモです。人が歩く目の高さくらいに巣を張るので、僕たちには迷惑なクモですが、よく観るととてもきれいです。写真は秋の産卵期の大きなお腹の雌ですが、春には半分くらいのスリムなお腹をしていて、別なクモかと思うくらいです。たいてい、近くに半分くらいの大きさの小さな雄がいます。
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アオグロハシリグモ(01/10/1野山北公園) 毎年池の近くで見かけます。足を広げると7cmくらいでした。
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オオカマキリ(01/10/14野山北公園) 夏の終わり頃から草地で多く見られるようになります。じっと観察していると、とてもおもしろい動きや表情を見せてくれるので飽(あ)きません。
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滝の入り休憩広場(響きの広場・2月) 広場にもどって、西側のトイレ横の石段を少し下ると、響きの広場です。石のテーブルの真ん中に立って大きな声で叫ぶと、円い石の壁に反射してきた自分の声にびっくりします。紅梅、白梅が囲むように植えられていて大寒の頃から順に咲いて、集まる鳥たちの声も楽しめるお気に入りの場所です。夏には南から吹き上げる谷風が涼しくて、横になると寝てしまいそうです。
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滝ノ入り谷戸(5月) (遠くに響きの広場が見えてます) この広場の南の斜面はお茶畑が広がり、その下には滝の入り不動尊の湧き水が作る湿地と栗畑がありましたが2003年に公園工事をして沼がなくなりました。トンボが産卵する場所がなくなってアカネが飛ばなくなりました。あまりいじらないでほしい。
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クワゴ(02/5/12滝の入) 桑の葉を食べて育つ、蚕(かいこ)の原種だそうです。鳥のフンみたいに見えるのはカモフラージュです。
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クワゴの繭(まゆ)(05/5/12滝の入) 繭(まゆ)は長さ30mmくらいで、うすい黄緑色で葉っぱに隠れています。周囲の色にまぎれてしまっていますが、ミノムシみたいにぶら下がっているので区別できます。成虫は夜に見かけることがありますが、昼間は見つかりませんでした。
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堂山(おいどのやま・2月) 入山の「出会いの広場」から滝の入りの谷戸への降り口を通り過ぎて、まっすぐ西側の尾根道に入ります。尾根を進むと写真のような谷が見えてきます。大小100個くらいの岩が配置された広場が150mくらい下の住宅地のそばまで続きます。写真中央の岩の囲んだ場所に湧き水があったらしいのですが、水が流れるのは見たことがありません。もともと大きな岩の無い土地に、なんでこんなにたくさんの岩を運んだのやら。
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湧水井戸の跡?(9月) 堂山の谷の中央にある石組みです。ここから石を並べた水路の跡が50mくらい続くのですが、最近は水が流れた様子はありません。昔、この谷には「お井戸」と呼ばれる湧水が谷の下の方にありましたが、現在は枯れて跡もなくなっています。
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遺跡広場・横田の分岐(8月) 入山の尾根道を出会いの広場から東に200mくらい来ると、釣り池からの上り道と横田田んぼからの上り道が合流する写真の辻に来ます。右に下りていくと横田田んぼの谷戸です。左の林の中には釣り池の横に出る階段があります。まっすぐは100mくらいで遺跡広場にでます。この右には昔のフィールドアスレチックの終点があったんですが、今は草が茂って森に戻っています。
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遺跡広場(8月) 尾根の上に広がる大きな広場には、古墳時代から弥生時代の住居跡などの遺跡がぐるりと点在しています。調査が終わった遺跡は埋め戻して、目印の石で囲ってあります。あまり人がこないこの広場は、ベンチでお昼寝しながら鳥の声を聞くにはいい場所です。遺跡発掘の記録や資料はすぐ東に下りた「歴史民族資料館」で展示されています。
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遺跡広場の突き当たり(8月) 遺跡広場の道をまっすぐ行くと、写真の「この先通り抜けできません」という標識で、行止まりになります。少し手前で左に降りていくと「七所神社」近くの公園口広場にでます。広場の出入り口前は住宅が立ち並んでいますが、舗装道路を右のほうに歩いていくとすぐに横田田んぼの谷戸が見える場所に出ます。
