令和1年6月30日

第4回の講師は 横山 豊鈴 先生です


先生の参考花

 

      
夏はぜ、鳴子百合、桔梗、なでしこ、矢羽薄 紫陽花、鳴子百合 、なでしこ



先生の講評と代表作品

 


初等科 本科 師範1 師範2
准教授 4級 3級 2級脇
2級 1級脇 1級B 1級A


先生の講評と代表作

資格 花材 いけ方 花器

初等科
鳴子百合3、ガーベラ3 かたむけるかたち
(基 本)
エンジェル

鳴子百合の曲線を上手に活かし、葉の表情をよく見ていける。ガーベラ・カーネーションは客枝として主枝の1/3の強さに挿し、あとの2本は全体のバランスをみて長短をつけながら挿す。


大塚 理子 さんの作品

本 科
鳴子百合3、カーネーション3 かたむけるかたち
(基 本)
プリンセス

初等科と同じ


伊藤 真琴 さんの作品

師範1
ゴットセフィアーナ3、ばら2 かたむけるかたち
(応用)

半 円


主枝のドラセナは、葉の動きや茎の曲がりを見て、ばらの葉との色のコントラストを活かして挿す。ばらの花は傾けてみて表情のいいところを見つける。


佐々木 由紀子 さんの作品

師範2
ゴットセフィアーナ3、ばら3   ひらくかたち
(正面性)

プリンセス


 


受講者はありません

准 教
そけい、ばら2   瓶にいける

ひびき


瓶にいけるときは主枝・客枝が器の真ん中から出るように挿し、器との接点にも枝を入れる。そけいは適度に枝を整理してこの時期のさわやかさを表現する。



山本 みか さんの作品





































秋好 陽菜 さんの作品



4 級
燕子花(夏の3株挿し)  写景盛花
様式本位

丸水盤


夏の旺盛な姿を表現する。主株の前の3枚組を少し強めにし、客枝は主枝の1/2のイメージで。3枚組の中の葉は1/2〜1/3になるように寸法をとる。



代表作品はありません

3 級
そけい、夏菊3 瓶 花

基本花器


そけいは寸法・角度は基準を意識しながら、枝の座りをよく見ておおらかにいけることが重要。菊は2本でも3本でもよいが、花の表情や葉の整理をしていける。



代表作品はありません

2級脇
夏はぜ、桔梗3 瓶 花

基本花器


夏はぜの枝の座りが大事。葉の茂みの中から桔梗がでてきたように見せる。桔梗の根元に葉がなく痛々しく見えるときは、夏はぜでうまく補うこと。



代表作品はありません

2 級
玉しだ11、ばら3 色彩盛花
様式本位

丸水盤


副枝の下にくる葉は、やや短くしないと同じ長さに見えないので要注意。ばらは全体のバランスを見て挿す。いけ終わったら花留めの位置を確認しておくこと。



藤中 光風 さんの作品

1級脇
燕子花(花3、葉5)
なでしこ3、鳴子百合5  
琳派調

小判2ケ


燕子花は自然観を出しても意匠的に用いてもよいが、きちんとしすぎて表情が硬くならないように。燕子花の葉の動きや鳴子百合で、横に続いていく動きを作る。



北谷 輝葉 さんの作品



























水戸 耕雪 さんの作品


























落合 豊佳 さんの作品






1級B
姫雷電、紫陽花2、矢羽根薄2 瓶 花

基本花器


姫雷電は立ち上がる姿、横に伸びていく姿のどちらをいけてもよい。紫陽花の長さと位置づけが重要。この時期の薄は「葉丈は低く葉数は多く」いけるとよい。



村田 陽月 さんの作品


































松本 豊洋 さんの作品







































大川 利光 さんの作品






1級A
夏はぜ、姫百合2
桔梗3(夏の3種挿し)
写景盛花
様式本位

丸水盤


夏はぜで直立型の主・副・客を構成し、高低差をつけながら茂みと下草をつくる。後から挿す姫百合・桔梗を役枝として位置づける。蕾や花の整理をすること。



 
代表作品はありません




 

 

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