◆ 一青 窈 Live Report ◆


★ 一青窈「金魚すくい」発売記念限定ライヴ「さらさらいや」

2003.7.23(Wed)、at 東京キネマ倶楽部

このライブは、シングル「金魚すくい」購入者を対象とした完全招待ライブで、約500人が招待された。

● 曲順リスト。

  1. なんもない
  2. イマドコ
  3. sunny side up
  4. 月天心
  5. 金魚すくい
  6. 大家
  7. 今日わずらい


  8. ≪Encore≫
  9. 江戸ポルカ
  10. アリガ十々


  11. ≪2nd Encore≫
  12. もらい泣き
「金魚すくい」購入者対象のスペシャルイベント。ここ1ヶ所でのみの開催ということで、遠隔地から来てる人もいた。
一般客はオールスタンディングだったが、関係者(なのか?)は1つ上のフロアで椅子に座っていた。 僕は、オールスタンディングのほぼ真ん中・少し後ろ寄りに陣取った。

ライブに先立って、ステージに設けられたスクリーンに「金魚すくい」のPVとCM映像が流されていた。
開始15分くらい前になったところで、この日のMC・「ゴールドフィッシュ」なるコンビが登場。 (金魚太郎と妻の花子の2人組。この日のために結成・この日限りで解散。とはいえ、2人ともどう見ても男。明らかにスタッフ。) MCからの質問で、北海道から来てる人がいることが発覚。だが、さすがに沖縄から来てる人はいなかった。 その後、「金魚すくい」の振り付け担当の人とダンサーの人から「金魚すくい」のPVで踊られているダンスを練習。 手首をくねくねと動かす独特のダンス。かなり難しい。曲に合わせて、ひととおり練習したところで、ダンサー、MCとも退散しいよいよライブ開始。

ライブは、「金魚すくい」のカップリング曲である「なんもない」からスタート。はじめのMCで「青春18きっぷを使って来た人」との質問していたが、 手は上がらなかった。実は、僕は18きっぷを使って来たのだが、手を上げる勇気がなかった…。(甥)
普段は、ネットでいろいろ調べたものをプリントアウトして、MCのネタにしている一青窈だが、前日も同様にネットサーフィンしてる最中に ワインをこぼして、PCが止まってしまったらしい。そんなことを言っていた。
それでもネタには困らず、メンバーの衣装について話していた。会場の「東京キネマ倶楽部」に合わせて、一青窈以外のメンバーは、 いろんな映画にちなんだ衣装を着ていた。一方、一青窈は「月天心」のポスターで着ているものを着ていたそうだが、客は誰も気づいてなかった…。

前半は「犬」で終わり、一青窈は退席し、その代わりに、再び「ゴールド・フィッシュ」が登場。次の曲が「金魚すくい」であることを言って、 ライブ前に練習した「金魚すくい」のダンスを再び練習。
ライブ前もそうだったが、この時も、会場の前の方の人は練習できたが、後ろの方(僕も含めて)の人は、狭すぎて、手さえ動かせないくらいだった。
練習を終えて、一青窈が再度登場。今度は、PVでの衣装を髣髴とさせる、浴衣のような艶やかな衣装で登場。もちろん「金魚すくい」をダンス込みで歌った。 その後には「金魚すくい」PV撮影のときのエピソードや、10月にライブDVDが発売されること、そのDVDにこの日のライブも様子も収録されることなどを話していた。
そして、これまた「金魚すくい」のカップリング曲である「今日わずらい」で本編終了。

アンコールではまず、映画に出演することを報告し、映画出演の決め手となった(?)裏話をした。監督と最初にお話したときに、 一青窈がテーブルに置かれていたお菓子を食べようと思い、監督から了承をとったあと、自分で食べる前にマネージャーに食べることをすすめたそうで、 この「優しさ」が監督の心をつかんだのでは、と話していた。
一青窈自身、この映画出演を楽しみにしていると同時に、いろいろ刺激を受けたようで、出来た新曲「江戸ポルカ」をアンコール1曲目に披露。
そして、今日集まってくれた皆様に感謝ということで「アリガ十々」を歌ってアンコール終了。
それでも、客からの拍手は鳴りやまず、2ndアンコールへ。あらためて感謝を表し、デビューシングルである「もらい泣き」を歌って、このライブを締めた。

