2006年7月29日(土)フジ・ロック2日目。
昨日は夜中の2:00ころに家に到着した。なぜか帰りはスネオヘアーを大声で歌いながら帰って来た。昨日は本当に疲れた。しかも数日前になった口内炎がきつい。右目も
ものもらいになりかけだし、右耳も押すと痛い。中耳炎だろうか。やっぱ体調が良くないみたいだ。でも体が動けるならフジロックには行きます。1年の楽しみ(高いチケットも)を棒に振りたくないし。今日は2年ぶりにカミサン参戦。果穂を預けて9:30前には出発した。高速を走りながら、クーラシェイカーやジュニアシニアなどを聞く。天気は遠くに明るさがあって昨日よりもっといい天気?いや山の天気は侮れないし、予報は思いっきり雨。心して臨む。やっぱり完売日だけあってインターを降りてからの道のりは昨日よりも混んでいた。10:40過ぎにペンション到着。折りたたみ自転車を2台下ろし準備。この時点では天気は良好だったのでスニーカーとヒップバックに雨具と携帯イスをしまいリュックに長靴をしまって出発。ココからがいきなり急な下り坂(お陰で帰りは急な上り坂だ・・)になるんだけど、出発と同時に違和感。あれ俺の後輪の空気が抜けている。仕方がないので車に逆戻り。コレだけでも自転車ひいて上ると体力消耗。携帯用のミニ空気入れでシコシコと作業。それなりになったけど
なんだかプチ・パンクっぽい。ゲートまでだからいいかってことで出発。そして下り坂も中盤「時間かかったなぁ、まだリスト交換もしないとだし・・(オレ)」「あれチケットは?(オレ)」「あー車の中だ(カミサン)」。また逆戻り。何やってんだか・・。そんなこんなでゲートをくぐったのが11:20くらい。さっそくグリーンへ。ちょっと見ようかなと思っていた[wolfmother]は当然始まっていた。結構人が集まっている。行った瞬間鳴らされた曲はディープパープル?レッドツェッペリン?って思うほどのバリバリのハードロック。フジにくる人達はこういうのってあまり好きじゃないと思っていたんだけど(ジェットくらいまでかなと思っていた)案外ノッテましたね。来て早々もうすでにお疲れモードだったのでワールドレストランへ飯を食べに行った。ちゃんと目的を持ってココに来たのは始めてかも。どれもおいしそうだ。迷ってインドのお店でビールとダチョウの肉のピザ?とカミサンもなんか買って食す。マッタリとしていい感じ。天気も良いし。最高だなぁ。やっぱ一人より二人の方が楽しい。次の予定フィールズの時間を忘れているとレッドマーキーから音が流れてきた。あわてて向かう。11:40[fields]スタート。会場はほぼ埋まっていて後方で見ることに。ココでキイチ君にメールを打つ。まさにギターポップメロディーな曲もあって、結構好みなバンドでした。想像していたよりもギターが鳴っていて線の細いバンドではなかった。アルバム出ているのかな?じっくり聞いてみたい気はします。次はホワイトのイースタンユースなので距離を考えて途中退散。グリーンでは[mo'some tonebender]がやっている。ドアップで映し出されたvo.はシーナ&ロケッツのような風貌でした。なかなかロックな曲を鳴らしていた。ホワイト前のところ天国にもおいしそうな食べ物がある。一人だとライブ!ライブ!だったが今日はそれ以外も目につくなぁ。ホワイトにつくと早速ライブがスタートした。12:50[eastern youth]スタート。「予報じゃ雨だって言ってたけどめちゃくちゃ晴れじゃねーか!」との掛け声にみんな沸く。本当に暑い。良い天気だ。アメリカにオルタナティヴ・カントリーがあるのだとしたら、これはオルタナティヴ・演歌だ。「青すぎる空」がスペースシャワーTVでパワープッシュされていた時、まさかこれが邦楽だとは思いもしなかった。あの時は完璧打ちのめされましたなー。ま、その曲以降ちゃんと聴いているわけではないのだけど。演奏もばっちり。そして「青すぎる空」のイントロがなった瞬間は吼えました。晴天にこの曲。やっぱ名曲だな。