蔵王連峰の樹氷

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2006年1月29日(日曜日)午前9時45分山形県蔵王町よりロープウェイにて山頂を目指す。山嶺線、山頂線と乗り換え10時18分海抜1650bの山頂駅到着。そこはアオモリトドマツの群生地で樹氷群の真直中、観光客の歓声が響き渡る。しかし残念なのは小雪舞い散る雲の中、氷点下10度の世界、目に飛び込んでくる樹氷は目前の一部だけ、予報では時間と共に天候が回復する予想なので1840bの熊野岳へ向かう。
時折雲間から日差しが出てはまた曇る。途中1736bの地蔵岳に到着する頃、上空の雲が途切れた瞬間、視界が広がり雲海の中から樹氷群が下方に見える。
更に尾根沿いの緩やかな登山道、ポールを目印に下ると突然雲の中から数人の山スキーヤーが現れかけ声を掛けながら楽しそうに麓へ滑り降りて行く。
なだらかな登山道、この辺一体はハエマツや岩が多いところだが北西の季節風によって作られるエビのシッポで覆われ、いかに季節風が強いかが分かる。熊野岳を迂回、宮城県側へ下り五色沼(お釜)を見下ろせる馬の背に到達、ロープウェイを降り途中写真を撮りながら歩くこと3.5q2時間の道のり、曇っていた上空はからりと晴れ渡り絶好の登山日和となる。さらに熊野岳山頂を経由下山した。


形も雪質も上出来のスノーモンスター

角度によって人形さんにも見える

岩に出来たエビのシッポ

山頂神社鳥居のエビのシッポ

海抜1841b熊野岳山頂

夕日に映えるスノーモンスター