2008年7月27日(日)フジ・ロック3日目。

今年もついに最終日。今日は少し起きるのが遅かった。9:00前起床。ペンションの方に挨拶に行く。「今日は雨降りますかね?」との会話。天気はすこぶる良さそうな空模様。最終日だし多少ぬれてもいいからスニーカーで行こうと決めました。晴れの中昨日は長靴で過ごしたので少しストレスがたまっていたのかも知れない。長靴は荷物になるので置いていく(後に分かるこの判断ミス。馬鹿な俺)。Tシャツは昨日買ったベン・フォールズです。ゲートをくぐったのは10:00過ぎ。なんだか曇り空になってる。苗場食堂内を覗くとお世話になっているペンションのあばあちゃんが仕事していたので挨拶。昼からぐるっとまわって来ると言っていたので元気だな。まず、今年まだ食べていなかったもち豚&ビール。もち豚は作り置きだったのでイマイチだった。食べながらレッドへ移動。すでに本日のライブはスタートしていて音が聞えてくる。ハーモニーを聴かせたポップな音だ。興味津々で覗くと日本人バンドみたいだ。
[riddim saunter]。名前自体初めて聞くバンドでしたが良かった。今年のフジでは何度もいろんなところでライブをしたみたいだ。前にいた外国人2人組みも曲が進むにつれ体の揺れを抑える事が出来なかったみたい。チェックしてみよう。グリーンのメイレイが迫ってきたので残念だけど移動。レッドからグリーンを結ぶ橋を通る頃グリーンから歓声が聞えた。11:00[melee]スタート。フジロックに出る事が決まったのでCDは中古でゲットした。透明で淡い音に伸びやかな声が心地よいバンドです。その印象とは少しイメージの違う1曲目。真ん中に鍵盤を手にしたvo.そしてベース、ギター、ドラムといった王道構成。ライブも王道。vo.の声や演奏はCD以上にパワフルで声量もバッチリでした。ギターの音色が冴える曲はやっぱり良かった。ライブ終了後オアシスに戻り飯。今日は最終日なのでがっつり食べます(何食べたか思い出せないけど・・)次はジェイソン・ムラーズ。1stと2ndは所有してますが新作はまだ買ってません。ビデオクリップやネット試聴した感じでは◎。特にビデオクリップを見たレゲエ調のポップナンバー「i'm yours」は一発で好きになりました。12:30[jason mraz]。見るからにベテランなバックバンドを従えて登場。カッコイイです。僕の知っている曲はほとんど無かったので新譜中心だと思われますがリズミカルな彼の曲は踊れるし雰囲気のある曲が多いな。終盤「i'm yours」も聴けた!。ジェイソン・ムラーズ終了後。レッド近くの川へ降りる。昨日も冷たい川の水に足を入れて疲れをとったのだけど今日はスニーカーなので若干引き気味。ここで学生時代の仲間にTEL。いつもフジロックの時には話する。子供のことやらいろいろと近況を話しあう。いつかフジロックに来たらいいのに。樹くんにもTEL。僕は今日早めに上がる予定なのでその前に会うことに。ベン・フォールズあたりかな。次の予定ジェイコブ・ディランまではまだ時間があるのでうろついていると あるラジオ・ブースでゲストが来ているようだった。おおジャネット・クライン。一昨日岩盤でCDを発見。その懐古的なジャケットから想像出来そうな音に興味津々でしたが、ライブは昨日の激戦時間帯のオレンジコートだったので観られなかった。[janet klein]。間近で見るジャネット・クラインはまるでフランク・キャプラの映画から飛び出してきたようだった。年齢不詳ながら(笑)キュートな女性。脇を固めるミュージシャンも間違いなさそうな面構え。収録もかねているらしく曲の始まりは大いに盛り上がりの歓声をあげました(強要w)。1曲しか聴けなかったがピースフルな音楽で中古であったらゲットしたい。ジャネット・クラインを観ていたので少し行くのが遅れてしまったグリーン。ジェイコブ・ディラン登場の歓声と共にモッシュピット後ろの場所に到着。14:20[jakob dylan]。まず何といっても渋カッコイイ!僕的には今年の中で1番のイケメンだと思いますが。ウォールフラワーズは大好きなバンドですがソロでフジに来るとは予想も出来ませんでした。途中、雷もなって途中雲行きが怪しくなってきたので早々に雨ズボンを履く。上もいつでも着られるようにスタンバイ。スニーカーで来たことを後悔してますがゴアテックスの雨具で何とかカバーできるぐらいの雨であることを祈る。前方でエルレガーデンのシャツを着た2人組みの女の子がジェコブ・ディランの曲に(一応?)