■温泉 |
館内には男女別の内湯が各1(露天あり)と貸切風呂が3つ(これもいずれも露天付き)。また宿から通りを挟んで屋外の少し離れたところに半露天の河原の湯があります。館内の浴場へはフロントのあるフロアからさらに階段を下りていきます。浴場に続く廊下には中庭を望むように置かれたお休みどころのベンチ、民芸家具などを展示したお休みどころ兼ギャラリーなどがあり、なかなか良い雰囲気。そして浴場の入り口には「ゆ」と書かれた暖簾が。中に入るとすぐ左側に貸切風呂へと続く入り口があり、奥正面は男女別内湯へと続いています。男女別内湯は檜造りのウッディーな落ち着いた雰囲気。広い浴槽は2つに仕切られており、源泉が注がれている方があつ湯、もう片方が比較的ぬる湯になっていました。屋外には木々に囲まれた露天風呂もあり、遠くに山々の景色も望め、特に冬の雪見風呂は風情があって良かったです。また一方、貸切風呂へと続く自動ドアの入り口には空き状況を示す電灯のお知らせ盤があり、これを見れば3つある貸しきり風呂のうちのどこが空いているかがわかるようになっています。部屋の鍵に付いたカードを差し込んで中に入ります。入り口から風呂までは長い渡り廊下が続きます。3箇所の貸しきり風呂は、どれも同じ造りで、内湯に小さな露天風呂が付いています。内湯には大きな窓がとられ、狭い空間ながら開放感があり、ゆったりと湯に浸かることができます。なお、河原の湯は最近できた風呂で、毎回フロントでチケットをもらっていきます。宿から歩いて7〜8分ほどでしょうか。総木造りの浴舎です。ここは浴槽のみで洗い場はありません。浴槽には源泉が滝のように注がれ、気持ちが良かったです。浴槽から下をのぞくと、川が流れている様子が見えました。窓はなく浴槽から眺める景色はこの宿で一番開放的だと思いました。
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(浴場への入り口) |
(脱衣場の様子) |
(昼間の男女別内湯) |
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(夜の男女別内湯) |
(貸しきり風呂の内湯) |
(貸しきり風呂の露天) |
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■部屋 |
1万8千円の囲炉裏なしの部屋(「またたび」)に泊まりました。ドアを開けスリッパを脱いで1段上がると畳のスペースがあり、そこに冷蔵庫も置いてあり、洗面、トイレスペースへと続いています。洗面は半畳ほどのスペースでこじんまりとしたものでした。そして襖を開けると畳10畳に一段下がって次の間5畳。次の間には大きな窓がとられ、中庭が望めるようになっていました。この宿では中庭を取り囲むように客間や風呂へと続く渡り廊下が連なっているようです。部屋は白壁に黒い柱でとっても落ち着いた感じがして良かったです。
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(泊まった部屋「またたび」) |
(廊下の様子) |
(門から母屋までのアプローチ) |
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■料理 |
夕食、朝食とも囲炉裏のある部屋でいただきます。今回通された部屋は囲炉裏が4つあり、それぞれツイタテで仕切られていました。夕食のお品書きは、山の果実酒(食前酒)、山里の小鉢、川の物山の物盛合せ、早春の造り、奥飛騨の煮物、焼物三種、飛騨牛の朴葉味噌焼、福地の揚げ物、田舎の蒸し物、熊鍋、長座のお寿司、味噌汁、飛騨漬、おくちなおし でした。席に着くとすでに前菜などの皿が目の前に置かれていて、囲炉裏には火も入っていました。囲炉裏にはイモ、五平餅、岩魚をさした串がささっています。囲炉裏に串刺しにされた焼物や奥飛騨定番の飛騨牛の朴葉味噌焼、そして熊鍋などの山里料理のほか、手の込んだ料理もいくつか並び、舌とともに目も楽しませてくれました。朝食はトマトジュース、囲炉裏で焼く朴葉味噌、山菜や温泉卵などが籠に盛られたもの、焼鮭、他に山菜の小鉢が2種、豆腐そして漬物、ごはんに一人用鍋で暖めて食べる味噌汁でした。朴葉味噌焼は、慣れていないせいか、けっこう囲炉裏の火が強くて、早く食べてしまわないと焦げてきてしまったり、食べ頃の具合がよくわからなくて、ちょっと戸惑ったりもしましたが、朝、夕とも囲炉裏の火で自分たちで焼いて食べるのは面白かったです。
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(夕食の一部) |
(朝食の一部) |
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■接客 |
従業員の方は若い方が多く、皆さん廊下などですれ違うとちゃんと挨拶してくれますし、全体的に対応は良かったです。外出する際に羽織れる綿入り(ドテラ)が1階の廊下に用意され、自由に借りられるようになっていました。長靴や傘も借りられるので、雪の中、外に行くのも安心です。福地温泉では宿だけでなく周辺の散策も楽しめるように工夫されています。「のくとまり手形」と言って、福地温泉の宿泊客は自分が泊まる宿とは別の他の旅館1箇所の立ち寄り入浴ができるチケットをもらうことができます。(但し、入浴時間は15:00〜16:00と18:00〜21:00と限られています)ちなみにこのときは長座から少し離れたところにある「山水」さんのお風呂に入りに行きました。ただ、この「のくとまり手形」に関しては、自分の泊まる宿のお風呂も満喫したうえで、なおかつ、他の旅館のお風呂も楽しみたいと思うと、15:00イン、翌朝10:00アウトでは少し行動が、せわしなくなってしまうのが残念なところでした。また、「舎湯(やどりゆ)」と言って、福地温泉の宿泊者のみが利用できる足湯もあります。ここは屋敷のようになっていて、足湯だけでなく、囲炉裏の付いた広間もあって、ここで暖まったりお茶を飲んだり、休憩できるようになっています。その他にも福地温泉では冬場の夜に凍りついた青滝(あおだる=凍りついた滝)がライトアップされ、甘酒が振舞われるなどいろいろサービスがあるようでした。
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(玄関脇の囲炉裏の様子) |
(舎湯の足湯) |
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