書籍



2005年11月11日

三丁目の夕日 映画化特別編
西岸良平
小学館 2005年12月1日(?)第1刷発行


まずは、やはりこれでしょう。
自慢じゃないが、もう20年間読み続けてますよ、「ハハハ」

ま、それは置いておいて、
このマンガ、原題は「夕焼けの詩」と昔は言っていたが、
いつの日からか「三丁目の夕日」に変わっていたのは何故?・・・・。
出版社のしたたかな意図を感じる・・
ちなみに、すでに30年も連載している超ロングセラーである。

さて、この本、「ALWAYS」のストーリーを組み立てる為の
エピソードを集めた編集となっている。
もう既に読んだ事のある話ばかりなんで、買うかどうか
迷っていた所なのだが、映画館で見かけ、ついつい
購入してしまったのだ。

ま〜、一応、記念だからって感じで買った本だが、
映画を見終わって読んでみると中々いい感じなのだ。
で、またまた目頭が熱くなってしまうのである。



2005年11月11日

赤線跡を歩く
株式会社 自由国民社
1998年3月20日 初版第一刷発行


赤線地帯と言うと眉をひそめられる、特に女性の前では
禁句なのかもしれない、

しかし、古い街並みを探していると、どうしてもこの町を避ける事は
出来ないし、逆にその様な所だからこそ、今でも人々の住まいとして
形を変えながらも、ひっそりとその街並みを残しているのだ。

独特な形の建物は当時も人を引き付けたであろう。
しかし、私には現在その化粧を落とした姿でさえも、
魅力的に写るのだ。

しかし、やはり年月の経過は残酷だ、
再開発の名の下に徐々に当時の建物は消えつつある。

この本ではそんな、赤線地帯と呼ばれた場所を
日本全国からピックアップして紹介してくれている。

読むと、関東一帯にはその様な場所が多数あった
と言う事が分かり、驚かせられる。
自分がよく行く町もそうだった事を知り、
「あ〜、あの古い建物がそうだったのか・・・・」
と感慨に耽ってしまう。

そして、この本はその様な場所の紹介と合わせ
当時の様子を垣間見る事の出来る映画の紹介もあるので、
ご興味のある方は是非、一読して頂きたい。



2005年11月11日

東京消えた街角
加藤嶺夫
河出書房新社 初版発行1999年10月1日


昭和の時代を感じさせるモノクロの写真集である。
著者が昭和40年代からカメラで撮り続けた写真を23区別に
収録してある。
自分に関係の深い区の写真を見ると、何とも言えない郷愁を
感じてしまうのだ。



2005年11月11日

乱歩と東京
松山巌
ちくま学芸文庫 1994年7月7日第1刷発行


乱歩の時代の建物を氏の小説を絡めて紹介すると言う
新発想の本だと思う。
副題には「1920 都市の貌」とあり、戦前から残る建物や街並みと
合わせ当時の社会状況も紹介している。
写真を見ながら、当時の人の生活に思いを馳せる事の出来る
1冊である。



2005年11月11日

地図から消えた東京遺産
田中聡
祥伝社 黄金文庫  平成11年1月20日初版第1刷発行


東京と言う都市は常に新陳代謝をくり返している。
昨日まであった店が今日は無くなり、
先月まであった建物が消え、別な建物になっている。
以前そこに何があったのかと言う記憶さえも無くなってしまう。

この本は、ある時は誰でも知っていた場所なのに、
東京から消えてしまった名所を紹介してくれる。

だが、今、その場所を地図を頼りに訪れても、もうそれは無い。
もしかすると、その痕跡さえも見つける事は難しいかもしれない。

新陳代謝に忙しいこの東京、その行き着く先は・・・・・・・



2005年11月11日

東京の戦前 昔恋しい散歩地図
アイランズ編著
草思社2004年1月30日 第1刷発行


現代の東京地図と戦前の地図を比較しながら、名所を紹介する本。
面白いのは道の作りはそれ程大きく変わっていない為
この地図を頼りに歩く事で、戦前の東京に思いを馳せる事が出来るのだ。

新陳代謝に忙しい東京、表面は変わっても
骨は変わらないと言う事なのだろうか・・・・・・



2005年11月11日

なつかしき東京
石黒敬章編
講談社1992年2月14日第1刷発行


昔のモノクロに水彩で色を付けた写真と言うのは
独特な雰囲気を醸し出している。
まるでおとぎ話に現れる世界の様だ・・・・・・

この本はそんな写真を集め、紹介している。
現代の東京の写真も乗せる事で、変わり行く東京を
感じる事が出来るのだ。



2005年11月11日

寺山修司
太陽編集部
平凡社 1997年7月15日 初版第1刷発行


彼の独特な世界観や映像については好き嫌いがはっきり出るだろう。
実は寺山修司については30才を超えるまで存在自体は知っていたのだが
作品を知る事はなかった。
しかも同郷の出身と言う事、氏の記念館の存在もかなり、驚いた。

さて、昭和レトロと言う点では氏の存在はどちらかと言うと
アングラ、サブカルチャー的にどうしてもなってしまうと
感じるのは私だけだろうか。

若い時にこの作品に遭遇しなくて良かったと思う、
若く多感な時期にこのような作品に出会ったら、
もしかすると、別な人間になっている恐れもありえるのだ。



2005年11月11日

「満州」都市物語
西澤泰彦
河出書房新社 1996年8月5日 初版発行


負の記憶として語られてしまう「満州」、
しかし、この土地に、計画的な都市を作ろうとした
日本人の建築物が今も残っている。
和と洋が入り混じったその建物は中華の空気の中で
不思議な雰囲気を漂わせている。

この本は、中国の都市に残っているそんな建物を紹介している
写真集である。
満州のほかにも、ハルビン、大連 瀋陽、長春も紹介されている

一度は行ってみたい所だ・・・・



2005年11月11日

上海 モダン都市の150年
河出書房新社1998年6月15日初版印刷


テーマからは少々それるが、上海もまた、
不思議な雰囲気が存在している。
古くから商業都市として栄えたこの都市は
今もその役割が変わることは無い。

その古い街並みが、再開発の波に呑まれ、変貌していく姿は、
東京に近い存在かもしれない。

この本は、そんな上海の姿を紹介する写真集である。





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