第15話 ちんちん引っ張り機
数時間前
クレーター研究所。
キムチがいる。
ニコニコしてる。
子分達が、必死に戦っている最中だとゆうのに。
いったい何をしているのだろうか。
覗いて見てみよう。

「どうも。センパイ。」
「よう。キムの字。」
そう言ってキムチを迎えたのは、白衣の科学者。
只者じゃなさそうな雰囲気。
顔は結構キレイ。
髪は灰色。
年は20才ぐらいだろうか。
「キムの字。最近、女子の間で話題になってるぞぉ〜??」
「そんなぁ。大したことないですよ。」
「とか言って、そっちのガールは誰なんだぁ??」
「コイツっすか?コイツはボディガードっす。最近物騒ですからね。ひひっ。」
ボディーガード。
へんなツナギの服を着ている。
強化人間だろうか。
強そうだ。
見た目は結構かわいい。
こんなボディーガードが付くなんて、キムチも出世したものだ。
「ところで先輩。」
キムチは本題に入るらしい。

「どうっすか?アレのほうは」
「ふっふ。出来てるぞ〜」
「さっすが早いっすっね!!」
「よかったッすね!隊長。」
そう言って、にっこりするのはボディーガード。
性格も良さそうだ。
「これでブルーサファイアも、粉々っす!」
けど、物騒なことを言ってる。
キムチは、そんなボディーガードを完全無視して、
「これが、そのブツっすか?」

ブツの前には、ヘンなイキモノがキョロキョロやってる。
オーバーアクションタポだ。
頭は悪いが、指令は忠実に行うことが出来るタポ。
どうやら今は、新開発のブツを見張っているらしい。
常にキョロキョロして、必死に守っている様子。
しかしキムチは、
「思ったよりも小さいんですね。」
オーバーアクションタポのことは気にもかけてない。
こんなに一生懸命見張っているのに。
キムチのボディーガードもそうだが、この手の戦闘員は誰からも相手にされないらしい。
強化人間の悲しいところだ。
キムチは続ける。
「けど重そうっすね...」
「B級男子2人いれば、持ち運びできるぞ。威力は今ままでの2倍だけどな。」
「す、すげ−。さすがセンパイ。」
「ううっ!!う〜!!!」
研究所の片隅から半泣きの声。

檻に閉じ込められている。
騎士だろうか。
「センパイ。あいつら何ですか?」
「ああアレは...ほら。アレだよ。アレ。」
「え?なんでしたっけ?」
「ほら。え〜と....」
センパイは度忘れしてるらしい。
そこで、ボディーガードが
「ジャスティスVっすよ。隊長。」
しかし、キムチはボディーガードを振り向きもせず
「センパイ。ジャスティスVっすよ。ジャスティスV」
「ああ。そうそう。ジャスティスV。キムの字の子分がひっ捕まえて来たんじゃなかったっけ?」
「そうだ。思い出した。ジャスティスレッドを泣かせるために、ついでに捕まえておいたんだっ!」
「もう2日もおきっぱなしだぞ?」
「す、すんません。今朝からブルーサファイアのことで頭がイッパイだったんで...」
「ところで、キムの字。ブルーサファイアはどうすんだ?」
「一応、生け捕りのハズなんすけど...かなり苦戦してるんすよね...」
「だろ?ウチの重戦鬼、貸してやっか?ブースター付けてるから、パワー出るよ〜」
「え?いいんすか?」
「その代わりさぁ。ブルーサファイア生け捕りに出来たら、ココに連れてきてくんない?」
「え?いいっすけど。なんかあるんすか?」
「ひっひっ。モニター見てみ。」

「あ。辺境反乱軍のリーダーじゃないっすか。こいつ捕まったんすよね〜。」
「ひっひ。目の前にいるじゃん。」
「え??」
「ほれ。そこの素っ裸だよ」
「ええぇ〜!!!」