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横田谷津
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横田谷戸の水源(8月) 谷戸は5段の畑になっていて、下の2段が田んぼでした。水源は3ヶ所あったのですが西側の土手の湧き水は公園整備のときに枯れてしまいました。東側の湧き水も周囲の工事でいつのまにか出なくなってしまいました。現在残っているのは西の茶畑の中腹にある溜池の湧水だけです(私有地なので無断では入れません)。この水はこの谷戸に住む人たちの飲料水として長年使われていたそうです。
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横田谷戸奥(8月) 公園整備で、谷戸にあった農家は移転しました。いまでは水量が少ない横田では、水田の一部は保存のために耕作されていますが、大部分は整備して草地になったり、トンボの湿地になっていたりします。この周囲の木も伐採予定になっていますが、あまり一度に切らないでほしいと思います。
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横田谷戸(12月) 02年から03年に横田谷戸奥の東西の斜面が萌芽更新のために2,000uくらい伐採されました。東側の谷にすんでいたタヌキは谷戸中央の奥に引っ越しましたが、西の斜面中腹にすんでいたタヌキと縄張りをあらそっているみたいです。12月になって急に地温が下がると、浅い場所に出てくるモグラをねらって、モグラ塚の横でタヌキが土を掘った跡がみつかります。フクロウもモグラ塚をねらって湿地の周囲に現われはじめます。
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横田谷戸の雪(05/1/2) 雪の上にはタヌキの足跡がありました。朝から日がよくあたるので、午前中は小型の鳥たちをたくさん見ることができます。
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モズ・雄(05/1/2横田) 横田谷戸には2羽のモズの雄がすんでいます(03年〜04年秋)。写真は谷戸の中央を縄張りにする雄です。もう一羽は東側の入谷から谷戸口を縄張りにする年をとった大きな雄ですが、人間をすごく警戒するのでなかなか近づけません。(06年にいなくなりました)
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四季
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蜜場争い(7月) この木には3ヶ所大きな蜜の出る場所があります。雄のカブトムシ6匹で蜜場の争いをしていました。一番大きい右はじの茶色が勝って大きな蜜場を独占し、残り5匹は木の左側の蜜の出る場所に移動して争っていました。夏の暑い日には、一匹のカブトムシが一晩で3〜5ccの蜜を食べます。蜜が少ない場所では大きな争になります。
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雷雲(08/7/29学習田) 梅雨が明けるころ、丘陵のまわりには積乱雲が発生しやすくなります。巣立った鳥や夏の虫たちには恵みの雨が降ります。
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オオムラサキ・雄(06/7/23狭山丘陵) 蜜場の木で樹液を吸蜜するのが見られます。狭山丘陵では限られた数ヶ所だけで見つかる希少な蝶です。美しい翅(はね)の色をねらって採集されてしまうので場所はないしょです。 (日本の国蝶。環境省:準絶滅危惧種)
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低気圧接近(04/8/14グラウンド広場・日没) 12時間後には半月ぶりのまとまった雨を丘陵に降らせました。乾ききった水田や湿地に、生き物たちが戻ってきます。
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オオスズメバチ(02/10/14滝の入り谷戸) 秋になると巣別れしたスズメバチが、新しい巣作りのために水辺や湿地に現れるようになります。この時期には巣に近づく動物を攻撃してくるので、けっこう走らされました。秋には、白い帽子を忘れずに。(スズメバチは大きな羽音をたてて人間の頭部を攻撃してきます。大きな羽音が聞こえたらすぐに逃げます。)
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アズマヒキガエル(01/10/14滝の入り谷戸) 個体差で模様の無いものがいます。この写真はまったく模様の無いヒキガエルです。越冬するのは昆虫だけでなく、カエルも水辺から離れて、土手や木の根元で冬支度をします。気温が0度近くなると、土手に穴を掘ったり落ち葉や倒れた木の下にもぐりこんで冬眠します。2012年頃から産卵した卵紐(らんちゅう)が見つからなくなっています。アライグマは遊びでカエルを噛み殺すことがカナダでの調査で分かってきましたので心配です。
