令和1年7月28日

第5回の講師は 山口 佳風 先生です


先生の参考花

 

      
グラジオラス、ばら ひまわり、トルコ桔梗、レザーファン、シネンシス・スターチス



先生の講評と代表作品

 


初等科 本科 師範1 師範2
准教授 4級 3級 2級脇
2級 1級脇 1級B 1級A


先生の講評と代表作

資格 花材 いけ方 花器

初等科
晒し柳巻きつる2、ばら2 たてるかたち
(基 本)
エンジェル

花意匠には季節美(季節の表現)、形態美(見た目の美しさ)、配色美(器の色も含めた美しさ)の3つの美がある。晒し巻きつるはそのままいけても形を作ってもよいが、バランスに注意する。ひまわりやばらは花の表情をよく見て挿すが、花意匠なので足元は交差させすぎず、まとめるようにいけること。


上杉 栞 さんの作品

本 科
晒し柳巻きつる3、ひまわり中3 たてるかたち
(基 本)
プリンセス

初等科と同じ


大塚 理子 さんの作品

師範1
グラジオラス2、ダリア2 たてるかたち
(応用)

半 円


主枝のグラジオラスに対し、客枝であるダリアやばらを1/3に挿し、2本目は立ち姿を見せるのか、低く根締めとして使うかをはっきりさせて使う。ばらの葉は整理し美しく見えるよう意識して挿す。


代表作品はありません

師範2
グラジオラス2、ばら2   瓶にいける

ひびき


師範1と同じ


代表作品はありません

准 教
晒し柳巻きつる3、ガーベラ3
ドラセナ・ゴッドセフィアーナ2  
ひらくかたち
(正面性)

プリンセス


つるの長さ・角度を変えて非対称に挿す。客枝は1/2〜1/3ではあるが、長くなり過ぎないよう注意する。ドラセナでしっかりとひらく動きを強調する。



山田 直美 さんの作品

4 級
ひまわり中3、玉しだ7
トルコ桔梗2 
ならぶかたち
(正面性)

新様式花器


立ちならぶということを意識し、客枝は短くし過ぎないよう注意する。主枝、副枝、客枝で小さな奥行きをつくることで間ができ、ゆったりと見せる。



代表作品はありません

3 級
ひまわり中2、オクロレウカ2
スプレーカーネーション2
レザーファン2
花 奏

まどか


正面を定め、内側へ向かう動きを意識する。交差美を見せるには高さとふり幅が重要。後方に出す役枝でしっかりと奥行きを出す。交差の前後に花や葉はつけない。副枝の花留の位置に注意。



代表作品はありません

2級脇
ニューサイラン5、ダリア3 盛 花

丸水盤


内接する四角形を見極め、定められた寸法と角度で主枝・副枝を挿し、中間枝2本を加えてしっかりと形をいける。ダリアが強い場合(大きさ、色)はやや短くいけるとよい。



代表作品はありません

2 級
夏はぜ、竜胆2、鳴子百合3 観水型

丸水盤


夏はぜは葉を整理して矯めて使う。水を取り込んだ作品にするので、主枝が長過ぎると水から離れてしまう。足元を締めるとともに木肌を見せることも大事。



代表作品はありません

1級脇
ニューサイラン1、太藺2
グロリオサ1  
花 舞

新様式花器


左右の挿し位置を前後にとり奥行きを出す。グロリオサはできるだけ省略して、ここという見せ場を作り線・面・色の主張を表現に入れていく。



原野 アツコ さんの作品


1級B
グラジオラス2、晒し柳巻きつる3
トルコ桔梗1、レザーファン2
花 奏

まどか


まず器・花留を正しく置くこと。正面を定め、役枝で縦・横・奥行きを作る。交差を1点以上つくること。立体美・交差美を見せるため下方はすっきりと見せる。



新田 豊眞 さんの作品


































熊原 直美 さんの作品




1級A
アレカやし3、ひまわり中3
シネンシス・スターチス2
自 由

あすか


アレカやしは、見せ場を一つにして強調し、他は控える。ひまわりの変色した葉やシネンシスの細かい葉は整理すること。根締めをしっかりといれる。



 
廣P 芳泉 さんの作品





















久永 香雪 さんの作品





 

 

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