「ス、スゴイじゃないっすか!」
「ひひっ。これが私の作った『チンチン引っ張り機 亀号』なんだ」
「すげ〜!あの小生意気な反乱軍のリーダーがヒイヒイ泣いてるよっ!!」
「騎士っていってもオチンチンはあるからな。急所のオチンチンを引っ張り出されれば、どんな騎士だってヒイヒイ言うしな無いってわけ」
「すごいっす。どんな仕組みなんすか?」
「ふっふ。この亀号の一番恐ろしいところは、真空でオチンチンを引っ張り出すところなんだ。」
「し、真空?」
「真空だから、服の上からでも、自動的にチンチンを探知して、ムリヤリ引っ張り出すことができるんだぞ。」
「マ、マジっすか?」
「コイツも、最初は暴れて大変だったんだ。」
「そりゃそうっすよ。こいつ、手に負えない騎士だったんすから。」
「実際、ウチの部員が、チンチンをつまみ出そうとしたけど、暴れてダメだったんだよ」
「たとえ器械で捕まえても、暴れる騎士のオチンチンを引っ張り出すのは、ほとんど不可能っすよね!」
「けど、この亀号の真空パワーを使えば、カンタンなんだ」
「ホ、ホントっすか?」
「チュルンッて感じで、カンタンに吸出せるぞ。騎士のチンチン」
「す、すごいっす!!」
「チンチンさえ引っ張りだせれば、あとはカンタン。タズナを握ったようなモノだから。」
「ヒイヒイ泣いてますものね!」
「もっと泣かしてみる?」
「え?出来るんすか?」
「カンタンカンタン。」
センパイはそう言うと、オペレータの緑ジャージに合図を送る。