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カブトムシの幼虫(02/10/12野山北公園) 落ち葉の吹き溜まりや、芝寄せ場の中を手で掘るとカブトムシの幼虫が出てきます。秋に生まれた幼虫も1ヶ月で4cmくらいに育ち、次の春には4倍くらいに育ちます。幼虫は大量の腐葉土を食べます。そして冬の寒さをしのぐために腐葉土の発酵熱を利用します。腐葉土が深さ20cmくらいは無いと、越冬できません。管理された公園では落ち葉を掃いてしまうので、カブトムシは越冬できません。
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セスジユスリカの羽化(20/10/13赤坂) 水面で30分くらいかけて羽化をした6mmくらいのうす緑色の成虫です。秋の羽化が始まると大きな群れになって飛翔します。発生地の水辺には秋のトンボとアブラコウモリが集まってきます。不快害虫として駆除されていますが、幼虫はトンボのヤゴやホタルなどの水生生物の餌になる大切な生き物です。
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谷戸に沈む秋の夕陽。(01/10/14) 秋が深まり、日が短くなると多くの夏の生き物たちが姿を消していきます。入れ替わりに冬鳥がやってきます。
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釣り池公園の冬(02/2/3) 葉が落ちた公園の森は、尾根道が見渡せるくらい、見通しが良くなります。この時期は一年でもっとも多くの鳥たちを見ることができます。冬越しのオオタカを、ひんぱんに、公園の上空や林の木の上で見かけます。
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釣り池の凍結(03/1/25) この冬2度目の凍結の氷は厚いところで5cmになって、小さい子が歩けるくらいでした。正月以来二度目の雪は一週間消えません。生き物たちはどうやって寒い冬を越しているのでしょうか。近所の人の話だと、昔は厚さ10cmの氷がはることがあって、今より寒い冬があったそうです。
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谷戸の雪(03/1/25) 狭山丘陵では真冬の朝だと丘陵の北側で2〜3度、南側でも1〜2度くらい周囲の市街地より温度が低くなります。日陰で10センチもある霜柱を見かけると、すぐそばの住宅街とは違うきびしい冬があることに気づきます。冬の低気圧が南の方を通るときには丘陵の西あたりに大きな雲がわきあがり、多摩川あたりで晴れていても、丘陵には雨雲がかかることがあります。
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ロケット? 公園西の谷(地頭山口の登り)にある家に、飛行機の補助タンクが2本立てかけてあります。とても大きくてびっくりします。ジェット機の補助燃料タンクだと思いますが、何でこんなところにあるのか・・・。
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アカガエルの卵(02/3/9野山北公園) 3月になると産卵のために出てきたカエルたちの卵がどこの水辺にも見られるようになります。一度産卵に出てきたカエルたちの姿はどこにもありません。カエルはもう一度穴にもぐって気温が上がるのをまつんだそうです。なぜなら、まだ餌になる虫がいないので花が咲き出すまで眠るそうです。(カエルは川の流れには産卵しません、水の溜りを探します)
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アズマヒキガエルの卵(04/3/17ひょうたん池) 以前は丘陵のいたるところでたくさん見かけたのですが、年々数が減ってきているようです。アカガエルの卵塊とはちがって、ひも状の卵(卵紐)です。直径15mmくらいで長さが20m以上ありそうです。(写真に写っているのは左右1.5mくらいの範囲です。)
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産卵後のアズマヒキガエル(上と同じ) 頭からお尻まで18cmくらいの特大の個体です。産卵の後で、お腹がぺちゃんこでぶかぶかになっています。
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ヤママユ(02/3/3野山北公園) よく見かけるのですが、いつ羽化していったのか。一度羽化を見てみたいです。
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?(02/5/12野山北公園) とてもきれいな模様なのですが、名前がわかりません。
