■印象 |
ここ源泉館は、本館、別館(神泉)、第二別館と3つの建物が狭い坂道に軒を連ねています。宿目玉の「かくし湯大岩風呂」は別館(神泉)にあります。中は完全な混浴です。湯船の周りは岩造りですが、底には板が一面に張られていて、その板の隙間から源泉が毎分415リットル湧出しているそうです。浴場内がちょっと暗めなので、実際に底から湧き出ている様子を観察することはできませんでしたが、たしかにオーバーフローしたお湯が排出口から掛け流されていましたので、まあ確かなのでしょう。このお湯、日本温泉協会の新基準の評価5項目において、満点評価を得た泉質とのこと。泉温は30度。とてもぬる目の微温湯で、入った直後は肌に冷たいような感じもするのですが、しばらくじっと浸かっていると、不思議なことに身体がジワジワ温まってくるような感じを受けました。この大岩風呂とは別に、脱衣場から浴場に出たすぐのところに、小さ目ながら42℃くらいに加温された湯船も用意されていますので、やっぱり熱いのに入らないと、という人も大丈夫です。ぬる湯とあつ湯の交互浴をするのも良いのではないでしょうか。なお、日帰り客にはおみやげとして、天然鉱泉水「信玄」なるペットボトル入りのミネラルウォーター(1リットル)がもらえます。これは下部温泉の鉱泉泉を、工場で衛生的に精製して、そのままパックした天然のミネラルウオーターということでした。 |