イースタンユース終了後。ちょっとかぶりで諦めたレッドの[the rifles]の時間帯を見たがやっぱり無理だった。実は385さんが教えてくれたライフルズがフジに出るってのを知ったのが昨日の夜だった。行きの車で聞いていたらライブも見たいなと思ったのだけど残念。あんなに天気だったのが次第に雲息が怪しくなってきた。疲れもキていたので今日はもうこっち側には来ないことに決めた。次はレッドの[mystery jets]だ。到着するとすごい人だった。後ろからは厳しかったので横口から進入してポジション確保。登場前から黄色い声がとんでいる。人気あるんだな。僕も予習でCD買ってみましたがそれほど聞き込めず。でも悪くはなかったし「you
can’t fool me dennis」や「the boy who ran away」はとても好きだ。登場した彼らは遠目から見てもオシャレ度が高いことは分かった。なるほど日本人受けしそうな匂いはする。序盤で「you
can’t fool me dennis」を早速やってくれたので嬉しかった。数曲ほど聴いて退散してトイレに向かう。あーついに雨が軽く降り出した。ハイヴスはちょっと前で見てやろうとモッシュピット中央通路横の好位置をゲット。雨は強くなってきたので雨具を着る。本降り直前の雨に萎えるも15:05[the hives]スタート。いやー銀行強盗の風貌で登場。「手を挙げろ!」の指示に皆おとなしく手を挙げる(笑)。そして開始。これこそエンターテイナイメントだ。曲も8ビートでキレがあってカッコイイけど、それほど大したことない曲だったとしてもOKだ。最高のライブ・バンド!そして悪がきパファーマンスのvo.も最高でした。ギャング・オブ・フォーな「die,
all right!」も聞けた。ハイヴスが終わると雨は本降りに。チャリ置き場に置いてきた長靴を取りに戻る。長靴に履き替えてとりあえず完全防御体制。まぁ実際はベタついてるか染み込んでいるのかで気持ち悪いんだけど。そんなこんなでアルバム買って予習までした[the like]は最後ほんのちょっとしか観られなかった。アルバムはコレと言ったところも無かったけどライブはどうだったのだろう?ライブ終了後も雨宿りでレッドへ。考えは皆同じ。ここまでで1番のレッドの入り。すごい!そこで始まったのは17:10[jenny lewins & the watson twins]。オルカンバンド、元ライロ・カイリー。カントリースタイルの彼女がそれほど受け入れられるとは思わなかったがそれなりに盛り上がった。雨宿りではなく見にきたんだよ、との心遣いかもしれないけど。個人的には良かった。kava-エロイ衣装で悩めかしい動きをするコーラス隊(おそらく双子のThe
Watson Twins)もグー。ジェニー・ルイスも小さくて可愛かった。ここで100円ショップで買ってきた携帯イスの異変に気がつく。棒が突き出て半分イスでは無くなっている。またトイレに行きたくなったので雨の中突入。向こうではソニックユースがやっている。でも雨の中見に行くのも体力の消耗なのでまたレッドに戻ってきてジュニアシニアまで待機(オレンジコートのトラキャンは候補から外れる。昨日見といて良かった!)って思ったらスゲー人。ジュニア・シニアの人気&雨宿り部隊か?18:40[junior senior]スタート。テーマソング「go junior, go senior」がなったとたん大盛り上がり。楽しいぜ!1stの個人的3強ソングは序盤で「rhythm
bandit」「dynamite」、後半で「shake me baby」が聴けましたが、2ndの個人的3強ソング「I like music」「ur
a girl」「dance, chance, romance」は1曲も聴けず。中でも「I like music」は聴きたかったな。全体的にはまさにディスコで楽しさ満点「move
