立ち寄り入湯記

玉川温泉/玉川温泉(★★★★)
PH1.2・日本一の強酸性泉

■概要 玉川温泉は八幡平の西南、鬱蒼としたブナの原生林に覆われた活火山「焼山」の西麓にあります。八幡平と田沢湖のほぼ中間に位置しています。ある有名俳優がガンから生還したことで「ガンに効果がある温泉」と一躍脚光を浴びました。医学的な効果も次々と発表され、世界的にも注目されている温泉治療のメッカといってもよいところです。温泉は湯元の「大噴」から98度の源泉が、毎分9000リットルも湧出しています。
■印象 宿の大浴場にはいくつかの浴槽が左右に並んでいます。浴槽内のお湯は100%源泉のものと50%源泉のものと大きく2つに分かれています。50%源泉の方はさらに「あつ湯」と「ぬる湯」、また「気泡風呂」などいくつかのバリエーションがありました。さすがに日本一の強酸性泉です。50%源泉の方でも入ると身体にピリピリとした刺激や痒みのようなものを感じました。身体に切り傷や擦り傷などがあると、しみるので注意が必要です。100%源泉の浴槽が一番ぬるく、長湯できそうな感じではありましたが、やはり100%源泉の方は最も刺激が強い。いたずらに長湯するのは避けた方が良いかもしれません。泉質的には、私はあまり強い酸性泉は正直言って好きではないのですが、一度は入ってみたかったので、良い経験になりました。
(大浴場の様子) (宿の裏手の源泉地帯にある野天風呂)
■所在地 仙北郡田沢湖町玉川
■電話 0187-58-3000
■交通 JR花輪線鹿角花輪駅から玉川温泉または田沢湖行きバスで玉川温泉下車(1時間15分)
■営業時間 7時〜20時(4月下旬〜11月下旬)
■料金 600円
■駐車場 有り

■源泉チェック■
無色透明
泉質 強酸性泉
源泉温度 98度
湧出量 9000リットル/分
PH 1.2
飲泉 可(但し10倍に希釈したものを飲用)