遺体解剖実習における遺体標本作製の工夫

聖麗メモリアル病院
     原田 洋一、 岡部 慎一、 鎌田 健一

現在各地で解剖実習が開催されるようになり、頭蓋底外科に必用な解剖について、理解を深める機会が増えている。遺体解剖実習については、各実習コースにおいて様々なプログラムがあり、実習の進め方においての規則はないが、説明のみで側頭骨をはじめとする頭蓋底解剖の構造物を、立体的に把握することは当初困難である。見本となるべき遺体標本をあらかじめ作成し、その構造物を視覚的に捉えながら実習を行うことは、解剖の理解を深め、実習参加者にとって有益なことだと考える。今回、側頭骨の標本作製を例にとり、その作製の手順、工夫を供覧する。

以上演者抄録

発表内容追加(文責:岩田):
構造物が理解しやすいように側頭線、錐体骨上縁を残した標本を見本として作製した。

質疑応答
コメント:理解しやすいビデオに感謝します。今後の色々な標本のビデオ作製に期待します。

堀 智勝 教授 コメント:
非常に教育的ビデオにて興味深い。
現在経錐体骨法は流行ではあるが、それにも限界がありPetroclival meningiomaに関しては
私自身はRetromastoid Approachにて何処までやれるか検討中である。
福島先生によれば脳神経のCanal openingでNerveをfreeにしながらOpeを進めるのがよいとのことで、
今回のビデオは非常に参考になった。

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