11曲、約1時間40分のライブとやや物足りなかったが、それでもスペシャルイベントということで、いろいろな趣向が凝らされ、楽しいライブだった。
趣向の1つとして、金魚鉢のついたマイクスタンドが用意されていたが、一青窈の背に合わず、結局使われることはなかった。
他にもダンス指導など、普段のライブでは味わえないようなことが多かった気がした。満足でした。


★ 鈴鹿国際大学「SIU フレッシャーズ・フェスタ2003」SPECIAL LIVE & TALK

2003.6.1(Sun)、at 鈴鹿国際大学

このライブは、「SIU フレッシャーズ・フェスタ2003」の目玉イベント。FM三重がサポートしていた。

● 曲順リスト。

  1. 大家
  2. 月天心
  3. 音木箱
  4. sunny side up
  5. 金魚すくい
  6. もらい泣き
  7. アリガ十々


  8. ≪Encore(FM三重生中継分)≫
  9. 金魚すくい
「丘の上のキャンパス」鈴鹿国際大学の「フレッシャーズ・フェスタ」のイベントで、無料ということで多くの人が詰め掛けていた。
台風の影響が心配されたが、幸い雨は全く降らなかった。しかし、風がものすごく強く、譜面台が倒れそうになったりもした。

このライブのMCはFM三重で3月までDJをやっていた、上(かみ)氏。僕は全然知らなかった。ライブ前に一青窈にインタビューしていたが、一青窈が雨女であることが発覚。 一方、上氏はとてつもない晴れ男らしく、今日の結果からみると上氏の勝ち。それにしても、一青窈は晴れたことに感激していた。
肝心のライブは「大家」から始まり、5曲目には、ライブでは初めてやるという、7月発売のシングル「金魚すくい」を披露。
その後はおなじみの「もらい泣き」「アリガ十々」でひとまずライブは終了。
しかし、FM三重の生放送「おもいっ気りサンデー」に中継を入れるということで15分ほど休憩。
そして再び一青窈が登場し、再度「金魚すくい」を歌って、ライブは終了。

大学のイベントのライブということで、登場するときなどは実行委員の人に囲まれてのものものしい登場だった。 あと、途中のMCでは、鈴鹿国際大学の学長が日本一若いことに触れてもいた。

わずか7曲(+1曲)のライブで、はるばる近鉄電車で特急も使わず、往復8時間くらいかけたが、行った甲斐はあった。


★ ええいああ 一青 窈 LIVE TOUR

2003.2.24(Mon)、at ミナミアメリカ村 BIG CAT

このライブは、全国6か所を巡る一青窈の初ライブツアーの大阪公演。

● 曲順リスト。

  1. あこるでぃおん
  2. 翡翠
  3. sunny side up

  4. 「生道」日本語意訳詞 朗読
  5. 生道
  6. 音木箱
  7. 心変わり
  8. 月天心
  9. イマドコ
  10. ジャングルジム
  11. もらい泣き
  12. アリガ十々


  13. ≪Encore≫
  14. 大家
  15. 望春風
今回のライブでは、客席配置が前方自由席、後方立見となっていて、僕は立見の最前列ほぼ中央で見ていた。
このライブツアーも大阪で5公演めだったが、会場に椅子が並べられたのは初めてだったようで、 一青窈自身、その光景を見て、「審査員みたいですね」といって、会場の笑いを誘っていた。

ライブは、アルバム「月天心」と同じく、「あこるでぃおん」で始まった。ただ、これまでとは違って、 そのすぐ後には「もらい泣き」ではなく、MCをはさんで「翡翠」を歌った。
CDには入っていない新曲「生道」は、PS2「三国無双2」のテーマソングとして中国語詞でかかれたものであるが、 その日本語訳詞の朗読をした。ちなみに、その前にはファミコンをテーマにネットサーフィンした中から選び、 いつも通りプリントアウトしたものから「誰も使わないファミコン用語」なるページにあるという言葉の解説を読んでいた。 (ちなみに読まれた言葉は「ファミ筋」「1マリオ」「きのこ心中(1up自殺)」の3つ。)

