◆ 駅訪問:菊水山駅(休止前) ◆

2005年3月25日限りで休止された、神戸電鉄・菊水山駅。
大多数の「普通列車」が通過という、マニアックな駅だった。
営業休止まで1ヶ月を切った、2005年3月7日、そんな菊水山駅に行ってきた。

(現在、菊水山駅は営業休止中です。菊水山駅に停車する列車はありませんのでご注意下さい。)


菊水山駅下りホームの駅名標。
(2005.3.7撮影)

下りホームから新開地方を見る。
(2005.3.7撮影)

旧トンネルが残る鈴蘭台方。
(2005.3.7撮影)

構内踏切。右の小屋は使われていない。
(2005.3.7撮影)
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16時26分着の西鈴蘭台行きに乗って、菊水山で下車。他にも4,5人同じような目的をもった人が降りていた。菊水山で下車した後、2人ほどは鵯越のほうへ歩いていった。 僕は、ホーム上で写真をひと通り撮った後、駅へつながる道を途中まで降りてそこでまた写真撮影。そして再びその道を駅まで戻った。
帰りは16時50分発の新開地行きに乗車。下から歩いて来られた方1人が加わったが、残りは僕も含めて先ほどの列車で降りてた人がそのままとんぼ返りしていた。 確かに周りに何もない。特に何をするでもない。山を下りる以外は帰るしかないのであった。


昨年9月、菊水山駅の今月下旬まででの営業休止が発表された。その後、「3月25日限り」と正式に発表された。
山間部にあり、近所に民家がないため利用者が少なかったから仕方がないといえば仕方がないが。菊水山駅から、1駅下った鵯越駅まではハイキングコースとなっていたようで、 決して利用者がなかったというわけではないのだが…。

たかが「営業休止」といっても、実質的には「廃止」に近いものである。
神鉄には既に、「新有馬駅」という営業休止中の駅がある。約30年前から休止中のこの駅は、有馬口−有馬温泉間にあるということなのだが、今や駅がどこにあるのかわからない。 「廃止」にするには手続や後処理が煩わしいためか、頑なに「営業休止中」を守り続けている。 キロ程表やHPの路線図に「痕跡」を見ることはできるが、僕もキロ程表を見るまではこの事実を知らなかった。

そんな中、次なる営業休止駅となってしまった菊水山駅。
結局最後まで、他の駅のように機械化されず(もともと改札のない無人駅だが)、「スルッとKANSAI」も使えないままであった。



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