2009年7月26日(日)フジ・ロック3日目。

最終日。昨日早く寝たのに起きたのは10時過ぎ。初日の筋肉痛もそれほど無くてホッとする。天気もそれなりでイイ感じ。今日のTシャツは・・と思ったのだけど初日に日帰りした際にかなり忘れ物をしてしまったので寝巻or予備で持ってきたパティ・スミスしか選択の余地なし。そして今日も長靴です。携帯のメールにはクラモさんの友人であるしんかつさんからメールが入っていた。携帯が壊れたのでサニーデイ・サービスの時間帯に待ち合わせとの内容でした。ペンションの人へお礼の挨拶。今日は12:30のライブが1発目の予定なのでその前に飯が食えるように急いでゲートへ向かう。まずホワイトへ向けて歩いていると自分好みの音が流れてきた。確認するとグリーンの
[cobra starship]だった。まったくノーチェック。結局その曲が最後の曲だったのでライブの全容は分からなかったけどその曲はとても良かった。後でチェックしよう。もっと早く来られたら観れたのにな。到着したホワイトでは[polysics]がライブ中。ちゃんと聴いた事はなかったんだけど生で観ると思いのほか良かった。まさにライブバンドですね。会場はすごく盛り上がっていた。女性陣メンバーのサングラス裏の素顔がとても気になった。お陰で一気にライブモードになってヘブンへ向かう。すると聞き覚えのある声が遠くで聞える。おぉっとスクイーズのグレンが歌っている。ちょっと小走りでステージ前へ。サウンドチェックにすでに本人達が登場していた。グレン・ティルブルックはお腹の出たオジサンだったが声は変わらず素晴らしい!!メインの元アトラクションズのスティーヴ・ニーヴも華麗なキーボードを弾いている。ここで今回会う約束をした んちゃさんと連絡を交わしライブ終了後に会う約束をする。今はホワイトにいるようだった。樹君ともメール。12:30[steve nieve band featuring glenn tibrook]。ちょっと時間が遅れてスタート。まずグレンを除く3人によるライブ。残念ながらスティーヴ・ニーヴ・バンドの曲は1曲も知らないのだけど僕好みの音ではあるので◎。こういったバンドを呼んでくれるのは日本ではフジロックだけですよね。毎年ありがたいです。2,3曲終わった後紹介されてグレン登場。早速1曲。さっきサウンドチェックの時に歌っていた曲。知らない曲だけどとっても良い。ソロの曲か?もしかしたらスクイーズの曲?あとで調べなければと思いながら聴いてました。その後若手のドラムの彼がヴォーカルをとったり、グレンが歌ったり、スティーヴが歌ったりと意外に和気あいあいとしたライブ。そしてついに出ました!スクイーズの「goodbye girl」。生で聴けるとは嬉しい♪。もうこの人、声が完璧だね。最高です。一緒に口ずさむ。ライブの締めはエルヴィス・コステロのカヴァーで御馴染みブリンズレー・シュウォーツの名パワーポップナンバー「peace, love and understanding?」も飛び出し1番の盛り上がりをみせて終了。良かったです。ライブが終わったとたんお腹空いてきた。今日はまだ何も食べていない。んちゃさんと連絡をとってアヴァロンでご飯買ってからホワイトで会う事になった。そういえば今年初のアヴァロン。朝霧シチューとやきそばを買おうと思っていたんだけど激混み。少し並んでいたんだけどいっこうに進まないので断念。何も買わずにホワイトへ向かう事にした。メールではなく電話でやり取りしながらだったのですんなりお会いする事ができました。樹君はレッドにいるようだったのでとりあえず一緒にレッドまで行く事にした。"んちゃさん"ってすごく言いヅライのだけどその名を呼ぶのはネット上だけってことで。僕もプリガミってちょっと恥ずかしいので共感できて笑えた。今年は初日と今日の最終日の参加で昨日は友達のところまで車を走らせていたみたい。女性1人でなかなかアグレッシブな行動で素晴らしいです。東京のライブにも比較的簡単に行ける様だし、このフジロックにもさほど時間をかけずに来られる場所に住んでるようで、ちょっと地方在住者を敵に回すような感じでうらやましい限り・・。僕はこのあとサニーデイ・サービスまで、んちゃさんはJEWまで時間に余裕があるのでレッドで飲み物買ってトークする事にした。僕はタイラーメンも買う。マット敷いてガッツり話す。最近のウィーザーのライブ内容やポール・ウェラー兄貴のゴシップネタまでいろいろと教えてもらいました。オアシスも大好きらしくとっても話があいました。レッドのライブが終了した後は樹君も呼んでトーク。昨年に続いて遠方より参加だけど今回は1人で来たとの事。本当に好きじゃなければこの行動力は無いなあ。自分だったらと考えるとなおさら感心する。相変わらずさわやか青年でした。ちなみに彼女さんと別れたので1人で来たわけではなかった(笑)。2人とも行きは相乗りで来たみたいでワリカン金額はほんの数千円。意外にかかんないなと言うのが感想。あまり僕と変わらないどころかスピード違反で18,000円も追加で払ったことで僕が1番フジロックにお金をかけてきた事になってしまった。。話していて思ったのがとにかくライブを観ているし知っているって事。俺なんかもうついていけない感じだ。