7月
仙台国際空港 2018.07.01
1日(日曜日) 関東地方は観測史上初めて6月に梅雨明けの発表があったが 梅雨が明けていない仙台でも気温は真夏日となる30度を超え 夕方になると雷鳴が聞こえ夕立となるが この暑さも梅雨の晴れ間 今週中ごろから雨の予報が出ている 沖縄 九州 四国地方では台風の接近により大雨の被害も出ている 一方関東 東北甲信地方では猛暑日となり熱中症や水の事故で救急搬送というニュースも流れていた 今日は月一度の定点空撮で空の散歩に行ってきた |
山形県長井 アヤメ園 |
6月25日のアヤメ |
アヤメ園 |
福島県喜多方町雄国沼 ニッコウキスゲ |
2日 昨晩の雷鳴と雨はすごかった 窓を開けると稲光と同時に雷鳴がとどろき その後数分間停電になるが この停電は2011年の大災害以来の停電で非常に珍しい と言うのも他の地区で停電してもなかなか停電しない地域でもあったからこそでもある 一晩明け今日は朝から福島県喜多方町内の雄国沼へ向かう 場所は磐梯山の西 標高1100メートルに位置する 林道はあるがこの時期に限り一般車両通行止めとなり ふもとの駐車場よりシャトルバスにて25分 バスを降り急こう配の階段を降りること15分 木道が整備され一面ニッコウキスゲの群落が広がり黄色一色の風景が目に飛び込み あたりの山からホトトギスやカッコウ キビタキ カヤクグリの鳴き声が聞こえてくる 標高が高いとはいえ30度を超す気温には閉口する 喜多方町に下り遅い昼食の喜多方ラーメンを食する その後山形県米沢市 山形市を経由帰ってきたが 途中の気温表示は37度から40度 冷房のきいた車内から窓を開け手を出すと なんと微温湯につかっているようだった |
雄国沼とニッコウキスゲ |
山形県長井市にて |
長井市にて |
雄国沼展望 |
ニッコウキスゲ群落 |
3日 日曜日撮影したデータを納品する 北上がゆっくりな台風は九州北部に大雨を降らせ 関東 東海 東北南部に高温をもたらし 梅雨前線を北へと押し上げ北海道石狩川沿いの上川 空知地方で川が氾濫し被害が出ている 今後この台風の影響が懸念される 昨日行ってきた雄国沼の午後は雨になったようで この黄色の絨毯を晴れて見えたのは今年の見納めだったかも? |
山の奥には磐梯山 |
ニッコウキスゲの咲く湿原 |
4日 台風は日本海に抜け北海道渡島半島に向かって北上中ですが 東北南部は朝から曇り気温 湿度ともに高く不快指数も上がり嫌な一日となっている ニッコウキスゲはユリ科の一年草で 朝咲いて夕方しぼむ一日花です 掲載右の花はあと2日で実になり始めます |
ニッコウキスゲの開花順 |
カヤクグリのヒナ |
5日 台風は温帯性低気圧に変わり北海道へ行ったが 前線の影響で沖縄から九州 四国 中国 近畿 北陸地方に大雨による被害が発生 気象庁は今後の雨量に気を付けるようにとの注意報を出している |
喜多方町内 ぽっかり浮かぶ雲 |
恋人峠からソバ畑と会津盆地を一望する |
7日 今回の台風と前線の影響により 西日本各地で想像を絶する大雨に見舞われ 大小の河川が氾濫し 山沿いの地区では土砂崩れが発生 尊い命が失われたり行方不明者を合わせると100名を超している 報道を見ていると川の氾濫の原因の一つに 倒壊した木々が大量に流れ 橋げたにかかるとダム効果になり その上流から堤防を乗り越えた水が溢れ住宅地に流出 さらに住宅を壊し瓦礫となった木片やゴミが次の住宅を壊している 2011年東日本大震災時の津波と同じように見えた 自然現象は日本列島の宿命 とは言え災害に強い街づくりを考えなければ また同じようなことが繰り返されることだろうが 被災された方々の一日も早い復興を願うばかりです |
会津盆地を一望 右奥の山は飯豊山 恋人坂より
ソバ畑と雪を被った飯豊連峰 |
11日 東日本大震災の月命日 各地で祈りの行事が行われた 一方中国四国地方の大災害から日ごとに犠牲者の数が増え 行方不明者を加えると200名を超え 台風以外の洪水による災害としては史上最大となってしまったようでいたたまれない 報道の被災地写真を見るかぎり 渓谷に挟まれたような地形と急斜面に住宅街があったようで 過去にこんなことなかったから大丈夫 と言っていた方の映像が流れていたが 東日本大震災時の津波で亡くなった方も同じようなことを言っていたのを思い出す 日本列島どこでも起こりうる災害のような気がするので てんでんこ で避難するのが一番かもしれない |
ユリの花は慶弔どちらにも |
