■印 象 |
「壽の湯」の総ひのき造りの重厚な浴舎は、平成5年に新築されたもの。それまでは築明治30年の石風呂だったそうです。入り口は男女別(上記写真)。右側が男湯、左側が女湯です(中で料金を払うところは一緒)。浴槽も洗い場も赤レンガ風のタイル貼りになっていますが、壁はすべて板張りです。浴場の中から上を見上げると天井の木の梁を直接目にすることができます。天井空間は広く、開放的な造りになっていました。男女の壁も途中までで天井までは仕切られていません。脱衣場、浴場ともとても清潔。鄙びすぎた印象は全くありません。お湯は緑がかった褐色。伊香保温泉のお湯をもう少し薄くしたような色でした。洗い場は計8箇所ほど。湯船を見てびっくりしたのですが、ここはかけ流し量がすごいです。湯船の縁からお湯がどんどんオーバーフローしていて洗い場にたくさん溢れ出していました。ただ湯温はかなり熱め。かけ湯をよくして身体を慣らしてから湯船に浸かった方が良いようです。私が最初浸かったときはあまりかけ湯をしなかったせいか、熱すぎて、また温泉の成分のせいもあるのかもしれませんが、肌にピリピリ感じたくらいでした。温度が熱くて長湯はできないかもしれませんが、お湯、施設ともなかなかハイレベルな共同湯という感じです。家の近くにこんな共同湯があったら、毎日入りにいきたいです。 |