個 展
開催期間: 2016年2月9日~3月8日 場 所: 広島銀行本店 1階ロビー 後 援: 一般財団法人 小原流広島支部 作 者: 小原流広島支部幹部役員 木村良苑 |
「つまようじ」だなんて・・・ いったい誰が 想像できるのでしょう・・・ もはやそれは生き物としか いいようがありません |
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木村 良子(良苑) ryoko kimura 1982年 小原流入門 1999年 いけばなキャラバンinみろくの里 野外公募展出展 無題 2003年 第8回公募ひろしまの美術立体の部に出展 「誕星前夜(たんじょうぜんや)」 1995年より マイ・イケバナに毎年出展 2008年、2009年、2010年、2011年、2013年、2014年、2015年マイイケにて各賞受賞 ※HM氏賞:美術評論家 南嶌 宏氏による賞 ※AK氏賞:造形作家・いけばな作家 古作厚子氏による賞 ※家元賞:小原流五世家元 小原宏貴氏による賞 ※特別賞:小原流五世家元 小原宏貴氏、女子美術大学教授 南嶌 宏氏、神奈川県立近代美術館館長 水沢 勉氏 |
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マイ・イケバナとは
小原流四世家元 小原夏樹先生が1979年から始められた流内公募展です。
毎回全国から100余名が参加して造形いけばなを展示し、家元をはじめ美術評論家や
美術専門家による審査で各賞が選出されます。
「そのさきの生命」に込められた思いとは・・・ ツマヨウジの先端は、点であり、線・面・立体、 |
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南嶌先生に捧げる・・・
2015年 『蜒 en-2015』 |
■2015年作品は、高さ145cmあります。 |
2015年 『蜒 en-2015』 |
『 羽化 emergence』 内部からエネルギーを得て、 一気に羽根に伸ばす羽化を表現された ということ。 変化を恐れず、 次なるステージにとびたとう・・・ という思いが込められているそうです。
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マイ・イケバナの作品たちは、 |
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家元参考作品 作品タイトル「蛟(kuo)」はみずち(竜になる成長の過程 の幼齢期の幼生)の意味で「蛟龍得雲雨」(コウリョウ ウンウ ヲ ウ)=みずちや竜が雲雨を得て天に上る。 素材: ツマヨウジ(約4万本)、紙粘土、 アクリルラッカー、木材ほか |
2014年 『蛟(kou)』 |
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南嶌宏先生によるHM氏賞 → 古作厚子先生よにるAK氏賞 作品のタイトル「誕星」は、宙のイキモノ。 別の星のイキモノたちが生まれる瞬間。 うごめきとエネルギーを表現しました。 素材: ツマヨウジ、プラスチック段ボール、 紙粘土、アクリルラッカーほか
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2009年 『誕星(たんじょう)』 |
■2010年作品は2009年のツマヨウジ1本そのままの長さを使ったものとは 異なり、ツマヨウジの長さ1本1本変化をつけてカットして挿して、より一層うねりが表現できるようにしました。内部に緑青の錆スプレー裏側に鉄錆スプレーなどで変化をつけています。また、ちょっと動物的なフォルムで、一歩前へ、と踏み出す前足と尻尾がお気に入りです。 |
2010年 『蜒 en』 |
←南嶌宏先生、古作厚子先生によるAK氏賞 |
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Q.個展をされるきっかけは?
マイ・イケバナ2015で3人の審査員による特別賞をいただきました。その際、 Q.モチーフはどのように決めますか? 前回の講評をふまえて、モチーフを決めたりしますか? 毎回マイイケ会場で、審査員の南嶌先生に作品への感想と、つぎはどう Q.素材の変遷がありますが、どのように選択するのですか? マイ・イケバナ2008でHM氏賞・AK氏賞を頂いたのが初の受賞でしたが、その時の素材は Q.「マイイケ」の魅力と、普通のいけばなとの相違・共通点 はありますか?
「いけばな」は、花材自らの持つ魅力をひき出し、構成する作品だと理解しているのですが、 |
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感謝を込めて・・・
銀行営業日・営業時間中のみの開場のため、 本個展は、昨夏南嶌先生から頂いた宿題だったので、 |
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【編集後記】
木村良苑という人はどんな人なのでしょう・・・
どんな小さなことにでも情熱を持たれ、完全燃焼しつづけている人です。
いつの時も常に相手を意識され、どうすればスムースに流れるのか・・・が考えられ、行動できる人です。
とかく人は自分自身が一番大事なものです。
ですが、良苑さんはいつも相手を気遣い、その人のために2歩も3歩も先をゆき
当たり前のこととして、ジャストタイミングで手を差し伸べる人です。
その陰には、決してマネのできない時間の費やし方があるに違いありません。
彼女の作品にもそれが出ているのではないでしょうか。
時間への拘り・・・
彼女にしか成し遂げることのできない想いの強さが、どの作品にも魂として吹き込まれています。
ゴールドのカタチ
これまで生み出された作品があったからこそ生まれたきた作品ですね。
究極の作品ですね。
温かみが感じられ、思わず涙が込み上げてきました。
y.kumamoto