12日 豪雨による大災害から5日が過ぎても犠牲者はさらに増えているようだが 一日も早い復興を願いたい 一方タイで洞窟に閉じ込められた13名全員が無事助けられ 世界中で救出の喜びに慕っているようだ スキューバダイビングの経験がある私がちょっと気になっていたことは 水深5〜6メートルまで潜ると必ず 耳抜きをしなければならない 水圧により耳が痛くなり 鼓膜が破損することにもなりかねない 潜水経験のない子供にどのように教えるのだろうか と気にかけていたが 今日救出時のトンネル内の様子を見ると睡眠剤を服用し 眠っている間に救出したようにも見える 疑問の耳抜きは想像ではあるが 耳カバーで覆ったかもしれない これらは発見したダイバーをはじめ 多くの方々の努力と支援が成功に導いたことと思い お見事としか言いようがない |
ヤマユリ |
今日の青p空 |
アサガオ |
雨上がりのガクアジサイ |
13日 昨夜からの雨も上がり朝から強い日差しで気温も鰻上りの31度を越した 気象台では未だ梅雨明けを発表していないが今日の青空を見る限り梅雨明けだろうと思う また今後1か月は高温状況が続くと気象庁が発表した 被災地では体温に近い高温となっている中 跡片付けも大変な作業となっている様子を報道しているが 衛生面と病気に注意が必要だ |
14日 昨秋より蔵王に行っていなかったのでコマクサを撮影しに山登りをする 左の写真の赤線矢印のように歩く 午前5時蔵王駐車場は濃霧で視界5メートル 気流を調べると昼頃から晴れるようだったため 9時30分まで車中で仮眠 ガスは取れないが矢印の上のほうから歩き出す ロバの耳に通じる馬の背で85歳の登山家と出会い 一緒にお釜と五色岳を1周し4時間で駐車場に戻る この間撮った写真は翌日より順次掲載します 山から下山 麓の遠刈田温泉に浸かり帰ってきた |
五色岳中心のちょっと詳細ルート パノラマで見るとなだらかに見えますが 傾斜はそれなりに岩と砂礫のガラ場もあり
ガスの中のお釜 10時 |
15日(日曜日) 天候が思わしくなく囲碁視聴で過ごす 掲載の写真はガスの中 コマクサを探し山へ入った時の状況です 一時視界数メートルと濃霧が押し寄せてくる 平地から眺めると雲ですが コンパスを頼りに熊野岳に到着 晴れていればお釜から熊野岳まで海抜差100mを30分位のところ1時間もかかってしまう しかし時間とともに天井が開けてきている 続く |
熊野岳山頂 1841m 7月14日 11時 |
馬の背の避難小屋 1835m |
16日(海の日) 気象予報に反し昼前から時雨 場所により強弱があり夕方まで降ったりやんだりが続く そのため湿度が高く汗が体にまとわりつく 梅雨独特の気象となった 掲載の写真は時期が1週間程度遅く霧の中やっと見つけたコマクサです この後85歳の方と話が合い ロバの耳岩から五色岳を周る山に入っていきます 続く |
霧がコマクサに付着 水滴になる |
今年の蔵王で一番きれいなコマクサかも |
17日 梅雨が明けたと言うのに気温ばかり上がり空模様は思わしくないが 連日朝から晩まで救急車の音が聞こえない日はない 報道によると熱中症で倒れたり亡くなったりと なんとも痛ましい事ばかり 水分をマメに摂ることが大切だ 人間は体重の60%は水だから 掲載の写真は今回見つけた一番きれいなコマクサだ それを虫はわかっているのだろうか 開花する前の花芯にストローを刺し蜜を吸っていた 11時58分天候が回復はじめたので岩と瓦礫場の足場を見極め一歩一歩お釜へ下り始める 花こう岩はもろく時折足を取られそうになる 続く |
ロバの耳岩を回り込み お釜の水源へ下り始める |
ロバの耳から見る お釜 |
18日 連日の猛暑で小学生から年配者まで熱中症で亡くなる というニュースが今日も流れている この暑さ今後も数日続く予報が出ているので注意が必要だろう そんな中 宮城県大衡村内のヤマユリを見に行く 林の中はセミの声が程よいBGMとユリの優しく甘い香りを嗅ぎながら散策してきた 写真は後日掲載します 掲載の写真左はロバの耳岩からお釜を見下ろし 奥のガスがかかっているところは展望所です 右の写真はお釜へ流れる川の源流です 続く |
お釜の水源 キンコウカとドウダンツツジ |
シャクナゲ |
19日 昨日行ってきた大衡村山ユリの里の写真整理と我が愛車のエアコンフィルター点検をする 今日も同じく高温が続き動きずらい 掲載の写真左は水源のシャクナゲを入れロバの耳岩を見る ここは熊野岳1840mより280m低い お釜の水面は1560mです ここから右の写真の五色岳1672mへ登ってゆく 続く |
お釜の淵から五色岳へ |
五色岳付近から展望所方向を見る |
