広島市役所・区役所にいける
 ・・・「花いっぱいプロジェクト」・・・
  農林水産省補助事業


 新型コロナウイルスの影響で、生産者さんたちが丹精込めて育て上げた美しい花たちが今行き場を失っています。 
 市場に集められた花は数えきれないほどで、お寺や教会へ寄贈したりと無駄にしない努力がされています。
 そんな中、農林水産省補助事業の「花いっぱいプロジェクト」が立ち上がり、花きの消費拡大を図るためということで
「広島市役所や区役所に花を飾ろう!」と、小原流広島支部にもご依頼いただけました。
 6/22(月)~26(金)の5日間ではありましたが、普段とは違った役所が華やかな雰囲気となりました。




      小林支部長 

 かすみ草と赤いバラをふんだんに使っておられ、 
 晒しミツマタやモンステラとの対比がとても
 爽やかで品よくいけておられました。
 さすがです!
 
 

     花には、心を癒す、季節感を醸す、
   部屋が華やぐ、心が豊かになるなど様々な
   魅力や効果があります。
   役所へ訪れた方に、少しでも癒されていただけたなら
   幸いです。
   



この時期ならではの楓の色が心地よく、濃いドラセナとの相性が
鉄砲百合を引き立てておりました。
バックの壁に対し計算されておりました。
 
 →
 硬い蕾の鉄砲百合が
    華やかなバラの横にどっさりとあり、
    「私たちも使って欲しいの・・・」
 と訴えかけてくるので
 百合をメインにいけることに
 されたとのことです。

百合だけで30本は入っているとか・・・
背景の景色との融合で
印象に残る作品となりました。
   ↑
いつもだと中々使えない胡蝶蘭ですが、
箱の中にたっぷりあり、是非とも使いたい
ということで、ピンクのバラと
合わせられたようです。
バラだけでも20本位使用されており、
いけばな冥利に尽きる
しあわせなひと時でした。
   ←
胡蝶蘭とムベを合わせてひらくかたちをいけて
おられました。
どの空間にでも対応する「ひらくかたち」は
小原流を代表する花型です。
オレンジのバラが作品を締めておりました。

   
 
     
 

作品の中央で、全体を引き締める胡蝶蘭が
凛と立っておりました。
全体に広がる色とりどりのバラが楽しく
会場を明るくしておりました。
      
 
 →
色とりどりのカーネーションを
ふんだんに使っておられました。
普段の花展ではこんな沢山の
カーネーションを使うことは
無いので、とても贅沢な気分で
幸せだったとのことです。
   
マスクでの参加も想い出の一つとなりました。



コロナは私たちに何を語りかけているのでしょう・・・
どんな辛い時代であろうと、いけばなに携わっている私たちは
お花や今あることに感謝をし、花のように凛と生きていきます。