◆ 花花 Live Report その1 ◆


★ 花花 tour 2002〜2003 "リンゴとクローバー"

2003.3.19(Wed)、at 心斎橋クラブクアトロ

このライブは、3rd Album 「リンゴとクローバー」発売に伴うライブツアーの大阪公演。秋とは違う趣きだった。

● 曲順リスト。

  1. King Of Winter 〜甘いワナ
  2. 奇跡の裏側
  3. POLAROID
  4. ポロポロ
  5. 電話で話そう
  6. やっぱり!
  7. パラダイスひとりぼっち
  8. 秘密基地
  9. 植物園北門前
  10. 祈り
  11. いちばんほしかったもの
  12. Home Again [COVER]
  13. 夜香梅
  14. 宝物
  15. 童神
  16. 朱い馬
  17. 風の花
  18. 恋が育った休日
  19. 涙のチカラ
  20. あ〜よかった
  21. ばんそうこう1枚
  22. LONELY GIRL
  23. HEART
  24. ずっと一緒に
  25. ≪Encore≫
  26. A Lot Of Money
  27. おうちへ帰ろう 〜Take Me Home Country Roads
大阪では久しぶりとなるオールスタンディングのライブ。僕は前から3列目、ほぼ中央の好位置をキープできた。
久しぶりだということで、「リンゴとクローバー」収録曲だけでなく、インディーズ時代の曲も演奏され、 同じツアーながら、アルバムのお披露目の要素が強かった秋のホールライブとは、全く趣の異なったライブとなっていた。

ライブは、未発表ながらインディーズ時代から演奏されている「King Of Winter」から始まった。僕にとっては意外な選曲だったが、 1列目に陣取っていた人たちは、別の公演で知っていたのか、みかんを持ってきて(この曲はみかんをテーマにした曲)、 こじまいづみに差し出した。いづみは、みかんを受け取ったがすぐにお客に投げた。
最初のMCでは、いづみが京都から新幹線に乗ってきたときの話をした。世界水フォーラムが京都・大阪で行われていたこの日、 いづみが乗った座席の近所には、ブータン人や他の国の人々が乗っていたらしい。ブータンについて気になった2人は、 スタッフにブータンについて調べてもらうよう頼み、ライブを続行した。

「植物園北門前」を演奏した後、この曲のタイトルの由来になった京都府立植物園の桜がきれいという話。 もうすぐ咲くということで、いづみは楽しみにしているらしいが、おのまきこが問うたところ、いづみは6:4で宴会のほうが桜より楽しみと話した。
その後はしっとりと「祈り」「いちばんほしかったもの」を演奏したが、その後にいづみが客に今1番欲しいものを聞いたところ、ある客が「マンション」と答えた。 それを聞いて、ドラムの横尾さんがまきこに「俺も欲しい」と言ったらしい。ちなみに、もともとこの曲は、大事な人に対する曲なのに、 あまりに現実的な答えが飛び出し、ショックを受けていた。しかし、まきこが同じようにいづみに尋ねた時、いづみは「つっぱり棒」と答え、 しばらくつっぱり棒の話を咲かせた後、「MCでこんなにつっぱり棒の話をした人もおらんやろうな。」といづみが言って、会場の笑いを誘った。

「いちばんほしかったもの」の後で、バンドメンバーは一時退席し、2人だけとなった。そこで、「Home Again」をカバーし、また「夜香梅」「宝物」を演奏。
その後バンドメンバーが再度登場したが、その時にその1人がブータンについての資料を持ってきた。それによると、挨拶の言葉は「こんにちは」「こんばんは」 「さようなら」をひっくるめて「グズザンポ」だそうだ。2人ともこれには疑っていたが、それでも客と「グズザンポ」と交わした。
もともとまきこが「宝物」の後にすぐ話をしようとしていたが、「グズザンポ」に持ってかれた。それでも、そのあとに何事もなかったかのように、 この日に小学校の卒業式があったという話に連なって、2月に出したミニアルバム「コモリウタ」についての逸話などを話した。それに続いて、 「童神」「朱い馬」「風の花」と「コモリウタ」収録の3曲を演奏。

ここまでの流れとはうって変わって、ここからは「恋が育った休日」から「HEART」まで、一気にシングル曲3曲を含む6曲を演奏し、盛り上がりも最高潮。 そして、しっとりと「ずっと一緒に」で本編をしめた。

アンコールではまず、ライブでしか聴けない「A Lot Of Money」を演奏したが、この曲だけ特殊なキャラになるいづみがやる曲を勘違いし、 そのキャラを作るのに時間がかかったため、会場大笑い。2人も大笑い。だが立ち直って(?)、なんとか歌った。
そして最後はいづみがウクレレを持って「おうちへ帰ろう」を演奏し、ライブを締めくくった。

今日のライブはアンコール2曲を含め26曲・2時間20分ほどと、ボリューム感たっぷりのライブ。
僕のいた場所からステージ上の2人がともに近く、大きく見えた。かなり近く、また真ん中にいたために、 ライブの途中にこじまいづみが投げたタンバリンがとなりの人に当たり、その流れ弾(?)が当たるというおまけまであった。
ただ、あまりに一瞬の出来事だったため、残念ながらキャッチすることはできなかった。
でも、大満足のライブだった。


★ 花花 tour 2002〜2003 "リンゴとクローバー"

