温泉わんだらあ 立ち寄り入湯記

蔵王温泉/かわらや旅館(★★★☆☆)
湯船の真下に源泉のある「あたたまり湯」



■概要

蔵王とは山形と宮城の両県にまたがる蔵王連峰のこと(この蔵王連峰を横断し、山形県と宮城県を結ぶ山岳ドライブコースが「蔵王エコーライン」)。一般的に宮城県側を宮城蔵王、山形県側を山形蔵王と呼びますが、山形蔵王には蔵王温泉を含め温泉のあるホテルやロッジが120軒、そのほか共同浴場が3つと大露天風呂が1つあります。そんな山形蔵王にある蔵王温泉のお湯は強酸性で、豊富な湯量は山形県内随一と言われています。

■印象

湯船は1m強×3m程度のもの。舐めるとかなり酸っぱい酸性の湯。ぱっと見透明ですが、よく見ると白い細かい湯華がたくさん混じっていました。体感的にはう〜ん効き目ありそうって感じです。湯船の真下に源泉があるらしく、底がスノコ状の格子になっていて、その下からお湯が湧き出しているのだそうです。通称「あたたまり湯」と呼ばれていて、すぐ隣にある共同湯「川原湯」と全く同じ造り(源泉も同じ)みたいです(総檜造りの浴室は釘を1本も使っていない)。底から湧き出す量はそんなに多くないのでしょうか?湯船の縁を見ると、うっすらちびちびという感じで掛け流っていました。脱衣場は狭く、浴室内もたいして広くはありませんが、湯船は女湯と仕切りの壁の部分をへだてて底というか中でつながっています。源泉が高温のため加水あり。

■所在地 山形県山形市蔵王温泉43
■電話 023-694-9007
■交通 山形自動車道 山形蔵王ICより西蔵王高原ライン経由約20分
■料金 400円
■入湯日 2005.8.25