平成29年11年月26日

第7回の講師は 横川 郁子 先生です


先生の参考花

 

      
レウカデンドロン、ばら、かすみ草 木瓜、小菊、晒し山しだ



先生の講評と代表作品

 


初等科 本科 師範1 師範2
准教授 4級 3級 2級脇
2級 1級脇 1級B 1級A


資格 花材 いけ方 花器

初等科

レウカデンドロン3、ばら2

たてるかたち
(基 本)
エンジェル
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本 科

赤芽柳3、中菊2

かたむけるかたち
(基 本)
半 円
赤芽柳は矯めを効かせながら3本でバランスをとる。主枝に対し、反対側の赤芽柳は主枝を向くようにバランスをとるとよい。菊は葉も美しく見えるようにいけること。



井出岡 雅子  さんの作品

師範1
さんご水木3、ばら2、かすみ草少々 たてるかたち
(応 用)

半 円


さんご水木に矯めを効かせ、3本長短をつけながらバランスをとる。ばらで客枝をとり、もう1本のばらは、さんご水木を見ながら寸法・角度を決めるとよい。

秋好 佳緒理 さんの作品

師範2
石化エニシダ、ばら3 直立型

小 判


エニシダの石化した部分を活かして挿し、その周辺にはエニシダの小枝を上手に添えると雰囲気がでる。ばら3本は長短つけながら葉も意識してバランスをとる。



中越 勇騎  さんの作品

准 教
レウカデンドロン3、ガーベラ3
ソリダゴ3
ならぶかたち
(正面性)

新様式花器


主枝・副枝・客枝は等間隔にならないこと。主枝・副枝が寄り、客枝が少し離れるようにすることでリズム感が出てくる。色についても寄るところ離れるところと意識する。



山ア 智明  さんの作品

4 級
赤芽柳、ばら3、かすみ草1 瓶にいける

ひびき


柳は矯めを効かせながら陽表が前にくるようにいける。ばらは葉が垂れてくる場合は葉をちぎるか取り除く。かすみ草は上・中間・下などバランスをとりながら挿すとよい。



河上 美春  さんの作品

3 級
サンセベリア5、赤スプレーばら3
日蔭(四季近景)
写景盛花
様式本位

丸水盤


サンセベリアを株に見せるためにポイントとして、副枝の花留めを主枝の花留めに寄せるとよい。ばらは客枝側に3本、主枝の株脇側に2本等と色のバランスをとる。

河野 邦泉 さんの作品

2級脇
石化柳5、中菊3 瓶 花

基本花器


石化柳はどの部分をどういうボリュームでどういう動きで見せるかが求められる。菊は花だけではなく、葉をきれいに見せるために水揚げをしていけること。



迫田 宏旦  さんの作品

2 級
ユーカリ、カーネーション3
レザーファン2
盛 花

まどか


まどかの足を確認すること。ユーカリに対しカーネーションをどう見せるのかが重要。レザーファンを客枝にしてもよい。レザーファンの範囲が曖昧にならないこと。



国廣 千代子  さんの作品

1級脇
木瓜、中菊3、晒し山しだ3 観水型

丸水盤


水の上を渡る木瓜の美しさなので、枝を上手につくることが必要。中間枝の菊は、主枝を強調させるためにあまり高くならないように注意すること。



岡 洋子 さんの作品


























森山 妙 さんの作品




























村上 香葉 さんの作品







1級B
ユーカリ、トルコ桔梗3、孔雀草1、ヒペリカム3 まわるかたち

まどか


全体がダークな色の取り合わせであったため、色の分量や寸法など考える必要があった。暗いヒペリカムはかなり抑えることも重要。役枝の3本で方向性を決めること。



 
冨田 礼子 さんの作品

1級A
はんの木、薄5、山しだ(小5)
小菊3、晒し山しだ3
写景盛花
自然本位

丸水盤


薄の穂そのものはもう少し手を加える必要があった。晒ししだの見せ方として、少し遠くの方で氷が張ったように見せるなどの工夫が重要。



 
久永 香雪 さんの作品




























沖田 耕喜  さんの作品




























熊本 弥生 さんの作品









 

 

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