一般的に「ほのぼのとした、癒し系のロックバンド」と思われているスピッツだけど、
ライブを一回でも見たら、その意見は間違いだ分かると思う。
熱狂する観客と激しい音のせめぎあう、濃い空間を作り出す「ライブバンド」だと改めて思った。
最初に青白いライトが幻想的に舞台を照らす中、どうどうと登場した彼らは、
自信に満ち溢れ、最高に男らしかった。
去年のアルバム「三日月ロック」からのナンバーを中心に、約2時間、夢のような時間を過ごさせてくれた。
マサムネの声は、年をとるとともに色気を増している。
少年のような高い声はもう出さないけれど、酸いも甘いも経験したような、大人の色気を漂わせていた。
こわもての外見からは想像できないような、実はシャイで優しいギターのてっちゃんも、
普段のまじめなリーダーぶりからは遠い、ぶっ飛んで壊れたベースを見せるタムラッチも
包容力のある大人の男ドラマーサキちゃんも、みんなみんな、ものすごくかっこよかった。
あんまり飛び跳ねすぎて、後半では横っ腹が痛くなっちゃって・・・(^_^;)

スピッツのライブは、いつも私を幸せにしてくれる。
「みんなのことをすごく愛しく思う」と恥ずかしそうに言ったマサムネだけど、
そのマサムネがみんなをどれだけ幸せにしてるか、彼は知らないだろうな。
とにかく、聴く人を魔法にかけたような、ステキなライブだった。
ライブに行けて良かった!スピッツを好きでよかった。

スピッツ
「JUMBOREE TOUR 双六2002−2003」
2003年4月26日(土)東京・赤坂ブリッツ
■らいぶ♪レポート by・ほりちゃん■


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