2002.10.12(Sat)、at NHK大阪ホール

このライブは、3rd Album 「リンゴとクローバー」発売に伴うライブツアーの大阪公演。今回も2部構成だった。

● 曲順リスト。

    第1部
  1. ベクトル
  2. カプチーノ (Special Version)
  3. 宝物
  4. 風鈴
  5. 夜香梅
  6. CATCHPHONE
  7. HEART

  8. 第2部
  9. 童神  (ultra flower orchestra)
  10. パラダイスひとりぼっち (ultra flower orchestra)
  11. 電話で話そう
  12. こころのこり
  13. スポットライト
  14. あ〜よかった
  15. POLAROID
  16. ポロポロ
  17. 涙のチカラ
  18. LONELY GIRL

  19. ≪Encore≫
  20. おうちへ帰ろう〜Take Me Home Country Roads
なんとびっくり、最前列・ほぼ真ん中の座席だった。
ライブの内容であるが、第1部はピアノを3台置き、2人だけで演奏するという、8/4のなんばライブのスタイル。
「ベクトル」では、おのまきこがフルートを演奏した。 続く「カプチーノ」では、「カプチーノ」を歌った後、2人がそれぞれ別々の曲を歌い、最後に合わせてバラバラに歌うという試みも。 そして、久しぶりとなる「CATCHPHONE」、2人でやるのを初めて見た「HEART」で第1部終了。
第2部はバンドスタイルで演奏され、初め2曲には、花花の別ユニットU.F.O.の沖縄限定シングルに収録の2曲が演奏された。 こじまいづみは自分の嫌いな「別れ」についての歌を歌う時、力が入るらしく、「まきちゃんが作ってしまった」という「こころのこり」も熱唱。 そして次の「スポットライト」ではこじまいづみがブルースハープを披露。
ここまではしっとりとした流れであったが、「あ〜よかった」で客も立ち、そのままの勢いで「涙のチカラ」「LONELY GIRL」のシングル2曲で本編は終了。
アンコールでは「おうちへ帰ろう」で、こじまいづみはウクレレを演奏した。
最前列で、いつも以上に楽しめたが、「リンゴとクローバー」収録のしっとりした曲が多かったのと、曲数が多くなかったということで、少し物足りなさを感じた。


★ 花花 "2人だけのピアノコンサート"

2002.8.4(Sun)、at なんば Hatch

このライブは、ステージにピアノを3台置き、バンドなしの特別なコンサートで、おのまきこ曰く「いづみちゃんのために」、2部構成となっていた。

● 曲順リスト。

    第1部
  1. カプチーノ
  2. 赤い自転車
  3. スポットライト
  4. 夜香梅
  5. アイスクリームのうた(童謡) [COVER]
  6. 月さえも眠る夜(by The boom) [COVER]
  7. Happy Talk [COVER]

  8. 第2部
  9. 空の青(連弾 inst. version)
  10. ベクトル
  11. 真夏の果実(by サザンオールスターズ) [COVER]
  12. Calling You [COVER]
  13. You've Got A Friend (by Carol King) [COVER]
  14. 愛を少し語ろう
  15. おうちへ帰ろう〜Take Me Home Country Roads

  16. ≪Encore≫
  17. Don't worry, Be happy [日本語詞 COVER]
  18. A Lot Of Money
「あ〜よかった」をはじめとするシングル曲をほとんどやらないなど、斬新さが目立った今回のライブ。
本人曰く「趣味のライブ」というように、カバー曲が約半数を占めるという内容で、またピアノを中心として、しっとりとしたサウンドになっていた。
途中、こじまいづみは、おなじみウクレレを、またおのまきこはライブで初めてフルートを演奏した。
アンコールでの「Don't worry, Be happy」は、こじまいづみが日本語詞をつけ、それを歌った。
アンコール最後では、それまでの静かな流れとうって変わって、ライブでおなじみの「A Lot Of Money」を演奏し、このライブを締めくくった。


★ 花花 tour 2001 "spice"

2001.11.26(Mon.) at 大阪厚生年金会館大ホール

このライブは、2nd Album 「spice」発売に伴うライブツアーの大阪公演。

● 曲順リスト。

  1. スープ
  2. 恋が育った休日
  3. 秘密基地
  4. やっぱり!
  5. 愛する人よ
  6. あなたに逢いにゆきましょう
  7. 赤い自転車
  8. アドバイザー
  9. あなたへ…
  10. 幸せのうた
  11. ハナムケノハナタバ
  12. さよなら大好きな人

  13. -------------------------------
    おのまきこ ソロコーナー
  14. 晴れた夜 雨の午後
  15. 浜辺のうた [COVER]

  16. -------------------------------
    こじまいづみ ソロコーナー
  17. 恋するトマトソース
  18. Let It Be (by The Beatles) [COVER]

  19. -------------------------------
  20. ずっと一緒に
  21. 1人
  22. 中途半端な恋
  23. あ〜よかった
  24. 奇跡の裏側
  25. King Of Winter 〜甘いワナ
  26. HEART
  27. ばんそうこう1枚
  28. 愛を少し語ろう

  29. ≪Encore≫
  30. POLAROID
  31. おやすみのうた
27曲も演奏されたという、ボリュームたっぷりのライブ。インディーズ時代からの曲も数多く演奏された。
今回初めて設けられたソロコーナー。おのまきこは2曲とも、またこじまいづみの「Let It Be」はステージ中央でバンド演奏にのせて歌った。 また、「恋するトマトソース」では、こじまいづみがウクレレ初披露。
ただ、残念なことに、ライブでしか聴けない「A Lot Of Money」が演奏されなかった。