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入梅前の丘陵の雲(02/6/2六地蔵) 6月、天気のいい日に、いきなり雨雲が出てきて真っ暗な空になって、雨が降り出します。この時期に南西の風が吹き出したら雨に注意です。丘陵だけに雨を降らす雨雲が発生します。
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チャイロスズメバチ(24/5/13赤坂) スズメバチの仲間でいちばん攻撃的で危険とされています。目が合うとすぐに襲ってくるので目が合ったらすぐににげます。刺されると一番痛いスズメバチと言われ、手が刺されると腫れて指が動かなくなるそうです。
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ヒメスズメバチ(04/6/23赤坂) 6月に入って気温が25度をこえる夏日がつづくと、樹液が発酵してコナラやクヌギの表面にしみだします。ヒメスズメバチはオオスズメバチより一足早く蜜場に現われます。この木にはヒカゲチョウとコクワガタが集まっていました。ヒメスズメバチはおしりの先の部分が黒い色をしているので区別します。あまり追いかけられることがないスズメバチですが、肉食でアシナガバチの幼虫が好物です。
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ウラナミアカシジミ(05/6/28野山北湿地) 入梅の頃に見つけることがありますが、梅雨が明けるといなくなります。ホタルガと同じように梅雨の頃に2週間くらい森の中で活動して消えてゆきます。
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ウシガエル(04/6/30釣り池) 04年から池のウシガエルの数が4匹に増えました。フナやコイを食べるだけではなく、ザリガニを丸のみします。ほかのカエルやその卵やオタマジャクシも食べるので池にはアカガエルがいなくなりました。水から出るのがきらいなので、水田のほうには来ないみたいです。(育ったウシガエルの子が増えて、05年6月には全部で16匹が棲みついていました。)
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ノコギリクワガタ(04/6/30野山北公園) 歩道の横の木にいた60mmくらいのノコギリクワガタです。誰にも採取されないで一週間毎晩この木で蜜をたべていました。7月2日の夜にはいなくなりました。(クワガタを探すために木の皮をはいだり、根元を掘らないでください。)
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アケビコノハ(03/7/15野山北湿地) 翅(はね)をとじると、本物の葉っぱと区別がつかなくなります。梅雨の頃と夏の終わりに、夜になると蜜場にあらわれます。日中ははねをとじていますが、鳥が近づくとチラッと下の目玉模様を見せておどかすんだそうです。
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アケビコノハの幼虫(05/9/3野山北湿地) 毎年成虫をみつける場所で幼虫にあいました。何に擬態しているのかわかりますか?
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セミの脱皮(02/7/16かぶと橋) 夏の暑い日には、日が暮れるとすぐにセミが脱皮のために地面から出てきます。脱皮に30分くらい、羽が開いて固まるのに3時間くらいかかります。セミの脱皮の盛んな夜にはアオバズクが森の中を飛んで、まだ動けないセミを餌にしていきます。脱皮したばかりのセミは、アオバズクにとって、やわらかくて、おいしいんだそうです。
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カキバトモエ(03/7/22野山北公園) ヤガの仲間です。地味な模様なので、夜でも葉っぱとまちがえてしまいます。蜜場の木ではカブトムシに追い出されて、はじっこのほうでそっと蜜(樹液)を吸っています。03年は長い梅雨と低い気温で樹液の発酵が悪かったので、少ない蜜場に多くの虫が集まって蜜のとりあいをしていました。
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クロヒカゲ(04/7/23野山北湿地) 湿地のまわりの笹薮で幼虫をみかけます。日中は見ることが少ないのですが、夜はこの蛇の目模様がよくめだつので見つけることができます。梅雨が明けると蜜場の木に現れます。秋の雨が終わる頃にも森の中で見られますが、最近は数が少なくなっているそうです。
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野山北
