このコーナーを設置するに至った経緯は、一般社会における鉄道趣味の無理解である。
鉄道はマニアが扱う分野とされ、敬遠されてきた。マニアとは一般社会では変人として
扱われているようであるが、マニアとは極める事どこまでも極めた人間にのみ与えられる
称号でなくてはならない。その意味において、私は単なる一鉄道ファンに過ぎない。
鉄道で旅行することがあるにせよ、それは手段に他ならないというのが一般的である。
鉄道は過去の遺物ではない。クルマが環境問題で行き詰まった今、鉄道は確実に復権
の時を迎える。未来の公共交通機関の中核へ回帰するためにも、未来の鉄道はどうあるべきか。
ここでは、そういった問題を考えてみたい。