立ち寄り入湯記

乗鞍高原温泉/湯けむり館(★★★★★)
乗鞍高原の乳白色のいで湯


■概要 乗鞍岳の裾野、標高1,500mに広がる乗鞍高原には150以上もの宿泊施設、観光施設が集い一大温泉リゾートを形成しています。乗鞍岳中腹、湯川上流の河原にある源泉から、乗鞍高原への引き湯がなされたのが昭和51年。以来、距離約7km、高低差544mを乗り越えて毎分1,500リットルもの豊富な湯が届くようになりました。今回立ち寄りした「湯けむり館」は、この豊富な湯量を誇る乗鞍高原のなかでも、日帰り入浴できる数少ない温泉施設です。
■印象 男女別にそれぞれ内湯と露天風呂があります。内湯は樹齢500年の木曽サワラを使ったという木の湯船で「桶風呂」と呼ばれていました。大きさは4m×6〜7mくらい。思っていたよりも大きな湯船でした。また浴場内全体も木の壁、木の天井でなかなか良い雰囲気。一方、露天はブロックタイルの6〜7m四方程度の湯船。泉質は内湯も露天も同じ単純硫黄泉(硫化水素型)で色は温泉らしい乳白色。概要に書いたとおり乗鞍岳中腹からの引き湯ですが、源泉が42〜3度で湯船に注がれる頃には湯温が下がってしまうため、源泉掛け流しで加水は一切していませんが、浴用に加温はしているそうです。お座敷はありませんが、暖炉付きの広い休憩室があって(自販機や売店もあり)、シングルソファーもたくさん設置されているので、湯上りはそこでゆっくりお休みすることもできます。新穂高温泉に宿泊した帰りに立ち寄ったのですが、乳白色の湯に飢えていたせいもあり、ついつい長湯してしまいました。
■所在地

長野県南安曇郡安曇村鈴蘭4306-6

■電話

0263-93-2589

■交通

長野自動車道松本ICから国道158・県道84号を乗鞍高原方面へ約50km

■営業時間

午前9:30〜午後9:00 ただし、受付(入館)は午後8:00まで

■料金

大人700円(中学生以上)

■駐車場

道路の反対側に大きな公共駐車場あり(無料)

■入湯日

H17.7.16入湯

■URL

 http://www.vill.azumi.nagano.jp/kouei/yukemuri/yukemuri.html