一方、続く「音木箱」は、NHKのドラマのテーマソングになるそうだ。ドラマの脚本を読んで一青窈がイメージしたのは、 「動きがそのまま閉じ込められたような、つらら」だそうで、このイメージをもとにして詞を書いたそうだ。
そういうことで、MCではつららについて調べたことを話していた。(最大のつららは岐阜県上宝村にできたそうだ)
そんなMCの後に始まった「音木箱」だが、初めのほうでミスったため、歌い直すことに。

改めて「音木箱」を歌った後、うしろの立見の客の腰が痛くなったかどうかを気遣い、バンドメンバーで考えたという謎の 「精神統一のポーズ」を会場の客も合わせてやった。
そしてそれに続いて、昨日の大阪でのフリータイムの行動について話していた。
まず三角公園(アメ村)にある「甲賀流たこ焼き」を食べた時の話で、コーラスのともさんは店内を撮影していたらしい。 続いて、堀江のペットショップに入って見つけた、エルメスの首輪をつけた「お犬さま」の話。さらには犬つながりで、 「コロコロ(毛取り)」の話に移った。僕はてっきり「犬」を歌うかと思ったが、「コロコロ」ということで、 「心変わり」を歌い、その後は、MCなしで「もらい泣き」まで一気に歌った。

「もらい泣き」の後では、Yahoo!オークションに出品されていたという、タイムマシンの話をした上で、 タイムマシンがなくても、身近なものでタイムトリップできると話した。
そして、一青家の庭の様子(毎度お馴染みです)を話して、「アリガ十々」へ。 歌い終わった後、「感謝してもし尽くせないくらい」というコメントとともに本編は終了。

アンコールではまず、3月発売の新曲「大家(ダージャー)」を歌った。 ちなみに、中国語で「大家」とは「みんな」を指すよう。本人が漫画で見た「大家(おおや)」さんが、家を管理してるだけでなく、 住人みんなの心のつながりを作っていると感じ、日本語と中国語の「大家」があながち離れていないと考えたことを話していた。 また、客席との一体感をもつために、「大家(ダージャー)」の発音練習なんかもした。
続いては、台湾の民謡である「望春風」を、「春を先取りできるように」歌い、ライブを締めくくった。

バンドメンバーは一青窈以外に6人(gt、b、dr、key、cho、per 各1人)。
ライブは、本編12曲・アンコール2曲の計14曲で、約1時間40分で、かなり満足のライブだった。


★ an presents Gottcha! vol.22 「一青 窈」

2002.12.17(Tue)、at ミナミアメリカ村 BIG CAT

このライブは、FM802リスナーを対象とした完全招待ライブで、150組が招待された。

● 曲順リスト。

  1. あこるでぃおん
  2. もらい泣き
  3. sunny side up
  4. 月天心
  5. 翡翠
  6. 望春風
  7. アリガ十々
このライブでは、FM802 DJの中島ヒロト氏が司会を務めた。京都から授業後に向かったため、 開演予定の19時には間に合わなかったが、着いた時にはまだ中島ヒロト氏が喋っていた。そこでは、 "Gottcha!"が期待の新人によるライブということで、「一青 窈、来年必ずブレイクします」と言っていた。

ライブは、アルバム「月天心」と同じく、「あこるでぃおん」から始まり「もらい泣き」へ。 「もらい泣き」は、CDとは全く異なった、ライブならではのアレンジで少し違ったように聞こえた。
MCではほとんどステージ上で座って喋り、また歌うときも座ったり立ったりするという、彼女独自のスタイルで行われた。 そのMCは、彼女の「大学のときから治ってない、プリントアウトの癖」により、そのプリントアウトを見ながら、 漫画や映画の話をしていた。また、石川県にあったという、 一青村(現:石川県鳥屋町) を訪れたときのことも話していた。

このライブの翌日に発売となるアルバム「月天心」からも一部演奏された。合計7曲・45分という短いライブで、 ソロライブにしては、物足りないものではあったが、いいライブだった。