オペレータは言われた通りに操作ボタンを押す。
すると、
「ひっ!ひぃぃぃぃっ!!!」
反乱軍のリーダーがひときわ高い声を上げた。
「引っ張り率を12%に上げたんだ。コイツはこの程度の引っ張りが限界みたいね。」
「うわー。泣いてる!泣いてる!!近くで見ていいっすか??」
「いいよ。キムの字も恨みあるんだろ?」
「そりゃもう!なんせ、1年前に泣かされたことありますから。」
「じゃあ、じっくり見てあげなよ。吸い上げられたオチンチンをみれば、気分もスッキリするだろ?」
「きゃは!!」
キムチはスキップ踏んでチンチンの前へ。
ボディーガードも続く。
どんな安全な場所でも、片時も離れないらしい。
ハイレベルな教育を受けたボディーガードらしい。
「どうっすか?隊長。」
「ひひっ!!見てみろ!!」
キムチは上機嫌。
「コイツ、すっかりカタナシだよっ!!」
ヒイヒイ泣いてる反乱軍リーダーの顔を、ニコニコ顔で覗き込むキムチ。
「おい!!目を開けろよっ!!コラ!」
鬼の首をとった顔で、命令するキムチ。
しかし、反乱軍のリーダーは。
「ひっ...ひぃぃぃっ.....」
泣くばかり。
しかし、そんなことで許すキムチではない。
「目をあけろよっ!!もっとチンチン引っ張り出されたいのかっ!!!」
その言葉にアワレに反応する、反乱軍のリーダー。
よほど、チンチン引っ張りが堪えているようす。
他の言葉は、耳に入らなくても、「チンチン引っ張り」だけには鋭く反応するのだ。
「ひっ...ひぃぃぃぃ....」
泣きながら目をあける反乱軍リーダー。
目の前にはキムチの顔。
数センチと離れていない。
「う、ううっ...キ、キムチ...?」
どうやら、良く知ってるらしい。
1年前。
反乱軍は、キムチ率いるB級男子軍団と激突していたのだ。
そして、反乱軍が勝利した。
圧勝だった。
反乱軍はキムチを生け捕りにして、オシオキ。
「我々反乱軍は、貴様ら学園騎士には従わない!憶えておけっ!!」
そのときの反乱軍リーダーは格好良かった。
キムチは泣きながら命乞い。
軍団を解散。
ようやく許してもらえたのだった。
それが今。
立場は逆転。
それどころか、かたやキムチはB級男子の総大将。
かたや、反乱軍のリーダーはチンチン引っ張り出されてヒイヒイ泣いている。
「キャハ!!」
キムチはB級笑いを浮かべて、
「おひさしぶりっすね。反乱軍のリーダーさまっ♪」
「うっ...ううぅ....キ、キサマ....」
化学部員の前では赤っ恥をかき切って、カタナシになってた反乱軍リーダー。
しかし、キムチの前では別。
キムチの前では、醜態をさらしきっていないから。
だから強気。
「か、勝ったような顔をするな....キ、キサマに負けたわけじゃないっ....」
「きゃは!!!チンチン丸出しにしといて、よく言うよっ!!」
「くっ....うぅ....」
言葉もない反乱軍リーダー。
一度屈伏済みなので、これ以上は格好つけられないらしい。
そこに、キムチが追い討ち。
「センパイっ。もう少し引っ張ってあげてくださ〜い。」
その言葉に、真っ青になる反乱軍リーダー。
キムチは続ける。
「センパイ。あと、5ミリぐらいは引っ張ってもイイんじゃないっすか?」
「うーん。どうかな?やってみる?」
「い、いやっ!!!」
叫ぶリーダー。
「こ、これ以上....これ以上はっ...!!!」
「きひっ。」
勝ち誇るキムチ。
「それじゃ、あと1ミリだけいっとく? 1ミリだけ♪」
「ま、まって...」
「ん?なに?」
「ま、待ってっ...も、もう限界なのっ!!」
「え?何が?」
「う、うぅぅぅっ....」
キムチの前で恥ずかしいセリフがいえないリーダー。
無理も無い。お互い軍団長として、対決した好敵手同士なのだ。
しかも、一度はキムチに勝利している。
「ま、待ってくれ....キ、キムチっ!!」
「センパ〜イ!お願いしまぁ〜す!」
「ま、待ってっ!!!」
遅かった。
ウィーン。
亀号はワイヤーを巻き上げる。
ほんの1ミリほど。
しかし、効果はテキメン。
「ヒっ!!!ひぃぃぃぃ!!!!」
よだれ飛ばして泣き叫ぶ反乱軍のリーダー。
元々ピンピンに引っ張り上げられていたオチンチン。
それを1ミリとは言え、さらに引きずり上げられたのだ。
たまらない。
そのオチンチンを覗き込むキムチ。
憎き反乱軍リーダーのオチンチン。
根元まですっかり晒し上げられていた。