体を揺らしていたのが微笑ましかった。本格的に雨がパラついて会場が一斉に雨具を着だす。皆準備万端だ。ステージではウォールフラワーズの「three marlemas」を演ってくれて嬉しかった。途中一気に雷雨が襲い掛かり木の下へ非難。とにかく凄い雨だ。しかも長い。これほどの雨は久しぶりです。僕が参加した今までで1番かもしれない。ゴアテックス仕様の雨具も万全だったし雨具を着たのも周りの誰よりも早かったしバックも2重・3重に防御と完璧だったのに長靴履いてないので全て台無し。何してんだか・・。結局ジェコブは中途半端に聴いて終了してしまった。雨の中聴いてくれたファンを称えながらステージを去っていった。ライブ終了後、樹くんからTEL。ベン・フォールズの前に会うか、後に会うかって事で、取り合えずライブ前に会うことにした。彼もズボンをテントに忘れて苦い思いをしていた。昨日はドラゴンドラにも乗り、なんとスパークスも観たのだとか。ビールで乾杯しライブ終了後にもう1度会って写真を撮る約束をして彼女のところに戻っていった。スニーカーは1度浸水を許したとなれば諦めもついた。グリーン左脇に移動。ついに楽しみにしていたベンフォールズ。せっかくTシャツ着たのに雨具で関係なし。こんな事なら裸にブラジャーでも良かった(笑)。15:50[ben folds]。結論から言うと最高だった。ライブ初体験っても大きかったけどバンド時代の曲も沢山演ってくれて感激だ。新曲もイイ感じでした。ポスタル・サービスの「such great heights」の名カヴァーで会場をあたためた後、まず「annie waits 」!そして「philosophy」のイントロピアノがぁ〜。どちらも自分の結婚披露宴で使った曲。カミさんが隣にいたらもっと良かったな。スクリーンがベンの手元を写す。ロックしてます。雨が強くなってきたけど何のその、ライブは「army」へと続き歓声は絶頂に!さらにさらに名バラード「Landed」に「still fighting it」としっとりながら間奏部では華麗なピアノ・ソロを見せてくれる。つづいては「kate」で再び盛り上げ。広島に因んだ新曲もノリが良くラストは「underground」!。とにかく叫びながら歌いました。ありがとうベンちゃんー。ライブ終了と共に雷雨が強くなり退散。さっきにも増してひどい雨。オアシスに行くとレッドは超満員みたいだ。雨宿りはあきらめて何故か焼きそばを食べる。かなり体力消耗してこの後どうしようかと思っていると樹くんから電話。一旦テントに戻ったとの事。僕もこの後分からなかったので電話でお別れしました。ライブ前に会っておいてよかった。また是非フジロックで再会したいです。迷ったあげく最後の気力を振り絞りホワイトへ向かうことにした。到着したらライブはすでに始まっていた。[stephen malkmus & the jicks]。グリーンへのボードウォーク入り口にあるスペースでイスに腰掛けて観る。ペイブメントは2枚しかもっていない。彼のソロ1stは持っている。それほど聞き込んでいないのでバンドやそこから演ったの分からないが一聴して良い曲が多かった。事前に曲を知っていたらもっと良かったなあ。雨もだいぶ小降りになってきたけど帰り支度もあるし明日は仕事。これで引き上げる事にした。ブリーダーズもCSSもまだまだ観たいものはあったんだけど。とくにブリーダーズ。ボードウォークは雨のため通行禁止になっていたのでところ国経由。グリーンに着くとエルレガーデンが真っ最中。ロックな音を鳴らしていた。さすがファン多いなあ。仕事のお客さんでもフジロック行くと言ったら。エルレガーデンとロコフランクが観られて羨ましいという人ばかりだったな。ゲートをくぐる。これで今年も終了。帰りの坂道も雨のためいつも以上にキツかった。ペンションに着くと朝に長靴かスニーカーかどうしようか相談に乗ってくれたスタッフの人に会った。2日目に長靴履くと降らなくて今日はスニーカーで降られる。「こんなもんです」と笑った。苗場食堂で会ったおばあちゃんも雨にやられた様だ。これもフジロックだと思えば許せる。それにゴアテックスの威力も体感できましたし。また来年もお願いしますと挨拶し帰路につく。2年連続の3日間参加。体力の限界は数年前から感じつつも行くならやっぱり通しがいいなー。来年もがんばろ。
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