■概要 |
隣の松坂屋と並ぶ箱根芦の湯の老舗宿。創業は正徳5年(1715年)とかなり古いです。3階建ての本館を中心に3棟の客室があります。建て替えを行っているのでしょう。建物は全然古くはないです。 |
■印象 |
日帰り入浴は12時半から4時まで。12時半前に行っても中に入れてくれないので注意した方がいいでしょう。ロビーで料金を払うと、ノートパソコンに接続した小型プリンターからレシートを打ち出してくれます。制限時間は2時間まででレシートにも時間が刻印されてきます。ただ制限時間は旅館を出る時にチェックみたいなことはしないので、あまりうるさくはなさそうです。もちろん4時をオーバーしたらまずいでしょうけど。風呂数は内湯(男女各2)、露天風呂(男女各3)、貸切風呂2、貸切露天風呂3とたくさんあるのですが、日帰りで入れるのは本館の「湯香殿」と別館の「貴賓殿」のみです。いずれも露天がありますが、露天の方は浴感があまりよくないので内湯に集中したほうが良いと思います。内湯でどっちがいいかといえば手前の「湯香殿」の方。これは5本のパイプ湯口からそれぞれ異なった源泉が流れており、触ってみるとたしかに5本とも温度が異なり、源泉の違いを確認できます。ちなみに5本のパイプは右から、底無しの湯、十三番の湯、達磨の湯、仙液の湯、黄金の湯と命名されています(写真下左)。お湯は白濁しているときもあれば、かなり透明に近いときもあります。きっと気温その他の条件が影響しているのでしょう。これに対し貴賓殿の方はいつもといっていいくらい白濁しています。こちらは加熱循環なのでしょうか?源泉がかけ流されているようには見えないし、湯口も浴槽の中にしかないようです。常時白濁している貴賓殿の方が良さそうに思ってしまいがちですが、温泉としては湯香殿の内湯の方が新鮮なのではないかと思います。なお、日帰り客用に畳敷きの大広間がお休み処として開放されていますので、休憩しながら2回、3回と入ることもできます。 |
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![](kinokuniyauchiyu.jpg) |
![](kinokuniyaroten.jpg) |
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(湯香殿の内湯) |
(湯香殿の露天) |
(立ち寄り客用の大広間) |
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■所在地 |
箱根町芦ノ湯8 |
■電話 |
0460−3−7045 |
■交通 |
箱根口ICから国道1号経由 |
■営業時間 |
12時半〜16時(入浴は2時間まで) |
■料金 |
1000円 |
■駐車場 |
有り |