「ひひ。これが反乱軍リーダーのオチンチンかぁ。なかなかオモムキがあるね」
そういって、ワイヤーを
ピン。
と指で弾く。
それが、反乱軍リーダーの最後の防波堤を結界させたらしい。
「くひぃぃぃぃっ〜!!!!」
キムチの目の前で大声で泣き叫ぶ。
「ゆ、ゆるじでっ....キ、キムチさんっ!!ゆ、ゆるじでぇぇぇぇっ!!!!」
キムチはその前で静かにたたずむ。
反乱軍リーダーの命乞いを、しっとりと楽しんでいる様子。
「キ、キムチさんっ!!お、お願いですっ!!!菜津絵のオチンチンを緩めてくださいぃぃぃぃっ!!!!」
思わず、禁句の本名まで晒してしまう反乱軍リーダ。
これで、反乱軍リーダーの家族は全員捕らえられてしまうに違いない。
キムチと、センパイは、ティータイムに入っていた。
「いやー。スゴイ威力っすね!チンチン引っ張り亀号は!」
「だろ?けど、まだ上級騎士には試してないんだよな。」
「それで、ブルーサファイアなワケなんすね?」
「ほら。上級騎士の場合、カンタンには裸に出来ないだろ?」
「なるほど。それで服の上からでもチンチンが引っ張れる仕組みになってるんすね?」
「ブルーサファイアの戦闘服はマントルで出来てるからな。うまくいくかどうかは解からないけどな。」
「ところで、亀号の耐久力は大丈夫なんすか?」
「ああ。耐久力は問題ないよ。たとえ赤タポでも、壊すことは出来ないからな」
「じゃあ、ブルーサファイアも、とっ捕まえることさえ出来れば安心なワケっすね?」
「まあな。降参すっかどうかは解からんけど、逃げることは出来ないよ。」
「ええ?降参させられないっすかぁ??」
「ふっふ。まぁ降参しないなら、降参するまでイジメてやればいいだけのことだけどな。」
「きゃは!センパイのそのセリフ大好きっす!」
「ま、イザとなったら、チンチンがイライラするクスリを使ってもいいしな。」
「つまり、捕まえちゃえば、どうとでもなるってことっすね??」
「まあな。それにしても、ブルーサファイアのオチンチンって考えると、キンチョーするよなぁ?」
「ちょっと想像できないっすよね。」
「とはいっても、やっぱ女子だからな。チンチンはあるだろうし、引っ張り出せば、ヒイヒイなくさね」
「泣くっすかねぇ?」
「泣く泣く。亀号にチンチン引っ張り出されちゃ、泣くしかないよ」
「そうっすかねぇ??」
「まぁカンタンには泣かないだろうけどな。素っ裸にして、オチンチンを根元まで引きずり出せば泣くね。」
「じゃあ、何センチ引っ張ると泣くか賭けません?」
「まぁ。4センチだな。」
「え?なんでっすか?」
「4センチも引っ張り上げると、チンチンを突き出すようなポーズになるんだよ。そうすっとお尻の穴まで丸出しになるからな」
「きゃは!ブルーサファイアのお尻の穴??」
「いくら、正義のヒーローでも、チンチンとお尻の穴を曝け出せば泣くしかないだろ?」
「きゃは!!」
「前から、ブルーサファイアの正義面が嫌いだったんだ。ウンチとオシッコださせて、命乞いさせてやるよ。」
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「センパイ。ブルーサファイアの写真っす」
「この正義面を、クシャクシャの泣き顔に変えてやる」 「けど、カッコイイっすよね〜。スタイル抜群だし」 「素っ裸にヒン剥けば大差はないって。お尻の穴をパクパクさせてやるよ」 「きゃはっ。センパイ下品〜」 「けど、見たいだろ?」 「み、みたいっす〜」 「ブルーサファイアにお尻の穴で『ゴメンナサイ』って言わせてやるよ」 「きゃはっ!!尻穴腹話術っすね??」 「見たいだろ?」 「ボク、ブルーサファイアの、オチンチン入れる穴で言わせてやりたいっす」 「いいよ。オチツで「ゴメンナサイ」言わせて見せるよ。」 「いや〜。けど、ブルーサファイアって死んでもそんなことしないんじゃないっすかぁ??」 「それをさせるんだよ。」 「きゃはっ」 「みんなの見てる前でブルーサファイアのチンチンをおっ立てさせてさせてやる」 「女子の証拠汁を出させるんすね???センパイって相変わらず恐いっすね〜!!」 「正義気取りの化けの皮をはいでやる。くひっ。」
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「重戦鬼も、リムーバも貸してあげるから、頑張れよな。」
「ガンバルっす。ボクもブルーサファイアのチンチン見たいから。」
「その意気。その意気。ところで、出撃まで時間あるんだろ?」
「はい。夜までは。それまで反乱軍のリーダーで遊んでていいっすか?」
「それより、私の部屋に来なよ。先週やったジャスティスレッドのオシオキビデオが出来たんだ。」
「え?もう編集したんすか?早いなぁ〜。センパイは!!」
「ブルーサファイアを退治っするまえに、見て行きなよ。元気が出て、自信がつくぞ。」
「嬉しいっす。アレみると、B級男子でも騎士に勝てるって気になるんすよね!」
「とにかく頑張れよ。ブルーサファイアに勝てば、キムの字も騎士権がもらえるかもしれないぞ。」
「ガ、ガンバルっす。」
つづく。
次回いよいよ最終決戦。