20日 連続真夏日は気象庁が記録し始めてからの新記録だそうですが この暑さ8月上旬まで続きそうな予報も出ている 農家は雨が降らないので果樹や野菜類の作物に影響が出ていると言っている 桃農家は小粒ながら糖度が増して出荷も例年に比べ10日も早いと 同じくスイカも甘さが多いるようです 掲載の写真左は 五色岳頂上の下より刈田岳と展望所方向です 右は五色岳より下り 鉄分が多い砂岩で風化しもろくなり茶褐色の色は鉄錆です |
五色岳東側のもろく崩れやすい岩場 |
もろくなっている五色岳 左はお釜 |
21日 これでもか これでもか と言わんばかりに各報道機関は熱中症に注意とアナウンスされていますが それでも熱中症で病院に運び込まれたり無くなったりしている方が後を絶たない それほど高温多湿の日々の連続で 福島駅前の温度計は41度を超える表示をしているようです 昔は車もオーバーヒートで立ち往生が続出していたが 最近の車は性能ばかりかエアコンもしっかりきき 水を被って停止したと言う話は聞かなくなっている 掲載の写真は遠くで見ていると山の荒々しさは分からないが 近寄ってみると想像以上に険しいのが分かる ここと書いた所が全行程6`の2/3になる 続く |
五色岳を回り ここと書いてあるところから左の写真を撮っています |
展望所の真下に残雪 |
22日(日曜日) 言いたくないが今日は35度を超える極暑日 暑い 私の体温が36.5°多分外気温は40度に近いと思われる たまに行くサウナの室温は95°になり裸で汗をかいているが それと同じような気分になる このようなことは何年ぶりだろうか 掲載の写真左はお釜を一回りし 展望所の方向へ登っているとき見えた残雪 右は一般観光客でもサンダルやパンプスでも歩ける お釜見学遊歩道です |
刈田岳と展望所の安全柵 |
振り返ってみると なだらかな斜面に見えるが? |
23日 日本記録樹立 今日午後2時16分埼玉県熊谷市で観測され 5年ぶりに記録を塗り替えた国内最高気温の41.1° 過去には日本列島の各盆地 山形県や岐阜県などが暑いとされていて 今なお暑いのですが 都市部の暑さは路面の反射 車両からの熱 各家庭やビル群からのエアコンの熱などが発生するからだろうと思われる 地球規模の異常気象と言われているが 考えようによっては人災とも言えるかも? 掲載の写真左は五色岳から下り 展望所へ登るところです 右は安全柵内の見学コースに作られた階段状の遊歩道ですが 急斜面を直線的に作られているため 体力を要する所でもあります |
新しく出来た階段状の遊歩道 |
この花を目当てにガスの中を歩く |
24日 昨日 日中30度を超える気温も夕方から26度に下がり 今日も27度と過ごしやすい気温となったが 短時間で気温差が大きいため 26度は寒いと感じられる 勿論昨夜はエアコン無しで22度だったが 何時まで続くやら 掲載の写真は先日行ってきた蔵王連峰 出発時には濃霧でしたが 午後2時を回った頃から晴れてお釜見物観光もご覧のようなカラフル衣装の人が多かったのも印象的だった |
ガスも晴れ お釜見物もご覧のスタイル |
ヤマユリ群生 |
万葉の森内遊歩道 |
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大衡村 万葉の森のヤマユリ |
25日 23 24日と過ごしやすかったが 今日は一変30度を超す気温と60%の湿度でジェットコースターのような気温の変化 植物も人間も気温の対応に苦労している 掲載の写真の説明は以下のようです 平成元年に開園した昭和万葉の森は、昭和天皇御在位60年を記念して昭和30年に第6回植樹祭が行われた平林地内の松林(御成山)と、これに隣接する落葉樹とをあわせた総面積23ヘクタールの区域に、万葉植物を主体とする森林公園を造成したものです。万葉集で詠まれている植物を通じて、歴史・文化・自然・科学等の学びの森として、また森林浴による健康の増進として利用されています。 園内には万葉記念林や湿生植物園などがあり、万葉植物のほとんどを含め、およそ520種の植物が植栽されています。また、遊歩道は11本5,659メートルが設けらており、その沿道には48基の万葉歌碑が設置されています。 中央部には歌会などの催しに使える集会棟と、万葉集や万葉植物などを紹介した展示棟兼管理事務所があります。 また、昭和万葉の森に隣接して「万葉茶屋」・「ふるさと美術館」・「万葉クリエートパーク」などがあります。 |
スイレンとアジサイ |
仙台市を代表する商店街で |
26日 厚さも一段落したかと思ったら 今度は台風12号が接近中 この台風は上空の寒気団と共に厄介なのは風雨共注意が必要とのことで 被害減少対策を急がれる |
仙台七夕も間もなく |