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　　オルタナティブの祭典「トカチェフの日」も遂に三回目。

　今回初めて出演するアーティストも多くて華やかな感じもありましたが、相変わらずの濃厚っぷり。全てがクライマックス。異形の満貫全席。全てが大トロ。

　最近、世間では真夏の陽光の下、ロックフェスなどが盛んに行われていますが、皆あんなに健康的じゃないはず。本当はジメジメして薄暗い地下室とか、入ってみたいはず。全ての情報を遮断した中で読書とかしてみたいはず。絶対、一度は白塗りで踊る人とか見てみたいはず。お日様に背いて、絶対観てはいけない映像とか、ライブとか、体験してみたいはず！

　そんな訳で、第三回トカチェフの日、ろみちゃんや空間実験こがねむしが客席をかき回したり、d.v.dが未来の音楽を提示して、客席を虜にしたりする中でobs登場。

　VJガトツの映像をバックに孤高のobsワールドを構築。今回は、映像と音が同期してて、バンドの演奏に合わせて映像が動いたり、ますます世界観を高める演出。メンバーが代わっても維持し続ける、独特の冷たいステージ。流石です。

　不思議な感じのする曲ばかりのセットリストの中、最後に17分に及ぶ「the day after」で締め。アラッキー最後の演奏でした。

　前回はオオツキさん、今度はアラッキー。この曲をやる時は誰かが辞めるジンクスが出来つつあるような...。