立ち寄り入湯記

長湯温泉/ラムネ湯(ラムネ温泉)(★★★★☆)

   炭酸濃度は花王のバブの12倍


■概要 ラムネ温泉の名は、昭和9年に長湯温泉を訪れた大仏(おさらぎ)次郎がその湯に浸かり「まるでラムネ湯だね」と評したことに由来しているそうです。一次途絶えてしまい、源泉が野ざらしになっていた時期もあったようですが(約40年くらい)、平成13年8月に大丸旅館の外湯として復活。
■印象 ラムネ湯は大丸旅館直営の外湯で、大丸旅館から300メートルくらい離れたところにあります。宿を出て5分ほど芹川沿いを歩くと木造平屋の湯小屋が見えてきます。それがラムネ湯です。(途中の河原に見える開けっぴろげの露天風呂は長湯発祥の湯と伝えられるガニ湯)ラムネ湯の湯船の構成等は次のとおりです。
@ 男女別露天風呂:一般客は200円ですが、大丸旅館の宿泊客は無料。17時以降は施錠してしまうため、会員以外は入れなくなります。宿泊客には宿から専用のカギが渡されるので、17時以降はそれを使って中に入ります。
A 家族湯(2つ):利用するには大丸旅館への予約が必要です。宿泊客は通常チェックイン後に希望時間を聞いてくれると思います。宿泊客の利用時間は、19:30〜20:30、20:30〜21:30、21:30〜22:30 の中から希望選択します。予約した時間に入りにいくときは、帳場でその旨を伝えカギをもらって行くことになります。
(@男女別露天風呂について)
湯小屋の戸を開けて中に入ると脱衣場があり奥には大小4つの岩造りの露天風呂があります。一番奥の大きめの岩風呂には31℃の源泉そのまま(加温なし)のお湯が注がれています。その他の湯舟は43度の加温した湯が入っています。加温なしの方は浸かっていると知らぬ間に身体中に炭酸の気泡がまとわりついてきます。炭酸濃度は花王の「バブ」の12倍とか。気泡に柔らかく身体を包まれるようで、常連の人は皆なじっくりこの加温なしの方に浸かっているようでした。私もそうしたかったのですが、入浴したのが12月だったため、まず43度の加温した浴槽に浸かり身体を十分温めてから、加温なしの方にじっくり浸かり、最後に再び43℃の湯船でゆっくり温まって出ました。
(A家族湯について)
家族湯は2つあって、今回は湯小屋向かって右の方の家族湯に入りました。中に入ると直径1.5mくらいの円形の湯船が2つ並んでいました。片方には加温された白く濁った湯が、もう一方には31℃の加温なしの濁り気のない源泉が注がれていました。加温なしと加温と交互に入るのが気持ち良かったです。
(男性用露天風呂) (家族湯)
■所在地 大分県直入郡直入町長湯7676-8
■電話 0974-75-2002(大丸旅館)
■交通 大分自動車道湯布院ICからR210経由40キロ
■営業時間 8:30〜19:00(定休:月、水、金、土曜日の8:30〜11:30)
■料金 200円(但し家族風呂は 1時間 \1000)
■駐車場 有り
■入湯日 2004.12.23

■源泉チェック■
透明色〜薄っすら白みを帯びた透明色
泉質 マグネシウム・ナトリウム炭酸水素塩泉
源泉温度 31度
湧出量 188リットル/分
PH 6.3
飲泉