立ち寄り入湯記

高湯温泉/安達屋(★★★★☆)
自家源泉の湧出量は毎分450リットル!

■概要 吾妻山麓、標高750mに湧く高湯温泉は、山形の蔵王高湯、白布高湯とともに奥州三高湯と呼ばれる古くからの湯治場。安達屋は慶長12年(1607年)創業で高湯温泉の元湯にあたる旅館だそうです。
■印象 男女別に内湯がひとつずつと、混浴の露天風呂がひとつあります(女性用は混浴露天に行く手前に女性専用露天もあります)。内湯は中規模程度の長方形の湯船で、男湯は「不動の湯」、女湯は「姫の湯」と呼ばれています。混浴露天(「大気の湯」)は横幅的にはそれほどないのですが奥行き的には長く(30mくらいはありそう)、露天の一番奥まで行く途中には、打たせ湯や洞窟風呂などが共存しています。混浴地帯に入ってすぐのところは、深さも膝下程度で浅く、お湯が淀んで湯の華が沈殿しているような感じでしたが、奥まで行ってしまえば、白濁した新鮮なお湯がたくさん湯船に注がれている感じでした。源泉は宿の500mほど下に3本あって、成分が強すぎるため、途中でガス抜きしながら昔ながらの湯桶で引いているそうです。自家源泉の湧出量は毎分450リットルとか。
(男性用内湯「不動の湯」) (女性用内湯「姫の湯」)
(混浴露天風呂「大気の湯」) (女性専用露天風呂)
■所在地 福島県福島市庭坂字高湯21
■電話 024-591-1155
■交通 東北自動車道福島西ICから17キロ
■営業時間 10:00〜15:00
■料金 800円
■駐車場 有り
■入湯日 2004.9.10

*宿のオフィシャルHPはこちらから
■源泉チェック■
乳白色
泉質 酸性硫化水素泉
源泉温度 39度ほか
湧出量 450リットル/分
PH 2.8ほか
飲泉