立ち寄り入湯記

新野地温泉/相模屋旅館(★★★★☆)
鬼面山を仰ぐ開放的な総木造りの野天風呂


■概要 安達太良連山のひとつ鬼面山を仰ぎ、福島市と猪苗代町を結ぶ県道30号線沿いにある一軒宿です。一軒宿といっても隣の野地温泉とは目と鼻の先。実際、野地温泉ホテルがこの宿の数百メートル先にあります。標高は1200メートルとか。玄関には宿の愛犬ラッキーが寝そべっていました。とてもおとなしく、でも自分の気に入った人には尻尾を振ってついてまわってくるようなマイペースで人なつっこい犬でした。
■印象 男女別の内湯がひとつずつと、野天が男女別にひとつずつあります。野天は内湯を過ぎて宿の裏側に出た先にあって、木道を少し歩いて行きます。木道は途中で枝分かれしていて、右側の上に進むと女性用野天風呂が、左に折れて少し下ると男性用野天風呂に行き着きます。男性用野天風呂は湯船の傍らに簡単な脱衣場があって、総木造りの湯船が目と鼻の先。湯口からは絶え間なく源泉が注がれていて、湯船の縁に2箇所ほど設けられた溝から常時一定量(かなりたっぷりめ)が掛け流っていました。白濁した硫黄泉でかなり湯量豊富な感じ。温度はいくぶん熱めなのかもしれませんが、このときは外気が涼しかったせいか、ちょうどよい感じでした。少し目を遠くに見やると、源泉地帯から源泉の噴煙がモクモク湧き出ているのが見えます。う〜ん、この雰囲気なんともいい感じ。すっかり野天を満喫してしまったので、あえて内湯に浸かる必要性を感じなかったほどです。こういうところはこれからもずっとこのままで残っていてほしいと思いました。
宿の看板犬ラッキー 男性用の内湯
野天風呂へのアプローチの木道 男性用の野天風呂
■所在地 福島県福島市土湯温泉町字野地2番地
■電話 0242-64-3624
■交通 東北自動車道福島西ICから、国道115号線経由25キロ
■営業時間 10:00−15:00
■料金 500円
■駐車場 50台
■入湯日 2004.9.10

*宿のオフィシャルHPはこちら
■源泉チェック■
乳白色
泉質 硫黄泉
源泉温度 89度
湧出量 120リットル/分
PH 6.3
飲泉