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   USペンシルベニアのパワーポッパー、スティーブン・ローレンソン3rd。2013年マイベストな1枚。60s-70sへの憧憬が強い印象だったが#1から力強いビートの乗った今なパワーポップ#に昇華させてきた。シークレット・パワーズに通じる雰囲気。#2も完全にツボで現代パワーポップの教本のような出来ばえ、コットンメイザーぽいかな?◎◎。グリップ・ウィーズやパグウォッシュのような#3のサイケ・ポップ。リッケンバッカーの音色が覆いつくすビートルズ〜TFCな#4。ノスタルジックなメロディが良い。ビーチボーイズやカート・ベッチャーのような#5。平坦な凡庸ポップ#に思えて、実は軽めのフックに中毒性がある#6。歪んだギター含め初期TFCを思わせるインディポップ#7。ちょとB級的なもっさり感あり。USな雰囲気を前に出した#8もこのアルバムのバライティさを表している。このウエストコーストな感じは個人的に好きだ。ジョン・デイビス(スーパードラッグ)が書きそうなロックフィーリングのあるパワーポップ#9もイイネー。前作にあったジェフリン風な曲をアップデートしたような佳曲#10で締め。拡散的なポップネスに彩られた最高傑作では?オススメ!
『life on earth』 『obscuriosity』
moons stephen lawrenson
     
『big cinnamon』 『life and rhymes』
agony aunts phil angotti
   トード・ザ・ウェット・スプロケット、2013年復活作6th。心地よいリズムを刻む#@のポップ#で顔がほころぶ。#A,3は往年のトードサウンド♪グレンのソロよりもやはりバンドならではの広がりが感じられる。#4はいつもの内省的な音でありながら裏腹にとてもキャッチーで不思議な曲。大陸的な突き抜けたグレンのvo.が光る#Dは『Fear』の頃を思わせる。グレン節と言える秀逸メロディが聴けるのは#E,11。グレンのソロ作が好みの人は特にビビっと来ることでしょう。ミドルテンポのポップ・ロック#7は一聴してトードなんだけど今まで以上にキャッチーな気がする。後半は#G,H,Iとハイライト#が続く。どれも美メロで耳馴染みが良い◎。#9はちょっとU2のような空気感もあります。
『face the bird』 『new constellation』
pete donnelly toad the wet sprocket
   
『you were right』 ※『crummy desert sound』
brendan benson resonars
2013年ベストな1枚。セカンド・サタデーの2ndを心待ちにしてたらフロントマン、ワイアット・ファンダーバークのソロ1stである。SE的#1→#2を初めて試聴した時の多幸感たるや・・・ムーグがまた良い役どころで必聴!ビーチボーイズや山下達郎のような#3で往年の美メロフリークの笑顔が浮かぶ。セカンドサタデーを思わせるシルヴァーサン風味なギターポップ#4に懐かしさが。#5は初期イーグルスを彷彿とさせる歌心溢れるサウンド♪。#9でも彼の故郷であるナッシュビルを思わせるカントリーポップが聴ける。ソフトタッチのリヴァース・クオモといったミドルバラード#6も感動的だ。#7も佳曲でマイク・ヴァイオラが好きなあなたは是非聴くべきでしょう。#8はちょっとフレーミング・リップスのようだね。#10もセカンドサタデーなメロディたっぷりの1曲でマイベスト。FOWのクリスも書きそうなカントリーかつマージービート調な#11も◎。ポールコリンズをさらに砂糖でコーティングしたようなのようなパワーポップ#12もたまんないネー。オススメ!  
『novel and profane』 ※『you should be happy』
wyatt funderburk junior league