令和2年8月2日

第2回の講師は 原 千恵 先生です

先生の講評と代表作品

 


初等科 本科 師範1 師範2 准教授
4級 3級 2級脇 2級 1級脇
1級B 1級A 特A


先生の講評と代表作

資格 花材 いけ方 花器

初等科
晒し柳巻きつる3、ばら2 たてるかたち
(基 本)
エンジェル

受講者はありませんでした



本 科
グラジオラス2、ひまわり2 たてるかたち
(応 用)
半 円

グラジオラスは花の位置によって主枝を選ぶとよい。先端の曲がりが強い場合は矯め、葉を上手に見せる。ひまわり2本はバランスよくいける。


上杉 栞 さんの作品

師範1
ひまわり3、トルコ桔梗2
アスパラガスミリオクラダス少々
ならぶかたち

新様式花器


ひまわりは同じ方向ばかりで挿すのではなく、斜めに見せるなどの工夫をする。トルコ桔梗は、ひまわりに対して花の色を見ながらバランスをとる。


伊藤 真琴 さんの作品

師範2
晒し柳巻きつる3、ガーベラ3
レザーファン2 
ひらくかたち

プリンセス


柳巻きつるは、ピンをつけたままでも、外してカタチを作りながら使ってもよい。客枝のガーベラを中心でしめて、レザーファンで左右のバランスをとる。


佐々木 由紀子 さんの作品

准 教
グラジオラス3、ばら2   瓶 花(直立型)

基本花器


主枝の花はやや前傾させると座りがよい。グラジオラスは葉を上手に活かしながら挿すこと。ばら2本は葉の整理をしながら調子をとる。



中越 勇騎 さんの作品

4 級
谷渡り(葉)8、中菊3 色彩様式

丸水盤


谷渡りは、中心の子株2枚をやや前傾させると株全体が綺麗に見える。株の前は水が見えないように注意すること。



代表作品はありません

3 級
万作、中菊3    観水型

丸水盤


副枝は、万作の先端を使うより途中の枝を使うと納まりやすい。全体的に葉を省略するくらいがよい。客枝脇の短い菊はやや後ろから挿すのがよい。



代表作品はありません

2級脇
カラー2、グロリオサ1 花 舞

新様式花器


カラーの線の美しさに対し、グロリオサをどう立体的に見せるのか。グロリオサは、必ずしも開花した花を使わなくてもよい。



古川 豊夏 さんの作品 

2 級
晒し柳巻きつる3
グラジオラス(赤)2
自由表現

まどか


柳巻きつるの線の動き対し、グラジオラスの葉の動きをどう合わせるのかがポイント。器の中にどれくらい水を入れるのかも考えてまとめるとよい。



代表作品はありません

1級脇
夏はぜ、竜胆2、鳴子百合3 写景盛花
自然本位

丸水盤


前方盛り上がりの後方奥に引くことで、ふところが広くなり、景色の一場面をつくりやすくなる。鳴子百合は長短をつけ、竜胆は場面に合う寸法に挿す。



原野 アツ子 さんの作品

1級B
枇杷、ばら3 文人調

あすか


枇杷は枝ぶりの面白さを見つけ出して挿す。添える枝はやや短くするなど構成も大事。ここぞというところへばら1輪を決めること。



松本 豊洋 さんの作品

1級A
万作、竜胆2、小菊2、矢羽薄2
山しだ3
写景盛花
自然本位

丸水盤


万作は途中の枝も使うとよい。前方から後方までしっかりと間をとる。山しだは段階的に使うとよい。薄は水際になびくようにいけると爽やかになる。



 






福永光翠 さんの作品

特A
夏はぜ、竜胆3、矢羽薄3 瓶 花

基本花器


夏はぜは、葉の茂みのあるところや無いところなど、葉や枝の整理をしながらいける。薄は爽やかに風が抜けるようにさらっといける方がよい。



 
東 豊奠 さんの作品





































藤川 豊由 さんの作品





 

 

研究会レポート目次へ

 

トップページへ