平成30年5月27日

第3回の講師は 萩原 渓舟 先生です


先生の参考花

 

      
リアトリス、アリウムリーキ、エピネンドラム
鳴子百合、ばら
カラー、スプレーばら、ブルースター、玉しだ、かすみ草



先生の講評と代表作品

 


初等科 本科 師範1 師範2
准教授 4級 3級 2級脇
2級 1級脇 1級B 1級A


先生の講評と代表作

資格 花材 いけ方 花器

初等科
リアトリス3、ばら2 たてるかたち
(基 本)
エンジェル

受講者はありません




本 科
リアトリス3、ばら2 たてるかたち
(応 用)
半円花器

主枝の基準寸法でリアトリスを挿す。あとの2本は高低差をつけながら調子をとる。客枝はばらで手前45度に傾け、中間枝のばらは客枝よりやや高く表情よく挿す。



優秀花 佐々木由紀子  さんの作品

師範1
リアトリス5、カーネーション3
玉しだ5
ならぶかたち
(正面性)

新様式花器


リアトリス5本は長短差をつけてバランスよく挿す。玉しだは前後よりも左右を意識する。カーネーションはポイントにするとまとまりやすい。

代表作品はありません

師範2
(進級)
燕子花3株(花2、葉8組)夏の挿法   写景盛花
様式本位

丸水盤


燕子花は葉が美しいので、葉で寸法を決める。様式本位なので、約束事をきちんと守ることが求められる。花はまっすぐに挿す。

代表作品はありません

准 教
アリウム・リーキ3、ばら2  瓶にいける

ひびき


アリウムは茎がどの辺りで大きく動いているかをとらえ、3本の曲線を上手に活かす。ばらは表情を見ながら2本できめる。



山本 みか  さんの作品

4 級
花菖蒲3株(花3、葉8組) 写景盛花
様式本位

丸水盤


花留の位置が中途半端にならないよう注意し、主株の花留は左奥すみに、客株は右手前に置くこと。花を見せるので、花で基準寸法をとること。



山ア 智明  さんの作品

3 級
アンスリウム3
スプレーカーネーション2
レザーファン2、ソリダコ3
まわるかたち

花意匠 新型花器


アンスリウムは茎を矯めながら、表情を見て3本がまわるように挿す。多面性なので、向こう側から見ても美しく見えるように花や葉を挿すこと。



北舛 美弥 さんの作品

2級脇
玉しだ13、ばら3 色彩盛花
様式本位

丸水盤


玉しだは落ち着いて見えるくらいの長さにする。扇状に広げる時、左側も意識して挿すとよい。ばらは株から出すぎないように注意すること。



松井 典子 さんの作品  

2 級
燕子花(花3、葉5組)、紫陽花3
鳴子百合5
琳派調

小判2ヶ


燕子花は葉の美しさを見せる。様式本位ではないので、花を横向きに見せるなど表情を持たせることもあってよい。



上田 豊寿  さんの作品

1級脇
スプレーばら2、トルコ桔梗2
玉しだ7、かすみ草1
まわるかたち

まどか


器の外側に一回り大きくした円をイメージし、その円周上に主枝、副枝、客枝を位置付ける。前の花を追いかけるように挿すとまわる動性が出てくる。器の内側は空ける。



河野 豊弥 さんの作品

1級B
オクロレウカ2、アリウム・リーキ2
スプレーばら2、レザーファン2
花 奏

まどか


主枝の長さは、器の直径+高さの1.5倍を最大とするので、長くしすぎないこと。交差を美しく見せるためには、花留の位置付けを正確に。足元の花や葉は低く少なく挿す。



友塚 正子 さんの作品
<

1級A
花菖蒲(花5、葉7組)、芍薬3
鳴子百合5
琳派調

小判2ヶ


花菖蒲は花の美しさを見せるため、葉を適度な量と長さにする。花菖蒲の立ち上がりを印象付けるため、芍薬と鳴子百合は低く見せることがポイント。



 
藤川 豊由 さんの作品






















廣瀬 芳泉 さんの作品






 

 

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