平成29年10月8日

第6回の講師は 松浦 良則 先生です


先生の参考花

 

      
枇杷、野いばら、白百合 赤芽柳、ばら、孔雀草



先生の講評と代表作品

 


初等科 本科 師範1 師範2
准教授 4級 3級 2級脇
2級 1級脇 1級B 1級A


資格 花材 いけ方 花器

初等科

クッカバラ3、ガーベラ3

かたむけるかたち
(基 本)
エンジェル
受講者はありませんでした




本 科

レウカデンドロン2、ばら2

たてるかたち
(応 用)
半 円
受講者はありませんでした




師範1
ユーカリ3、トルコ桔梗2 ひらくかたち
(正面性)

プリンセス


ひらくかたちは非対称の美しさが求められる。主枝・副枝・中間枝の寸法・分量が単調にならないよう、いかに変化をつけていくかがポイント。

秋好 佳緒理 さんの作品

師範2
赤芽柳3、中菊2(進級) かたむけるかたち

ひびき


赤芽柳は矯めながらしなやかな美しさを見せる。中間枝は長くしすぎないよう、やや前傾させると主枝の動性が美しく見える。



中越 勇騎  さんの作品

准 教
アンスリウム3、トルコ桔梗2
レザーファン2、ソリダゴ3
まわるかたち

花意匠 新型花器


役枝がまわる動性であることが重要となる。アンスリウムは仏炎苞の先端か肉穂花序のどちらかで方向性を決めること。混ぜ合わせると方向性が決まらないので注意。



平野 伸枝  さんの作品

4 級
赤芽柳5、ばら3、孔雀草1 ひらくかたち
(正面性)

プリンセス


主枝・副枝をしっかりと左右に開く。客枝は中心で高くすると、左右のひらく動性が損なわれるので、ある程度抑えることがポイント。



藤原 裕美  さんの作品

3 級
ユーカリ2、アンスリウム2
レザーファン2
スプレーカーネーション2
花 奏

まどか


まず器の正面をきちんと決める。挿し位置が内側に向かうというのは器の中心へ向かうことではない。交差美を主体とし、立体的に見せることが重要。

井上 春枝 さんの作品

2級脇
野いばら、中菊3、孔雀草2 盛 花

丸水盤


野いばらの実を見せるのか、枝の線を見せるのか、どちらかに絞る。脇枝が短いものを主枝にすると姿が良い。客枝は孔雀草・菊どちらでもよい。



植田 香千  さんの作品

2 級
菊三種いけ(黄5 赤3 白3) 色彩盛花
様式本位

丸水盤


主枝の前傾が深くなりすぎないように注意。主枝と副枝にゆとりを取ることで、中間枝がゆったりと入る。隣り合う菊が同寸にならないように要注意。



北谷 輝葉  さんの作品

1級脇
野いばら、モンステラ2、白百合2 瓶 花

基本花器


野いばらの実はある程度省略し、必要なところを見せる。根締めはモンステラを使うが、2枚の葉さばきがポイントとなる。百合は2花にするとバランスがとりやすい。



石井 豊栄 さんの作品







































落合 豊桂 さんの作品




1級B
つる梅もどき、木苺、りんどう2
薄3、小菊(白)2
写景盛花
自然本位

丸水盤


秋風を表現する薄の表情が見せどころとなる。主材はつる梅どもき、主役は薄として考える。木苺は茂みだけではなく、風の抜け道としてとらえ、葉面を軽く見せること。



 
中原 豊恵 さんの作品








































紺家 豊里 さんの作品




1級A
枇杷、アレカやし3、ばら2 瓶花

基本花器


枇杷とアレカやしの長さが同じにならないように。アレカやしは適度に矯めて表情を意識しながら、枇杷とつかず離れずの距離間で挿す。ばらは表情を見極めること。



 
熊本 弥生  さんの作品





































平岡 香果 さんの作品









































佐々木 陽子 さんの作品









 

 

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