立ち寄り入湯記

川原毛温泉/川原毛大湯滝(★★★☆☆)
豪快に流れ落ちるダイナミックな滝湯


■概要 滝そのものが温泉になっているという珍しい温泉です。東北版・北海道のカムイワッカ湯ノ滝といったところでしょうか。約1km上流で湧出する温泉が沢水と合流し、20mの高さからダイナミックに流れ落ちてきます。滝つぼや渓流はすべて天然の露天風呂になっていて、地元の人はもちろん、山歩きの疲れを癒す観光客にも親しまれているそうです。
■印象 川原毛地獄には上と下で二つの駐車場があり、この大湯滝へは一般的に下の方の駐車場からアクセスします。秋の宮-泥湯温泉を通る道からは上の駐車場にしかアクセスできないので要注意。でも、そちらの道の方が川原毛地獄を実際に歩いて堪能できると思います。上の駐車場から、ここに行くには川原毛地獄の遊歩道を片道20〜30分歩かなければならないので。湯滝に到着するまでの川原毛地獄は下の写真のとおりで、スターウォーズに出てくるどこかの惑星?にやって来たみたいでした。湯滝に着いたときは、夏休みシーズン中ということもあって、とにかく人でごったがえしてました。そのせいか思ったより湯滝の空間は狭く感じられました。ガイドブックで見ていたときは、もっと人が少なく閑散としている様子だったのですが‥。季節が違えばまた印象も変わるんでしょうけど。老若男女入り乱れて、みんな湯滝から流れ落ちる硫黄泉を滝つぼ付近や下流の岩間でワイワイ楽しそうに浸かっています。お湯を舐めてみると、かなり酸っぱい酸性泉。滝つぼ付近は飛沫がすごくて目に入ると沁みます。なお入浴時は水着着用が必要で、シーズン中は仮設の脱衣小屋が付近に開設されます。
■所在地 秋田県湯沢市高松字高松沢国有林内
■交通 川原毛地獄山頂駐車場〜川原毛湯滝駐車場間は徒歩で下り・約20分、登り・約30分。大湯滝へは川原毛湯滝駐車場よりさらに徒歩で約20分(徒歩でしか行けません)
■料金 無料
■駐車場 川原毛地獄駐車場を利用(山頂付近の地獄よりの駐車場と下の湯滝よりの駐車場と計2箇所あり)
■入湯日 H16.8.14

■源泉チェック■
無色透明
泉質 塩酸酸性型強酸性泉
源泉温度 40℃前後 入浴適期6月下旬から10月上旬
湧出量
PH 1.46
飲泉