樹君が2日目に観た[eli "paperboy" reed & the true loves]や[easy star all-stars]が良かったといっていたので後でチェックしよう。2人ともこの後グリーンでJEWを観るらしくてスゴク羨ましい。以前フジで観た時はすごく楽しかったから。でも今回は再結成後のとサニーデイとかぶっているから仕方が無いですな。サニーデイはヘブンであるので早めに向かうために一先ず解散。もし時間が合えばまた会いましょうって事で別れました。ホワイト近辺でトイレに行っといた方が良さそうだったのでアヴァロン経由で向かう事にした。アヴァロン先のトイレも激込みでライブの間に合うか不安になったけどなんとか5分前にヘブンにすべりこめた。(トイレ待ちの時に14:10にホワイトで演っていた[the airborne toxic event]を観忘れた事に気が付いた。今の今まで頭から抜けてました。観たかったなー。)結局クラモさんとは連絡がつかず会えなさそう。人が凄い上に今まで何とかもっていた天気がライブ開始直前に泣き出した。よりによってサニーデイ・サービスなのに・・名前負けだって思ったら後で曽我部も同じ事を言ってた(笑)。16:00[サニーデイ・サービス]。初サニーデイ。良くぞ復活してくれた。そう言えば昨年はライジング・サンへの出演をフジに来ているときに知ったのだった。1曲目は予想通り「さよなら! 街の恋人たち」だった。うわー最高だ〜一緒に歌う歌う。周りで歌っている人もいて感動を共有してます。続けて「恋におちたら」ときて更に会場が揺れる。ライブで聴くと尚更胸に響く曲です。コレも一緒に歌う。そして口笛ソングの「恋はいつも」→「スロウライダー」と『MUGEN』ナンバーを続ける。このアルバムの曲はノリの良いアップテンポの曲は少ないのだけどなんだかライブ映えするヨコ揺れの心地よさがあります。とくに「スロウライダー」はすげー良かった。その後新曲を披露。単発のライブでの結成だけじゃなく新曲も作っているのが嬉しかった。なんだかアルバムも作るしツアーもやる的な事も言っていてこのままずっと続けて欲しい。で、2曲ほど新曲演った後に流れてきたのがサニーデイ・サービス版「don't look back in anger」とも言える「サマーソルジャー」のイントロ。おお!まさにこの場にピッタリだ。雨もほとんど上がっていたのでコレまた一緒に口ずさむ。そしてその後の曲はサプライズだった・・・「ここで逢いましょう」。この曲は70s日本ロックの宝石がちりばめられてます。ライブだと定番なのかな?僕的にはビックリの選曲。とっても良かったのだけど最後のギャンギャンのギターソロは長過ぎて「持ち時間なくなる。。もう1曲演れるだろー」と心の中で思ってました(笑)。そしてラストの曲をワクワクしながら待つっていると「コーヒーと恋愛」でまったりと。歌詞かなりトチってましたけど(笑)・・。コレでも十分okですけど出来れば『サニーデイ・サービス』からの選曲も欲しかったな。とにかく時間が短かった。キリが無いけどアレもコレも聴きたい曲ばかりなのでこりゃ単独を演ってもらうしかないな。とにかく観られて良かった。その後またまたアヴァロンへ。今度こそと朝霧シチューと焼きそばを買ってホワイトへ。ところ天国まで行って食べようかと思っていたのだけど[clap your hands say yeah]のライブの人ゴミが凄ぎて断念。後方でイスに座って休憩しながら食べる。飯を食べる事に集中しているとイキなり声を掛けられて顔を上げるとペンションのおばあちゃんだったで必要以上にビックリしてしまった。クラップをボーっと観ながら体を休め、ライブが終わって幾分空いたボードウォークでグリーン方面へ。バンドTシャツをもう1度確認するが、必要以上の出費を高速でしているので買うまで至らず。レッドに着いたらまたでもち豚。一体何本食べるのか。食べながらウロウロしていると外人のカップルに呼び止められる。女性のほうがなんか僕のTシャツを指差して早口で捲くし立ててるのだけど意味が分からない。彼氏が代わってジャスチャー付き解説でようやく内容を理解。要するに僕が着ていたパティ・スミス(『Horses』のジャケのもの)のTシャツは会場のドコで買えるのかって事だった。申し訳ない顔で「ノー!」と一言いうと なんとかココでは買えない事を理解してもらえた。するとすごく残念そうに「良いTシャツね」的な言葉を残して去っていった。大道芸のパフォーマンスを観ていると樹君から近くにいるとメールが入った。JEWはやっぱり良かったようで特に『bleed american』からの選曲は大盛り上がりだったとか。再会後とりあえず予定も無かったのだけどグリーンへ向かう。さっきの雨もあってかぬかるんだ道。センタースクリーン後方に腰を下ろしステージを眺める。19:20[fall out boy]。クイーンのSEに乗せてライブが始まったのでおっと思った。かなりヘヴィーなライブ。キャッチーな曲もあり、まさにアリーナクラスのバンドとの印象。でも僕も樹君も本当に知っている曲がなく爆音で会話もままならなかったので退散した。苗場食堂へ行くと人だかりが出来ていてライブ真っ最中。覗くと[comeback my daughters]だった。あちゃー失敗した!こっち観ればよかった。最後2曲だけ聴けました。