温泉わんだらあ 源泉の宿・宿泊記

(函館温泉)/ラビスタ函館ベイ(★★★★★)
函館山を一望しながら茶褐色の温泉が堪能できるお洒落なホテル

この宿を選んだ理由(わけ)

函館に泊まるか湯の川温泉に泊まるか迷いましたが、最近よく泊まって評価の高い共立メンテナンスの「ラビスタ函館ベイ」があり、温泉は源泉かけ流し風呂があり、まだできて新しいということで、なかなかモダンできれいなホテルで部屋からの眺めも良いということで、こちらに2泊してみることにしました。


●今回の料金 12,700円(JTBのネットで見つけた連泊ステイ料金)
●所在地 北海道函館市豊川町12-6
●電話 TEL0138-23-6111
●交通 JR函館駅より徒歩15分
●食事 朝食付き可能(食事処にてバイキング形式)
●風呂 大浴場、露天風呂、サウナ、天然温泉、水風呂
●施設 レストラン、ティーラウンジ、バーラウンジ、大浴場、サウナ、露天風呂、バリアフリートイレ、禁煙ルーム、売店、自動販売機
●イン/アウト イン15:00/アウト11:00
●宿泊日 2010.1.9-11
●URL http://www.hotespa.net/hotels/lahakodate/intro.html

■温泉

大浴場は、いちばん上の階の13階にあります。泉質はナトリウム・塩化物強塩泉。伊香保温泉のように緑がかったこげ茶色で濁っていました。塩泉なので、入った後、体がポカポカしていました、ちなみに、女性の大浴場には、源泉かけ流しと循環の内風呂が1つづつ、そして、屋外には循環の岩風呂がひとつと、源泉かけ流しの1人ではいるのにちょうどよい樽風呂などが3つありました。屋外は、周りをホテルなどの建物に囲まれていますので、視線を気にする人用に、体に巻く布が用意されていました。露天風呂からは、函館山の方向も望めました。チェックインは3時で、チェックイン後は比較的空いていますが、夕食後や朝食前はけっこう混んでいました。大浴場を出たところに、湯上がり処があり、そこの窓は大きくとられていて、函館山の方向が正面に見え、特に夜はライトアップされとてもきれいです。そこには、共立メンテナンスおなじみの、無料のアイスキャンディが置いてあります。1日目はチョコレートがコーティングされたアイス、2日目はミルクアイスでした。(ima-mat記)



■部屋

部屋は、33.6uのデラックスツインにしました。普通のツインとの違いは、部屋の広さが広い分ソファーが置かれており、プラス、デラックスツインだと部屋からの眺めも山側で良いことで、こちらに決めました。今回は、9階の915号室でした。重厚なモダンなドアを開くと、洗面・トイレ・バスルームがあるスペースから1段小上がりになったところに、和ベッドが2つとソファー、テーブルが置いてあります。小上がりになっている部分は、畳の代わりになるようなモダンなマットが敷かれていて、靴を脱いでくつろげるのがうれしいです。そして、大きな窓の正面は細長いテーブルがあり、そこは堀ごたつのように足を入れて窓からの景色を眺められるようになっています。窓からは函館山がちょうど正面に見え、金森レンガ倉庫、右手には港が見えます。やはり、夜のほうがライトアップしていい眺めになります。洗面のほかに、水屋のようなスペースがあり、そこにコーヒー豆を自分でひけるコーヒーミルやお茶セットとクッキーが1人1ケづつおいてあります。コーヒー豆を手動でひくのはけっこう力がいりましたが、初めてのことで面白かったです。あと、冷蔵庫には、無料の水のペットが1人1本づつ入っていました。



■料理

今回はホテルなので、朝食のみを選択でつけることができました。ここのホテルを決めた理由として、口コミで朝食の評判がすごく良かったということもありましたので、もちろん2泊とも朝食付きにして、朝食をとっても楽しみにしていました。朝食は、6時30分〜9時30分の間で自由な時間に2Fの食事処に行きます。8時頃から混むとフロントで案内されたため、2日とも、7時30分〜40分くらいの間に行きました。そのせいか、テーブルはまだ空いていました。朝食は、ビュッフェ形式になっていて、焼きたての干物3〜4種類(鮭、ホッケ、サバ、いかなど)、2種類のお椀(三平汁、かに汁など)、漬物、惣菜、洋食コーナー、そして、これがいちばん人気の、3〜4種類の新鮮海鮮(いくら、いか、たらこ、まぐろなど)を選んで作れる勝手丼コーナーがあります。あとは、ジュースやコーヒーコーナー、デザートコーナーもあります。やっぱり、いちばん人気の勝手丼のコーナーがいちばんおいしいですね。次が、焼き立て干物のコーナーですね。デザートも、フルーツやヨーグルトのほか、イチゴプリンや和風のぜんざいなどがあったりで、このプリンはおいしかったですね。今回は連泊でしたが、1泊めと2泊目では、干物の魚の何種類かが変わったり、勝手丼の海鮮のうち何種類かが変わったりと、それぞれ少しづつ変わって連泊者にも対応しているようでした。

■その他 ホテルの立地がベイエリアにあるため、函館の観光地のどこに行くのも非常に便利。特に、夜景を見る函館山ロープウエイ駅まで歩いていけたり、元町や朝市、函館駅までも歩いていけます。夕食は、ホテルの目の前に、函館ベイ美食倶楽部があるので、雪が降っている冬などは、けっこう便利です。2泊目は、ここの「きくよ食堂」に行きました。ホテル内には、中華とスペイン料理があります。3日目のランチにこちらのスペイン料理に行きました。ランチでは、パエリアセットが1500円で、サラダやスープ、デザート。コーヒーまでついていてびっくりしました。店内の雰囲気は良かったですが、味の方は可もなく不可もなく普通という感じでした。




今回、旅に出る前に「函館物語」辻仁成(著)を読んで行きました。単なるガイドブックとは違い、言葉の使い方が繊細で(さすが芥川賞作家)なかなか良い本です。文章以外にも辻氏自身が撮った函館の様々な風景写真が沢山載っています。函館に初めて行くなら、是非とも読まれることをおすすめします。ちなみにこの人、中山美穂の旦那様じゃなかったっけ!?たぶん。




日本とフランスの交流が、函館を起点にしていたなんて知りませんでした(五稜郭タワーにて展示されていたもの)。




路面電車にも乗ったし、函館山ロープウェイに乗って函館の夜景も見てきました。



●総じて、この宿の評価は?

1泊朝食のホテルとしては、立地条件に加え、施設がきれいでモダンで素敵なこと、源泉かけ流しの浴槽もあること、部屋や湯上がり処などからの函館山の景色がすばらしいこと、そして朝食がおいしいこと・・・とっても大満足のホテルでした!!評価は星5つです!!(お気に入り度=★★★★★)

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