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【COCK ROACH 赤き生命欲tour】

with COCK ROACH
REDRUM
COCKER SPANIEL
FANTASIA
Army Foot Step

1. J.P.Gobbels (1945-  )  2. Scratch TV  3. LYCAON  4. t.7yh quark  5. cess pool  6. A Dumb b  7. g.b.R.L.T.r

・すばらしいイベントでした。何といっても、COCK ROACHとobsが凄かった!もうobsは、「インダストリアル」なんてジャンルの枠には収まりきらないバンドですね。それでもあえて分類するなら、ROVOを指して言われる、「人力トランス/ドラムンベース」という言葉がもっとも妥当でしょうか。しかし、obsは踊れるバンドではないので、それもやはり違う気が。別に踊れないのが良いとか悪いとか言うのではなく。
 COCK ROACHが蟻地獄のように、観客を自分たちの宗教がかった空間の中に引き込んでゆく音なら、obsは反対に、いつになく攻撃的なサウンドで、観客に向かって襲いかかってゆくような音でした。白眉だったのは、ミワちゃんのボーカルとステージパフォーマンス。自信に満ちたふるまいで堂々とこなす姿は、明らかに今までのステージとは違って、一つ抜けた感じでした。また、井上さんのメタルパーカッションの音が今回は今までになくクリアーで、ウーさんのドラムと併せ、無勝手流で無国籍な独特のグルーヴをつくってゆくのがはっきりと分かりました。すばらしかったです。ちなみに、井上さんは、まず間違いなく、わざとミワちゃんを狙う角度にグラインダーを向けていたように見えました。しかし、ノートパソコンに火花を浴びせるのはリスクが高く、ユーノさんに火花を浴びせるのは後が恐く、といったことを考えるとやむをえないことですね。ぼくでも同じ角度に向けると思います。がんばれ、ミワちゃん!たけし軍団か大川興業への入団を目指して。

・初めてノン・トラブルのステージが見れました。凄く良かったです。2曲目のは、いや3曲目だったかな。初めて聴きましたが気に入りました。今日はオオツキさんの前で見てたんですが、オオツキさんの静止した状態でリズム取ってる姿が渋かったです。
・井上さんの入れ方は想像していたのとかなり隔たりがあり、驚きましたが(メタルではなくドラムセットを組んでやるんだと思っていました)、さすが安定感と危うい鋭さが適度に出ていて、うまいなあと思いました。火花も復活しましたね。ボーカルの人は前回よりさらに堂々としていて素敵でした。
・久しぶりにリズム隊中心に聴かせて頂きました。なかなかスゴイエネルギーを発していたと思います。

 COCK ROACH、REDRUMと言う、凄まじい世界観を持つ二大バンドを迎え撃ち、しかもobsがトリ。嫌が追うにもメンバーの士気高まるイベントです。

 それにしても、今回は今までに無いほど濃い面子、独特の世界観を持つバンドばかり。かなり凄かった。その中、夜10時半を過ぎてobs登場。満を持して。いつになく、なかなか満足のいくパフォーマンスでした。

 イベントも良い、演奏も良いと気持ちのいいライブでした。

 Licht Lab.のリメイク、Scratch TVを初披露。火花(写真無し。残念)も約1年ぶりに復活。