演ってくれたのは「Bored Rigid」。この曲はカミさんがめちゃくちゃ好きで家の子供も聴きすぎて口ずさむほどだ。夏の夜にピッタリの良い曲です。そしてライブ定番の「Boys Don't Cry」で最高潮に場を盛り上げて終了。樹君もちょっと気に入ったらしくて地元にライブできたら行ってみますとの事。ウィーザーまでまだ時間もあったのでトークして過ごす。んちゃさんはホワイトで[animal collective]を観るとのこと。樹君はウィーザーはモッシュピットで観るって事だったので僕も頑張って入る事にした。中は混雑しているので入り口のところでお別れの握手をした。来年も是非来てください。そう言えば んちゃさんとは握手をしなかったな。ウィーザーのライブはかなり久しぶりで少し緊張。21:30[weezer]スタート。登場してビックリしたのはパットがドラムではなくギターを手にしていたってこと!ドラムがサポート人員。初っ端流れてきたのは名曲「undone」!僕が以前に行ったライブでもこの曲から始めた記憶。気持ちを高揚させるには打ってつけのナンバーです。新曲をはさみつつ「hash pipe」「troublemaker 」「my name is jonas」「the good life」などライブで盛り上がる曲が連発される。新曲もグラムロックばりのリフが効いた曲があって良かった。リヴァースはギターを置きVoに徹したり、他のメンバーがメインで歌ったりと んちゃさんの前情報通りで新鮮と言うか違和感あり。パットがギターで歌ってるなんて(ま、スペシャル・グッドネスですけど)ね。そのパットが歌った「photograph」では後半をブラーの「song2」に繋げて盛り上げる。最近の単独ではレディヘの「creep」やオアシス「morning glory?」をカバーしているとか(んちゃさん情報)。そう言えばリヴァースは1人で丸々オアシスのカバーライブを昔演っていたな。他も大好きな「say it ain't so」に「Island in the sun」も聴けた。リヴァースのヘンテコ日本語や「Island in the sun」前などの演出などとにかくライブと言うよりもまさにショーと言うべき感じ。「君が代」まで歌っていたし。惜しむべきは2ndの曲が少なかった事。単独では「susanne」「pink triangle」を演ったらしいので期待してたんだけどな。でも久しぶりだたったのもあり個人的にはすごく楽しめた。アンコールは「keep fishin'」「buddy holly」でこの流れもok。最後は結構前の方まで進んで観てました。やっぱイイ曲のストックがコレだけ持っていると安心して聴けるなー。また機会があれば観たい。ウィーザー終了と共に人ごみをかき分けレッドへ向かう。登場からウィルコ・ジョンソンを見たかったのだけど間に合わないかなと思ったらまだ始まってなかった。3列目くらいを陣取り待機と思った瞬間に暗転しライブが始まった。23:30[wilko johnson]3人編成。ウィルコ・ジョンソン登場で会場ヒートアップしました。歳はとっても鬼気迫る出で立ちは変わりなくギターカーティングを全開にステージを動き回る。うーんなんも言えネ。で、最初はウィルコばかり目で追っていたのだけど、その内にご老体ベーシストに釘づけになる。汗を飛ばしながらめちゃくちゃ凄いベースプレイに魅了されました。名前も知らないけどあんなに凄いの初めて観ました。カッコよかった!!いったい何リットルの汗を流したのだろう(笑)。選曲的には「roxette」を演ってくれて興奮。他には「back in the night」。あと「that ain't the way to behave」や「i don't mind」も演ったかな?微妙なところ。初日のパレス・オブ・ワンダーでは「she does it right」を演ったらしいのですがそれは結局出なかった。チクショー悔しい聞きたかった!他にも「one weekend」「keep it out of sight」「all through the city」「another man」「because your mine」など聴きたい曲の半分も聴けなかった(ハズ)。でも生でウィルコ・ジョンソン観られてギターで犯されて、あのすざまじいベースプレイを見られただけで大満足でした。ライブ終了後は0時過ぎ。3日目にこんなに遅くまでいたのは初めてです。最後せっかくなので最後のもち豚の串焼き&とろろ飯を食らいました。力を振り絞ってペンションへ自転車をこぐ。明日は仕事だ。今日会った2人へメールした後ウィーザーを聴きながら帰りました。今日はサニーデイと以前フジでキャンセルになり見損ねたウィルコ・ジョンソンがリベンジで観られたことが何より良かった。思えば今年はあまりライブは観なかった年かもしれませんが観たライブはどれも良かったです。来年も早割り当てて頑張って参加予定。上の子も1日だけなら参加できるかな?                                                                 2009/8/9

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