■概要 |
十津川渓谷の左岸、断崖上にあるのが湯泉地(とうせんち)温泉です。小さな温泉地にもかかわらず、「滝の湯」と「泉湯」という2つの共同湯があり、地元以外の人でも気軽に入浴できます。「滝の湯」は国道168号線を右折して橋を渡って少し行ったところにある滝見の露天がある共同湯です。 |
■印象 |
ここには男女別に露天と内湯がそれぞれ1つずつあります。露天と内湯は離れていて、裸のまま行き来することはできません。内湯の湯船は大理石の縁取り、中は中くらいの川石を敷き詰めたタイル風の造りになっていました。内湯の壁と天井は総木造り。けっして広くはありませんが、なかなかよい佇まいでした。源泉が55.6度と高温のため、内湯は蛇口のホースから水が足されていました。その意味では源泉100%ではありませんが、オーバーフローしたお湯は常時洗い場に流れており、掛け流し状態が保たれていました。湯温は40〜42度くらいでしょうか。熱すぎず温すぎず、ちょうどいい感じになっています。お湯をよくよくみると、細かな白い湯の華が浮遊しているのがわかります。うっすら香る硫黄の臭いと相まって好感が持てました。内湯の湯小屋から階段を下りたところには露天風呂があります。小さな渓谷といった感じのところで、露天の湯船から滝が見えることから、この施設の名前がついたようです。湯上りはお座敷のお休み処へ。畳12畳ほどのお座敷が湯上りの休憩所として開放されていました。風通しの良いお座敷は湯上りの火照った身体を休ませるのに最適でした。
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(内湯(男性用)) |
(滝見の露天(女性用)) |
(お座敷のお休み処) |
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■所在地 |
奈良県吉野郡十津川村大字小原373−1 |
■電話 |
07466−2−0400 |
■交通 |
和歌山線 五條駅から68km、車2時間30分 |
■営業時間 |
10:00〜21:00(木曜日は定休日) |
■料金 |
500円 |
■駐車場 |
有り(10台) |
■入湯日 |
2004.04.30 |