温泉わんだらあ 源泉の宿・宿泊記
須川温泉/栗駒山荘(★★★★★)
絶景に心と身体を解き放つ雲上のいで湯
この宿を選んだ理由(わけ): |
栗駒山荘は村営の公共温泉で価格が割りと低く抑えられているものの、眺望の良い露天風呂、客室の窓も大きな一枚ガラスで眺望が良さそうなこと、かつモダンな落ち着いた施設、ということで前から是非泊まってみたいと思っていたのですが、昨年は4〜5通はがきを出したにもかかわらず、抽選であえなく落選。今年は2度目の挑戦でやっと9月の3連休に1泊だけ予約をとることができたというわけです。 |
●今回の料金 1泊2食/13,800円(税込み) ●所在地 秋田県雄勝郡東成瀬村椿川字仁郷山国有林(栗駒国定公園内) ●電話 TEL:0182-47-5111 ●交通 東北新幹線・一関駅下車⇒<車>国道342号46km80分
●食事 夕食/和食、朝食/和食(いずれも食事処にて) ●風呂 大浴場&露天(男女別各1) ●施設 和室 16室(10畳・トイレ付)、洋室ツイン 3室(バス・トイレ付)、 洋室シングル 3室(トイレ付) 、和洋室 2室(和8畳+洋ツイン/バス・トイレ付) ●イン/アウト イン15:30/アウト10:00 ●宿泊日 2007.9.15-16 ●URL http://www.akitakurikoma.com/
■温泉 |
湯船の構成は次のとおりでした。
|
■部屋 |
本当は和室で予約のハガキを出していたのですが、洋室ならとれますということで、今回は洋室に泊まりました。1階の108号室「つまとりそう」。栗駒山荘では各部屋に高山植物(高原に咲く花)の名前が付けられています。温泉宿で洋室に泊まることはめったにないため、和室に比べ狭く感じるのではないかと不安でしたが、窓際にソファ、壁側に2人用の応接セットがあり、思った以上にゆったり感のある造り。インテリアもブラウン色を基調にモダンで落ち着いています。ただ期待していた一枚ガラスの大きな窓ではなく、中央にたて框(がまち)のある大きな引き違い窓。網戸もあるため、眺望の視界を遮るのが残念といえば残念でした。トイレと洗面は一緒になっていますが、広々とした洗面スペースでゆったりした感じでした。
|
■料理 |
食事は2階のレストラン「くりこま」で食べます。ここにも大きな窓がとられていて、眺望が楽しめます。 朝食:朝食はテーブルにもある程度品数が並べられていますが、お惣菜や生野菜、デザート、飲み物はビュッフェ形式で好きなだけとってくるようになっていました。特に丸ごとのトマトがあるのには驚きました。。 |
■接客 | この宿は日帰り入浴客がかなり多く、日中はフロント周辺はごった返しています。今回、チェックイン(15:30)よりかなり早く到着したにもかかわらず、フロントでの応対は丁寧だったのが印象的。チェックイン時まで散策をしたいからということで、周辺MAPをもらったのですが、そのときに併せて須川高原ホテルの無料入浴券もくれました。露天と内風呂で別料金になっているのですが、1人につき各1枚ずつ2枚もらえました。チェックイン後は鍵を受け取って、各自で部屋に行くシステム。館内の造りがシンプルで分かりやすい場合は、こういうのも自分のペースで館内を歩けて、また寄り道しながら部屋に向かえたりして良いかもしれません。また、栗駒山荘の良いところは、チェックイン後の時間延長が、1部屋につき1時間千円でできること。せっかく良い宿に泊まれたのだから、2時間延長し、お昼を食べてから帰ることにしました。しかし、9:00から日帰り客が押し寄せてくるため、なかなか一人でゆっくり露天風呂にというわけにはいきませんでしたけど。。 |
●総じて、この宿の評価は? 1泊2食13,800円の料金で新しくモダンで素敵な施設。眺望の良い露天、部屋、レストラン‥と、大満足できる宿ですが、難点はシーズンオンの時期は抽選により思うように宿泊できず、ましてや連泊はかなり厳しくなってしまうこと。(連泊したとしても、この日帰り客の多さでは、ゆっくりのんびり温泉三昧というわけにはいかないかもしれませんけど。)でもそれを勘案してもレベルは高く、評価は文句なく5つ星です。幹線道路が冬期通行止めとなるため、11月初旬〜4月下旬は冬期休業となってしまいますが、爽やかな春先や、もう少し秋が深まった時期にまた訪れてみたい宿です。(お気に入り度=★★★★★)