平成29年2月12日

第1回の講師は 難波 佳代子 先生です


先生の参考花

 

      
はんの木、藪椿、芽出し木苺 カラー、スイトピー、レザーファン



先生の講評と代表作品

 


初等科 本科 師範1 師範2
准教授 4級 3級 2級脇
2級 1級脇 1級B 1級A


資格 花材 いけ方 花器

初等科
フリージア3、ガーベラ2 かたむけるかたち
(基 本)

エンジェル

かたむけるかたちの場合、花の存在感をシンプルに見せることが美しくまとめるポイント。基準寸法と角度を守り基本の骨格をきちんといけること。



優秀花  秋好 佳諸里さんの作品

本 科

芽出し木苺3、ストック2

かたむけるかたち
(基 本)
半 円

芽出し木苺は陽表・陽裏確認しながら枝ぶりを活かしていけること。基本の寸法を守り、骨格をしっかりといけること。ストックの花の分量は主枝に対して決める。



平重 幸子  さんの作品

師範1
桃、菜の花3 たてるかたち

半 円


桃は基準寸法を守り、陽表・陽裏を花の整理をして伸びやかに見せる。菜の花は表情をよく見ながら、基準寸法と角度を守っていける。

藤原 緋音さんの作品

師範2
芽出し木苺3、ガーベラ3
レザーファン2
傾斜

小 判


芽出し木苺は目出しの部分を整理し、基本の寸法角度を守って主・副・客の骨格を決める。レザーファンはガーベラとのバランスで美しく見せる。



金 純香  さんの作品

准 教
桃、アイリス2、菜の花3 直立型

丸水盤


直立型の花留めの置き位置と挿し位置をとらえ、主・副の寸法や角度を理解して骨格をつくること。菜の花は花首から主枝の1/2の長さを取り、表情を捉えていける。



代表作品はありません

4 級
はんの木、ばら3 瓶 花

基本花器


はんの木の枝と実はしっかりと整理をすることが重要。瓶花の場合の留め木は、主枝横木、副枝横木にすると器の中で接触し合うので、縦割り留めの方がまとまる。



藤原 裕美  さんの作品

3 級
れんぎょう、アイリス2
レザーファン2
瓶 花

基本花器


れんぎょうは花や枝の整理がとても重要。特に配材がアイリスなので、花と枝の分量を控えめにするとよい。アイリスは水揚げをしっかりとして葉をすっきりと見せる。

北舛 美弥  さんの作品

2級脇
芽出し木苺、ばら3、ソリダゴ2 観水型

丸水盤


七宝の位置づけが重要。水を通して主枝の枝の動きを見せる。芽出しものなので少し長く見せるとよい。ソリダゴは葉の整理をし、ばらとの関係を見て挿し添える。



代表作品はありません

2 級
フリージア3、ガーベラ3
レザーファン2、かすみ草少々
まわるかたち

まどか


4点構成、3点構成でもよい。フリージアで主・副・客でしっかりと動きをつけ、レザーファンは小ぶりにして色をつなぐとよい。かすみ草は少なく見せることがポイント。



浜田 耕早 さんの作品

1級脇
はんの木、藪椿、菜の花3 写景盛花
自然本位

丸水盤


はんの木はきちんと実の整理をし、骨格である後方、前方にしっかりと間をとる。椿は高低差を付けながら葉の茂みを表現し、菜の花は春のたたずまいを表現する。



落合 豊佳  さんの作品

1級B
桜、椿(花5輪)、小菊3 琳派調

小判2ケ


2面の器を意識して構図をとること。椿の枝ぶりがよければ振りで見せるのもよし。桜は開花した花を寄せて見せるなど、絵画というものを意識していけること。



 
代表作品はありません

1級A
カラー2、花木瓜2、スイトピー3、レザーファン2 花 奏

まどか


花留めの置き位置がずれないこと。円筒の範囲を理解し、主・副・客の交差に間をとり、前後しっかりと振る。スイトピーやレザーファンは色の量等バランスよく見せる。



 
代表作品はありません




 

 

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