平成30年7月22日
第5回の講師は 杼村 麻美子 先生です
先生の参考花
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先生の講評
“自由花は「瞬間の美」をいける” 工夫が必要 <ポイント> ・器とのバランスや出会いが重要。 ・水もまた花である。 ・「真似」をすることからスタートするとよい。 ・出生や素材の持つ特徴をしっかりと理解すること。その上で何度も手にし、特徴を活かして手を加える。 ・特に先端の処理は丁寧にすること。 ・線や面や色など素材の持つ「カタチ」を上手に強調する。 ・花材を曲げたときのはじけるような力、緩いカーブに感じる直線以上の力、また曲げたり折ったり 裂いたりしたときに見える生きている力を感じられる作品にする。 いけばなとは・・・ フラワーデコレーションやアレンジメントは、色と形を組み合わせるもの。 それに対し、いけばなは1本に宿る命を大切にし、その枝や花の最も美しい姿を引き出し、 最後の命を一番美しく見せるものである。 欧米の文化は、左右対称や正三角形など等間隔で割り切れるものを基本としているが、 日本人は割り切れないものにこそ心惹かれるという美意識を持っている。 いけばなは、その最たるものである不等辺三角形を基本とし、「間」を大切にしながら 必要最小限の材料を使っていけていく。 自由花も、花びらや葉を丁寧に扱い、最後の命を大切にして、究極の見せ場をつくるものであるため、 いけばなそのものである。 自由創作について ・器の形や力など作品との合わせ方が重要。 ・一つひとつの処理は丁寧に。 ・力が溜まったところから、すっと抜けていく動きなどを意識するとまとめやすい。 ・どこを見せたいのか1点に絞ること。 |
代表作品
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