令和6年10月20日

第6回の講師は 大東 香保吏 先生です

先生の参考花

 

      
野いばら・木苺・小菊・薄 モンステラ・アンスリューム・ドラセナゴッドセフィアナ・カーネーション・ばら



先生の講評と代表作品

 


初等科 本科 師範1 師範2 准教授
4級 3級 2級脇 2級 1級脇
1級B 1級A


    

先生の講評と代表作品

資格 花材 いけ方 花器

初等科
ユーカリ3 カーネーション3 かたむけるかたち エンジェル

ユーカリは傾けて綺麗な枝を選ぶことが重要。客のカーネーションは1/3の長さで挿すこと。ユーカリの葉を有効に使用してカーネーションの足元に添えるとよい。


代表作品はありません

本科
さんご水木3 ばら2 たてるかたち エンジェル

主枝のさんご水木は脇枝を整理しながら、前後に枝があるよう立体的に挿す。ばらは表情をよく見て挿し、葉も上手に活かす。


貞宗 裕子 さんの作品

師範1
さんご水木5 中菊3 盛花直立型または傾斜型

小判


さんご水木は小枝を整理し、主枝、副枝を基本寸法と角度を守りながらしっかりと骨格をとる。客枝の菊も基本寸法・角度で挿した後、客の足下にも菊を添える。


     
代表作品はありません

師範2
ユーカリ5 カーネーション3 盛花傾斜型

小判


ユーカリは小枝の整理をし、主枝、副枝を決める。中間高のユーカリは軽やかな枝を選んで湾曲を活かしながら挿す。


中下 諭有子 さんの作品

准教
アンスリウム3 
スプレーカーネーション2
レザーファン2 かすみ草少々  
まわるかたち

まどか


アンスリウムは仏炎苞の先を見て方向性を決めるとよい。レザーファンは先端を使いながら全体を繋ぐ。スプレーカーネーションは内側、外側とリズムを取りながら挿すとよい。かすみ草は沢山使い過ぎず少なめに。



高木 有里  さんの作品

4級
ユーカリ3 カーネーション3 
ソリダゴ1
ひらくかたち

プリンセス


ユーカリは下向きの小枝を整理しながら、左右にひらく。客枝のカーネーションを挿し、中間枝は主枝の1/2の高さを越えない。ソリダゴはカーネーション周辺と、主枝側、副枝側に広がるように左右への動きをつくる。



     
佐々木 芳翠 さんの作品

3級
アレカヤシ2 鉄砲百合2 花 舞

新様式花器


いける前に2種の花材を手に持ち、どう合わせるのが美しいか見極めておくとよい。ぎりぎりの接点を見つけながら緊張感のあるところで決める。



山本 伸枝 さんの作品

2級脇
さんご水木3 ガーベラ3 
ソリダゴ1 レザーファン2
ひらくかたち

プリンセス


さんご水木は下向きの枝を整理し、主枝、副枝と左右へひらく。客枝のガーベラを挿したら客より少し高く中間枝を表情よく挿す。レザーファンは面が強くなり過ぎないように長さ・角度を変え立体的に挿すこと。ソリダゴはレザーファンのグリーンの上に挿すと際立ってくる。



      
野中 佳子 さんの作品

2級
野いばら3 鉄砲百合2 モンステラ2 瓶 花

基本花器


野いばらは繰り返しの枝を整理し、湾曲している枝の流れを活かす。鉄砲百合は表情を良く見て挿し、モンステラは面を強く見せるより、少し斜めに扱うことで軽やかになる。



植田 香千 さんの作品

1級脇
さんご水木2 アンスリウム2
スプレーカーネーション1
レザーファン2
花 奏

まどか


花留めを正しく位置づけること。主枝は器の1.5倍が最大であるため、長くし過ぎないこと。後ろに引く枝はあまり短くしない。主枝、副枝、客枝が一体に見えるように挿す。



藤岡 桂子 さんの作品

1級B
菊三種いけ(黄5 赤3 白3) 色彩盛花様式本位

丸水盤


花留めの位置づけが重要。主枝の横の中間は小ぶりの花がよい。赤菊は縦長の不等辺三角形になるように挿す。客枝の白菊・中間の白菊は客の1/2、客の2/3の長さを目安にする。すべての菊が高低差があるように挿すことが重要。主枝・副枝・客枝が不等辺三角形になるように仕上げる。



 
藤井 妙華 さんの作品













松本 豊洋 さんの作品


1級A
野いばら 木苺 小菊2 日蔭蔓少々 写景盛花自然本位

丸水盤


景色をイメージをしていけることが必要。野いばらは主材として小枝を整理しながら骨格をとる。木苺は少ない数で効かせる。器の縁には必ず葉が欲しい。水際は抑揚をつけ、小菊は蕾を整理をして風に吹かれたように決める。



 
竹田 明華 さんの作品












中原 豊恵 さんの作品



















木村 良苑 さんの作品





 

 

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