your feet」で最高潮に達し。アンコールの「white trash」が人が減ったので1番踊れて楽しかったですね。ジュニアシニア終了後そのまま携帯イスに座りながらラーメンをすすりクーラシェイカーを待つ。俺のイスはもう3本の棒だけで成り立っていてめちゃ痛い。でも立っているよりはマシ。そんな開始間際についにイスは壊れました。豪快に転びました。めちゃ恥ずかしい。カミサンは他人事で爆笑しているし。まぁいいや。そうだクーラシェイカーのオープニングナンバーを当てたら月のこづかいが1000円上がる賭けをしました。僕はめちゃ聴きたくて、もしかしたら1番好きかもしれない曲を挙げました。さて結果は・・。20:30[kula shaker]登場。2003年にジーヴァズを見ていたのですがやっぱりドキドキした。そして1曲目。キ、キター「sound of drums」。やったーこづかいゲットだ!そして一緒に歌う。そしてアコースティックな「shower your love」。イントロのギターで昇天した「grateful when you’re dead/jerry was there」。そして「hush」と「hey dude」の2連発はジーヴァズの時も経験したんですが、やはり大興奮。やっぱ「hey dude」はとんでもない曲だな。ありがとうクリスピアン!解散せずにずっと続けてください。そういえばライブの途中に後ろの女性が何かの台に乗り出した。不安定だったらしく何故か俺の肩に手を乗せていた。ちょっと驚いて振り向いたのだけど、気にするまでもなくステージを見ていた。でもその後からは手を置かずに安定を俺の肩を叩くことで調整しているようだった。「肩どうぞ」と言ってあげようかと思ったけどすでにお貸ししているので言わなかった。コレもフジロックならではなのかな・・。アンコールを待たずにレッチリへと向かう。レッドマーキーを出ると雨は上がっていた。やったー良かった。グリーンはすごい人だかりで到底下には行けず、というか行く気はなかったけど。一応カミサンに確認「レッチリも良いんだけどさ、ホワイトにも途中から行きたいんだけど?(オレ)」「エエェ!意味が分からないので却下。ていうか待っててあげるから一人で見てきたら?(カミサン)」との事。とりあえずシザーシスターズは断念(体力の限界!)。21:30[red hot chili peppers]スタート。新作は買っていないのでシングル曲しか知らない。でもやっぱりフリーのベースは凄かった。所有している前作・前々作からも何曲かやってくれたので良かった。途中ギターのジョンが歌いだしたのはビージーズの「how deep is your love(愛はきらめきの中に)」。この曲は個人的にオールタイムベスト10に入るほど大好きな曲。極上のメロディをまさかレッチリ(ソロだけど)で聴けるとは思いませんでした。終盤例の名曲のみ待っていたところキマシタ「californication」!やっぱイイね。満足です。モニターが何故かPVみたいな漫画が映し出されカミサンが悪態ついていました。アンコールを後ろにゲートに向かう。自転車のタイヤはまた空気が抜けていた。小さな漏れなんだろうな。またシコシコ入れる。今年もコレでフジロック終わりました。今日のベストアクトはジュニアシニアとクーラシェイカーでしょうか。全体としてはすごく印象に残ったライブってのは個人的には無かったんだけど、でもやっぱり自然の中で過ごすということは本当に気持ちが良い。とにかく今年は疲れたってのが感想だけど来年もまた来ようと思います。あ、そうだ結局キイチ君とは会えませんでした。確実と思っていたのですが、むずかしいもんだなぁ。一昔前のトレンディドラマのようなすれ違いを経験。うちのカミサンによるキイチ君像の人間には数人会えましたので会えたことにしておこう。また来年再会したいです。あー来年こそ3日通し券のみってやつ復活でしょうか?
2006/8/5
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