■概要 |
後生掛温泉は八幡平の標高1000mの一角で、硫黄臭を漂わせています。玉川温泉とともに秋田を代表する湯治場で、昔から「馬で来て、足駄(あしだ)で帰る後生掛」という戯れ歌(ざれうた)もあるほど、万病に効果があると言われています。宿は1軒宿で、地獄谷の斜面に建ち、5棟の自炊部や旅館部、温泉保養館、レストランなどがあります。周辺にはトドマツやブナの原生林に覆われた沼や湿原が点在していて、初夏には可憐な高山植物で彩られています。 |
■印象 |
ここ後生掛温泉には「温泉保養館」と呼ばれる木造の堂々とした大浴場があります。豊富に湧く湯は酸性の硫黄泉で、浴場内にはなんと7種類のお風呂があります。神経痛の湯、打たせ湯、泥湯、木箱の蒸し風呂、サウナ、火山風呂、露天風呂の7つです。まるで入浴法のデパートといった感じ。なかでも一番の人気は後生掛伝統の入浴法といわれる木箱の蒸し風呂で、首から上には直線温泉の蒸気が当たらないため気持ちよく汗をかくことができ、全身の冷えがとれると評判だそうです。宿の外には、泥火山や大湯沼などの火山現象を間近にできる「後生掛自然研究路」が整備されています。1周40分程度で浴後(前)の散策にちょうどいいかも。 |
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(温泉保養館の入り口) |
(浴場内の様子) |
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■所在地 |
秋田県鹿角市八幡平字熊沢国有林内 |
■電話 |
0186-31-2221 |
■交通 |
JR花輪線鹿角花輪駅から秋北バス八幡平頂上行きで約60分 |
■営業時間 |
7:30〜19:00 |
■料金 |
400円 |
■駐車場 |
有り |