IC ophthalmic giant aneurysmにtrap & long vein graftとした1例

日本医科大学高度救命センター
     桑本健太郎、佐藤秀貴、横田 裕行、志賀 尚子
東京女子医科大学 脳神経センター
     岡田 芳和、川島 明次
 
49歳、女性。自宅で卒倒し現場で意識JCS100。当院搬入時、E4V5M6まで改善。
CTにてSAHを認めた。WFNS 1、H&H 2のくも膜下出血で、angioにてLt IC ophの巨大動脈瘤を認めた。
Baloon occlusionにてstump pressureは35mmHgと低値でありtrap&bypassとすることとした。
Saphenous veinをgraftとしECAとM2にbypassとしてからIC trap としdome clippingとした。
術後経過良好にて第20病日独歩自宅退院となった。以上、videoにて供覧する。



以上演者抄録


質疑応答
Q:Vein graftを前提に計画立てられていたがコイルや頭蓋底外科外科手技を駆使したDirect clippngなどを検討しなかったのか?
A:Broad Neckでコイルは不適であった。結果的にNeck周囲の石灰化でClippingも不可能であったと思われる。

堀 智勝 教授 コメント:
High flow bypassまでの必要性は?STA-MCAのみでもよかったのでは?
原則Neck clippingを第一優先に考えるべきであったと思われる。



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