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野山北公園・北の入谷(03/3/1) 野山北湿地の半分くらいの湿地が残る北の入谷です。水量が少ないので乾季には水がなくなってしまいますが、3ヶ所ある湧水の近くでは色々な生き物を見つけることができます。写真の橋は昔のフィールドアスレチックの橋で、湿地に打った丸太をつないだ狭い一本橋を歩いて渡ります。この奥に広がる谷戸頭(谷の一番奥)の斜面には、フクロウがアカネズミを狩るためにあらわれます。
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上と同じ橋(10/2/13) 気温0℃、湿地表面の水温は3℃でしたが、湿地の底に湧く水は10℃でヤゴやホタルの幼虫がみつかります。犬の散歩が来ない場所なので、昼間でもフクロウが狩りに現れます。08年、お気に入りの止まり木が伐採されたので、北側の水道用地の淵ノ入の森に引っ越しました。
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春の上弦の月(04/6/23) 5月頃の上弦の月夜には、フクロウからヒナ守るために、営巣中の親鳥がおとりになってフクロウの犠牲になることがあります。営巣中の鳥たちはフクロウの鳴き声に反応して、巣から出て、鳴きながら暗い森の中を飛び回ります。フクロウは音も立てずに追いかけて、するどい爪でつかまえます。そして巣の中のヒナの命が助かります。
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遊びの森の水源?(2月) フィールドアスレチックの滑り台の下には、昔、キャンプ場のあった広場に出ます。広場の北の斜面にある、水の流れない水路と池が不自然に残されています。上の方の柵は周囲道路です。この広場の森には毎晩のようにフクロウが来ていたのですが、2002年春以降はあまり見かけないようになってしまいました。樹林整備でフクロウの餌場が無くなってきています。
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秋雨が終わる頃には、6月とは違った種類のキノコがたくさん出てきます。特に、夏に菌糸の勢力を広げていたキノコが大きな株となって現れます。木の幹の上の方や崖の途中にもキノコがあるので、上を見上げながら探すとふしぎなキノコを発見できます。
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周囲道路東のゲート(5月) 第一学校給食センターの横にある周囲道路入口ゲートです。白い看板の横から歩行者が入れるようになっています。写真中央に昔の勝楽寺街道がありますが、現在は藪に埋もれています。手前の道路は都県道55号と呼ばれる道路で左にかたくりの湯があり、写真を写している右にはかぶと橋から降りてくる道があり、昔の七国峠の道と中藤への尾根道でトロッコ軌道敷が合わさっています。
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大ぬかり・勝楽寺街道(12月) 第一学校給食センターの東にある水道用地の谷です。「おおぬかり」と呼ばれ、昔の「勝楽寺街道」が見えています。狭山湖の南の笠松入江まで600m続く谷はオオタカやフクロウが狩をする豊かな谷です。(村山では「勝楽寺街道」、「所沢街道」または「山口街道」、所沢では「五日市街道」または「福生街道」と呼ばれて、所沢と五日市をつないでいた旧街道。柳瀬川に沿って現在の高橋(たかばし)の交差点につながっていた二間道です。)
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冒険の森・展望デッキ(03/3/1) 温泉のオープンにあわせていろいろな施設が整備されました。この森のこの場所は笠山のフクロウの縄張りです。これ以上木を切るとフクロウが棲まなくなります。
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冒険の森(04/8/24) ここにあった蜜場の木3本と奥の斜面のクワガタの木は伐採されました。04年秋には西側の谷を整備したので、巣穴を壊されたタヌキが引っ越していきました。
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権現山の夕焼(04/10/16細田山) 10月、きれいな夕焼けが見られるようになると渡り鳥が北西の風に乗って現われるようになります。もうすぐ権現山にも冬鳥がやってきて日の出谷津でさえずるようになります。
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冬の丘陵雲(12月・横田) 冬の寒気団が冷たい空気を送りはじめると、丘陵に沿って上空1,000m以上にすじ状の雲ができるようになります。この日は瑞穂から東村山まで長い雲の帯がつながりました。こんな高層の丘陵雲が見えるようになると本格的な冬です。
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